スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。今回の放送は、「考え方が違う人への接し方」をテーマに番組をお届けしました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
子どものスポーツチームの副役員をすることになったのですが、一緒にペアを組む方との接し方に悩んでいます。
その方は仕事ができ、なんでもテキパキこなすことができます。私は要領が悪く、その方のようにはいきません。同じようには求められていないのは承知していますが、私にできることはやりたいと思っており、「いろいろやってくれているから、これは私がやるね」という気持ちを伝えています。
先日もそのように伝え、ある仕事をやりました。その後、別の仕事についてのメールをしたところ、私のメールだけ既読になりません。気に触ることをしてしまったのだと思います。しかし、どうすれば良かったのかがわかりません。
その方は、初めから「副役員は2人ではなく1人でいい」と言っていました。しかし、会長の負担を減らすために、最終的に周りの意見で「副を2人に……」という流れで決まりました。子どものために、親同士は絶対、仲良くしなければいけないと思っていますので、どうにか仲良くやっていきたいです。これも修行だと思っていますが、どうするのが正解なのかわかりません。アドバイスをいただきたいです。
◆江原からの“ことば”
これは実に難しいようでいて簡単で、簡単なようで難しい……! 私がよく言っていることですが、「気は遣うものではなく、利かすもの」。相手の方を気遣っていらっしゃるのだとは思うのですが、あなたには申し訳ないけれど、この文章のなかから“自分が良く思われたい”感がすごくあふれ出ている。
物事は、特に仕事に関しては役割も含めて、サッパリがいいんです。どういうことかというと、自分のことを気が利かないタイプで、出来がちょっと悪いと思うのであれば、「私、出来が悪いんです! だから言ってくださいね。そういうことができないんです。ごめんなさい!!」と言ってしまう。それで既読にならないのであれば、「既読にもならないんですね! すみません、役立たずで!!」と言ったほうがいいんです。
多分、この方が既読にしないのは、意地悪のように見えるけれど、はっきり言ってしまいますが……あなたが面倒くさいのだと思う。相手の人はテキパキとなんでもやっているから、いちいち携わられるより、自分でやっちゃったほうが早いと思っているのだと思う。それを、あなたのような人というのは、あまり気付けないんです。
「じゃあ、あなたはこれとこれをやってね」と言うのは、相手にとってはすごく面倒くさいことなんです。この番組を聴いているリスナーの方たちのなかで、そっち側の人たちは「わかる――!!」となっていると思う。
気は、遣うよりも利かすこと。気を遣うのは、自分が良い人だと思われたいから。気を利かすのは、相手を想っているから。大変だと思うけれど乗り越えて欲しいんです。頑張ってくださいね!(鈴の音)!
◆江原啓之 今宵の格言
「相手を変えようとしてはいけません。自分が変わるのです」
「自分自身のフィールドを守りましょう」
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/