作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00~19:55)。5月28日(日)の放送は「村上RADIO~アカペラで行こう~」をオンエアしました。今回のテーマは「アカペラ」。ビートルズやビーチ・ボーイズ、サザンオールスターズなどによる、さまざまな名曲のアカペラカバーを村上DJの楽しい解説付きで紹介。この記事では、中盤4曲を紹介した内容をお届けします。
村上RADIO~アカペラで行こう~
◆Robbie Nevil「If I Ever Hear You Knocking On My Door」
次は、サザンオールスターズが1992年に発表したアルバム『世に万葉の花が咲くなり』に収録されていた「IF I EVER HEAR YOU KNOCKING ON MY DOOR(君のノックがドアにきこえたら)」をロビー・ネビルがアカペラでカバーしています。素敵な曲です。作曲は桑田佳祐、作詞はトミー・スナイダー。これは昔ながらのストリート・コーナー・ドゥワップ・スタイルを踏襲しています。
◆Voice Boys「It's Not Unusual」
次は、Voice Boys(ボイス・ボーイズ)というグループ、CDも1枚しか出していないみたいだし、インターネットで検索しても情報がほとんど出てこないし、詳しいことはよくわからないんですが、どうやらスウェーデン出身のアカペラ・グループのようです。録音は2000年になっています。トム・ジョーンズの歌でヒットした「It's Not Unusual(よくあることさ)」を歌っていますが、なかなかノリがいいです。このディスクは中古屋さんのバーゲンで安く見つけました。
◆Modern Folk Quartet「Marianne」
この番組ではMFQ(Modern Folk Quartet/モダン・フォーク・カルテット)がなぜかよくかかりますね。とくにひいきにしているというわけでもないんだけどね、なぜか……。
このMFQがモーツァルトの交響曲第29番の第3楽章メヌエットを、アカペラ用にアレンジしました。曲のタイトルは「Marianne」。モーツァルトの音楽ばかりを集めた、とてもユニークなアルバム『Wolfgang』の中の1曲です。ほのぼのとチャーミングなコーラスです。聴いてください。MFQが歌います、「Marianne」。
◆Pentatonix「Feel It Still」
ペンタトニックスは2011年にアメリカで結成された5人組のアカペラ・グループ。ビートボックスがぴしっと効いています。ラップの影響を受けて、ビートボックスという人間楽器が登場してから、アカペラ音楽の概念が一変したような感がありますね。聴いていて、面白くて感心しちゃうんだけど、「おお、ここまでやるか……」みたいなところもあります。曲は「Feel It Still」。
<収録中のつぶやき>
このバンドはメンバーの中に、ビートボクサーといってビートボックス専門の人がいるんです。最初、楽器が入っているのかと思っていたけど、すごいよね、なかなか。
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聴取期限:2023年6月5日(月)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:村上RADIO~アカペラで行こう~
放送日時:5月28日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/