スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
9月7日(日)の放送では、リスナーから寄せられた相談に江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
現在50代半ばです。人生、精一杯頑張って生きてきたのに、ことごとく裏目に出て報われず、気が付けば独り身で、無職で貧乏。体は老いが出始め、頼れる人もなく、ただただ虚しい自分がいます。
そんななか、唯一、私を無条件に愛してくれるペットが不治の病になり、この子の命が尽きた後の未来は、真っ暗でしかありません。努力や苦労がずっと実らず、かろうじて手にした、なけなしのお金もペットの愛も、手からすり抜けていきます。どうしたら良いでしょうか。
<江原からの回答>
江原: でも、まだ54歳ですよ? 例えば、(私の友人でフォークシンガーの)イルカさんなんて、「60代からはデザート世代」って呼んでいるんですよ。人生のフルコースを終えたら、最後のデザートはお楽しみ、っていうね。
ですが、相談者さんが仰っていることも分かるけど、だから準備するんじゃないですか? みんな、気が付けばじゃなくて、自分の人生なんだから。独り身が悪いわけじゃないし。ただ、お仕事がなくて貧乏って言うけど、だったら仕事すれば良いじゃない。みんな働いてますよ、一生懸命。働ける身体があるならば、働けば良い。それで、「体は老いが出始めて……」これはしょうがない。
でもね、余談なんだけど、協子さんは本当にお若いじゃないですか。若く見られると損することありません?
奥迫:私はないですね。
江原:例えば、私がオペラの稽古場に行ったときに、最年長だったんですよ! みんな「え?」とか言って、「何歳?」「最年長じゃない!」って言われて。それならそれで、逆に発覚して良かったと思って。労わってもらえるから。
奥迫:若く見られると労わってもらえないですもんね。
江原:そうなの! だから、「そんなのできないの?」って言われるのと、「大変だよね、その歳で」って言われるのは違うから(笑)。時々、そういうほうがいいなと思うことがあるんですよ。最近は、一生懸命老いをアピールするようにしているの。老いをアピールしたほうが優しくしてもらえるから。
奥迫:年齢を公表しておいたほうが良いですね。
江原:良いですね。私は還暦、還暦って言っているんですけど、「そう見えない!」とか言われて。「いやいや、そうなんですよ」と。そうすると、「こんなの覚えられないの?」って言われても、「すみません、還暦なんで」って言えるじゃないですか(笑)。
奥迫:それが、隠れ蓑になるんですね。
江原:そういうふうに楽しんでさ。相談者さんも、全部ネガティブですね。貧乏の何が悪いの? 貧乏は病気じゃない。ちゃんとメールもできているし、ペットもいる。全部が手からすり抜けていくなんてことはないんですよ。自分の使い方が悪い。
世の中の人、懸命に働いていますよ。私もいつもシミュレーションするようにしているんです。交通整理とか警備員さんとか、炎天下の中で私よりも年齢が上じゃないかなって思う方たちもやっているじゃないですか。いや、大変だなって頭が下がるの。ちょっとのことでも「こんなんじゃダメだな、もうちょっとしっかりしなきゃ」と思ったりするし、もし万が一、今仕事を失った時、何しよう? といつも自分でシミュレーションするんですよ。だから、そんなこと言ってないで、ちょっと姿勢を変えて生きてみてください。
江原啓之、奥迫協子
●江原啓之 今夜の格言
「不幸の数を数えるよりも、幸せの数を数えましょう」
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子