「上質な音楽を、じっくり味わう。」をテーマにTOKYO FMで放送中の生ワイド番組『THE TRAD』(毎週月曜~木曜15:00~16:50/月・火:稲垣吾郎、山本里菜 水・木:ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)、中川絵美里)。パーソナリティが各音楽ジャンルに秀でたマイスターたちとともに、本質的で流行に左右されない、上質な音楽と趣味の話題をお届けする音楽番組です。6月12日(木)の放送では、お笑いトリオ・リンダカラー∞のDENさんが登場。ここでは、Denさんが「声に出して読みたいお気に入りの楽曲」を紹介してくれました。
(左から)中川絵美里、DENさん、ハマ・オカモト
◆ANARCHYの歌詞に衝撃
小学校の同級生だったDenさん、たいこーさんがリンダカラーを結成。ワタナベコメディスクールに24期生として入学し、2017年にデビューします。2022年5月には、Denさんのファンだったりなぴっぴさんが加入し、お笑いトリオ・リンダカラー∞としての活動がスタート。Denさんは、そのカリスマ性と「JOKER」の決め台詞でさまざまなバラエティ番組などで話題を呼んでいます。
中川:Denさんには、今週の番組テーマ「声に出して読みたい名曲」に合わせて選曲していただきました。1曲目はどんな曲を選ばれたのでしょうか?
Den:それじゃあDJいっちゃおうか。“調子乗ってんのは ガキの頃から これは治らへんよ一回殺さな”ANARCHYで「SO WHAT?」。
――ここで「SO WHAT?」(ANARCHY)をオンエア♪
ハマ:“ここがしびれる!”という歌詞のポイントも声に出して読んでいただきましたけれども、選曲理由を伺ってもいいですか?
Den:養成所からデビューしたばかりの頃の僕は、今みたいな金髪にピアスとサングラスをして、ルイ・ヴィトンのバッグ、エルメスのスカーフで通っていたんです。
中川:えぇ!?
ハマ:カッコいいなぁ(笑)。
Den:もうカリスマじゃないですか。だけど、それを先輩方は気に食わないというか“調子に乗ってるな”と思うじゃないですか。
ハマ:周りからよく思われなかったですか?
Den:そうなんですよ。“じゃあ若手芸人っぽくしたほうがいいのかな”と思って、そういうふうに振る舞っていた時期もあって。そんなときに、自分はヒップホップがすごく好きなんですけど、この「SO WHAT?」の“調子乗ってんのは ガキの頃から”という歌詞を読んだときに、“確かに俺はずっと調子に乗ってきたはずだな”と思ったし、“これは治らへんよ一回殺さな”ってちょっと物騒な歌詞ですけど“死ぬまで調子に乗っていいんだ”と思えたんですよね。
ハマ:歌詞が刺さったんですね。
Den:自分を貫いている姿勢がすごく刺さりました。
ハマ:いい理由! ありがとうございます。
◆リスナーから“ダメ出し”!?
中川:続いての選曲をお願いします。
Den:準備はいいかDJ!“未完成すら完成それがおれの感性♪”リンダカラー∞Denで「JOKER」!
――ここで「JOKER」(リンダカラー∞Den)をオンエア♪
ハマ:マジで本格的な楽曲ですね。
Den:UKドリルのような(曲調の)楽曲で、このジャンルの音楽って、どちらかというと悪い人が歌っているイメージがあると思うんですけど、僕は背中を押すリリックにしたかったので“未完成すら完成それがおれの感性”のように、自分なりの思想を入れてみた感じです。
ハマ:リリックしかり、あのBPMのトラックを歌いこなすのって相当好きじゃないと難しいと思いますし、ちゃんとヒップホップが好きなんだなということが伝わりました。
Den:おぉ! センスはいいっぽいですか?
ハマ:センス……いいっぽいです(笑)!
Den:ハマさんにそう言っていただけるとありがたいです。
ハマ:リスナーの皆さんからの反応もリアルタイムで届いていますよ。例えば「ANARCHYが流れるとは思っていなかった」とか。
Den:ありがとうございます。
ハマ:あと「ちゃんとDJがいけるかを確認していて真面目。カリスマなら自分のタイミングでいってほしい」というのも(笑)。
Den:まさかカリスマとしてダメ出しされるとはねぇ。
ハマ:ハハハ(笑)! 優しさがにじみ出ちゃっているのもバレちゃってます。
Den:余計なところに気付くんじゃないよ(苦笑)。
<番組概要>
番組名:THE TRAD
放送日時:月~木 15:00~16:50
パーソナリティ:月・火:稲垣吾郎、山本里菜 水・木:ハマ・オカモト(OKAMOTO‘S)、中川絵美里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/trad/
番組公式X: @THETRAD_TFM