スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
今回の放送では、妻に避けられていることに悩む男性からのメッセージを紹介。江原が“ことば”を届けました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
妻との関係に悩んでいます。結婚して9年。男の子が一人おり、幸せに暮らしております。けれど最近、夫婦ゲンカが絶えず、疲れてしまいました。原因は、私の自分勝手な行動や配慮のない行動。妻は子どもが生まれてから子育てに奔走し、自分の時間もなく頑張ってくれていました。私はそのことに気付かず、しっかりと仕事をし、少々の家事くらいしか手伝えませんでした。ケンカをしても数日後には仲良くなっていたのですが、昨年の暮れに妻が低音性難聴に。ストレスと疲労が原因だと診断されました。子どもも、もう一人欲しいのですが、ずっと拒否されています。
そんな中、先月、妻がとても不機嫌そうだったのでLINEで原因を聞くと、「車の運転が荒い。スキンシップを取る内容のメールを送らないで。色々ストレスで疲れています」との内容。それ以来、私を避けるようになりました。
私は反省し、関係を改善しようと家事全般を頑張ったりコミュニケーションを取ろうと努力しましたが、妻は子どもと2人で出かけたり、小遣いをくれなかったり、避けるような生活がずっと続いております。妻に感謝し反省して自分を変えようとしていますが、私自身を拒否され認識してくれないような気がして、不信感があります。少し距離を置こうと思っております。私はどうすれば良いでしょうか?
<江原からのメッセージ>
ラジオをお聴きの女性のみなさんは、“こういう人ってウザイ”と思うかもしれない。申し訳ないけれど、奥さんの気持ちがちょっと分かる。“原因は、私の自分勝手な行動や配慮のない行動”と言っているけれど、これは奥さんから言われたことじゃないかな。自分の頭の中の納得で、心では理解できていない。“私はそのことに気が付かず、しっかりと仕事をし、少々の家事くらいしか手伝えませんでした”というのも“私、すごく働いています。だから家事、少ししかできませんでした。そんな私が悪いんですよね”と、嫌味ったらしく聞こえる。お小遣いをくれなかったりするのは、嫌がらせ。でも、嫌がらせをするうちは花。分かって欲しいから。分かって欲しい気持ちもなくなると、嫌がらせもしない。ニッコリ笑って“さようなら”となる。その狭間かな。
“少し距離を置こうと思っております”というのは、奥さんが聞いたら“やっぱりそれが本心だろ! ほら、オマエはそうヤツなんだ”という奥さんの声が聞こえてくるような気がしてならない。“私はどうすれば良いでしょうか”というのも“ほら、やっぱり分かっていない。そんなオマエが嫌なんだよ”というのが心の声ではないでしょうか。家事をしたから、旅行に行ったからではなく、奥さんは“心”なんです。そのアドバイスを踏まえて、もう一度反省をしてみる。『おと語り』を悪者にしてもいい。こう言われたと。それ自体を聞こうとしなかったら、もう終わりかもしれませんね。もう、ウンザリなのかもしれない。そうではなく“そうよ。あなたは心の部分が分からないんでしょ”と言われたら、まだ脈があると思う。行動をすればいいというだけではない。“心”という部分で寄り添うことを勉強していったらいいんじゃないかなと思います。
奥さんも母性本能があって“こういう人にも心を教えてあげよう”と思えているうちはいいが、自分の子どもを持ったら変わる。子どもが大事。今までは、そういうあなたを育みたいという母性が奥さんにあったのかもしれない。そろそろあなたも“自律”しないといけないかな。もう一度トライしてみる。自分だけが可哀想だという自己憐憫になっては良くないなと思います。
●江原啓之 今夜の格言
「夫婦は気付きの鏡です」
「感謝の数を数えて乗り越えます」
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子