TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。7月4日(月)のお客様は、早見沙織さんとTK (凛として時雨)さん。ここでは、7月10日(日)に先行配信された早見さんの新曲「Awake」(作詞:早見沙織、作曲・編曲:TK)の制作が始まったときのエピソードを振り返りました。
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(左から)早見沙織さん、TK (凛として時雨)さん
◆早見沙織「最初の打ち合わせのときに…」
早見:(新曲の)「Awake」のデモ音源を最初に聴かせていただいたとき、ピアノで静かに始まるんですけど、(聴き終わったときに)“静寂と衝動”みたいなものをすごく感じました。
TK:デモで最初にお渡しした部分って、わりとそのまま残っているじゃないですか。
早見:そうですよね。
TK:それで、最初の打ち合わせのときに早見さんが「組曲みたいにしたい」って言っていたような気がするんですよ。
早見:言いました(笑)。「長くてもいい」みたいなお話をしました。
TK:なので、組曲にしました(笑)。
早見:(笑)。最初の打ち合わせのときに、たくさんお話をしましたよね?
TK:そうですね。「本当に(凛として時雨を)聴いていただいているんだな」っていうのがひしひし伝わる打ち合わせでした。
早見:(笑)。そのときの打ち合わせでもお話をさせていただいたんですけど、大学時代の通学のときとかに時雨さんの音楽をよく聴いていて、自分の胸のうちにある言葉にできない気持ちとかを、それこそTKさんの歌で昇華していたところがあったんですよね。
それで、一昨年ぐらいから胸の内にある孤独とか痛い感情に光を届けるような音楽活動をできたらいいな、っていう気持ちを軸にして活動しているんですけど。(「Awake」のデモをもらってから)まさに私の心を昇華してもらっていた、あの感覚がずっとあるんですよ(笑)。
TK:(笑)。
早見:そして今回、アニメ「RWBY 氷雪帝国」のエンディング主題歌になっていますが、“心のうちにあるものをリンクさせて昇華させる”みたいな話があったときに“TKさ~ん!”っていう気持ちになりました(笑)。
TK:(笑)。
早見:そういう気持ちがあったので、打ち合わせで長語りをしてしまいました(笑)。
TK:(笑)。通学のときに聴いていた音楽って、けっこう特別なものだったりするじゃないですか。僕もそうなんですけど“おそらく一生聴くんだろうな”みたいな感覚もあったりして。
早見:そうですね。
TK:(その楽曲を)一瞬でも聴くと、聴いていた時代に戻れたりもするじゃないですか。だから今回、(僕たちの楽曲が)そういう特別な音楽になっている早見さんのような方から楽曲依頼が来たので、ものすごくプレッシャーがありました(笑)。
早見:そうだったんですね(笑)。じゃあ私は(無意識に)無言の圧を……(笑)。
TK:“頼んでみたらそうでもなかった”っていう仕上がりになってはいけないと……。
早見:そんなことは絶対にあるわけないですから(笑)。
TK:そういう思いもあって作りました(笑)。
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/