プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」
(毎週土曜 7:00~7:25)。2月15日(土)、22日(土)の放送ゲストは、DEENの池森秀一(いけもり・しゅういち)さんです。この記事では、2月22日の模様をお届けします。
池森秀一さん(左)とパーソナリティの丸山茂樹
◆ゴルフ歴8年、ベストスコア79!
丸山:僕に聞きたいことがあるということで。何でも好きなことを聞いてください。
池森:音楽とそば以外のときは、もうゴルフのことばかり考えてます。自分でも認識しているんですけど、好きなものにはすごい攻めちゃう。
丸山:なるほどね。
池森:ゴルフもやるからには“(スコア)70台だ”って。47歳で始めて、「3年で絶対に70台を出す!」と言ってやったんですけど、(達成するまで)5年かかりました。
丸山:でも、出したんですね!
池森:一昨年に79が出ました。
丸山:そのときは、うれしかったでしょう?
池森:はい。それで聞きたいんですけど、いつも安定して70台、打っても80台で上がるにはどうやったらいいですか?
丸山:全体的なバランスなんですけど、まずウイークポイント、自分の欠点を見つける。ゴルフってメンタルが一番左右されるわけですよ。例えば、池が出てきた、OBがある、風が強い、狭いとか視覚からくるもの。こういうメンタルが最初に出てくる。
池森:はい。
丸山:そして、ティーショット、セカンドのアイアンショット、アプローチ、パッティング。この比重、ペンタゴンバランスのどこのバランスが悪いかを知らないといけないんですよ。9割の人がほぼグリーン周りが下手なんですけど、どこが一番ダメなのか、自分のウイークポイントが何なのか。それを補うことによって、スコアはすぐ良くなります。己を知ることによって良くなってくるから、(自分の)ウイークポイントは絶対に知ってなきゃダメ。
池森:なるほど。
丸山:一番自信のないところはどこなんだってことを、自分で言えなきゃダメです。池森さんは、あります?
池森:とりあえず1番(ホール)はパー、悪くてもボギーで入りたいんですよ。そうすると、気持ちが乗るじゃないですか。でも、最初にOBが出ちゃって……そうすると、なかなか(気持ちが)戻れないんですよ。
丸山:ハハハハハ! まあまあデリケートですね(笑)。
池森:というのも、(出だしが良くて)乗ったらゾーンに入る。
丸山:まあね。昔、「朝一のティーショットが、その日の1日を決める」って言うぐらい、最初のティーショットに集中するという世界的なプレーヤーもいました。だから、そこは大事だと思う。じゃあ、そこで何が大事かといえば、例えば、リズムが早くなったり、ちゃんと練習していないで(打ったボールがイメージと異なるところに)行っちゃったり、そういうのもあるじゃないですか。
池森:はい。
丸山:だから、そこはやっぱり自分の何かを確保しないと。1番ホールでティーショットが上手く当たる理由、これを使うこと。自分のなかのコクピットは大事なんですよ。ここに入って整備してもらってから1番ホールに臨むっていう準備運動が。
池森:ですよね。
丸山:だからそれが何なのか。乗ってきたらいけるんだけど、乗ってきてもダメになる理由とかもあるじゃないですか。
池森:全く予期せぬことが起きると……例えば、この前も内藤(雄士)コーチとゴルフやって、俺、前半1オーバーだったんですよ。
丸山:すごい!
池森:で、内藤コーチは3オーバーだったんです。
丸山:内藤コーチは、肩を怪我してから調子悪くなっちゃっていたので、何となく分かる気がします。
池森:でも、その日上がってみたら内藤コーチは74で、俺は80なんですよ。(前半での調子を見て)内藤コーチは「今日、絶対ベルトスコア超えますよ。(後半も)このままのペースでいったら74、75ぐらいで上がれますから」と言って。で、メシ食べて、アウト出たらショートとかであり得ないミスが出ちゃうんですよ。
丸山:そこに対して、そのホールは何でそのミスが出たかっていうことをしっかりと反省するために、“そのホールに立ったときに何が起こったのか”ってことを考えなきゃいけない。例えば、(そのホールを)とりあえず見たら“ちょっとピンの位置がイヤだなぁ”とか、“バンカーに入れたくないな”とかいろいろなことを思ったり、“クラブがちょっと合ってないかな”とか、“風が読めない”とか“スイングが早くなったな”というところに、やっぱり気付いてないと、この先が見えない。
池森:はい。
丸山:プロゴルファーは、悪くても自分で修正していけるんですよ。“ちょっと今日はリズムが早いな”、“じゃあ、ちょっとこういうリズムでやってみよう”とか、“今日は寒くてバックスイングがあんまり入らないから、クラブを長めに持ってやさしく打とうかな”とか。(プレーしながら)なんとなく全部、自分のことを(頭の)どこかで考えてるんです。だから(ラウンド中に)修正していけるんですよ。
池森:あー、なるほど。自分のなかで、原因が分かんないんですよ。リズムが早いとか、何かあるんでしょうけど。
丸山:そこら辺が全く見えないと。
池森:そう。それで、とても短い打ち上げの130(ヤード)とか、そのぐらいしかないところがあって。で、内藤コーチから「今度行ったときには、ティーをちょっと高くしたらどうですか?」って言われたことがあって。で、(そのときのことを思い出して)同じ場面で、短いクラブなんだけどティーを高くしたんですよ。そしたら、バーディー取りました。
丸山:ハハハハハ! 分かりました。ライ(ゴルフボールがある場所の状態)がやさしいほうが自分のイメージ通りに振れるから、若干スイングがアンダーなのかもしれないですね。アイアンショットが。
池森:どういうことですか?
丸山:少しインサイドから入りやすくて、球が捕まりやすい傾向。たぶん、そのときダフった(ゴルフボールを打ち損じて手前の地面を叩いてしまうこと)か、左に引っかけたか、だったんじゃないですか?
池森:そうです、そうです。
丸山:やっぱりね。だから、(ティーを)ちょっと高くしてみたらと。打ち上げだからというのもあって。
池森:引っかけるのも本当に大きく左に“ガシャーン!”って。
丸山:たぶん、一緒に回ったらそういうウイークポイントを見つけられますよ。やっぱり、真剣にやってる人とは一緒にゴルフにして、そういうところを見つけてあげたいですね。
池森:ぜひ! 常に70台で回りたいです!
丸山:欲張りだなー(笑)。
次回3月1日(土)のゲストは、シンガーソングライターのKさんです。
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ
「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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2月22日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)聴取期限 2025年3月2日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹