放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」(毎週日曜15:00~15:50)。3月26日(日)の放送は、「湯道」家元である小山が温泉の聖地である大分県別府市を巡った「温泉紀行」の模様をお届けしました。
別府のジモ泉を代表するひとつ、歴史ある建物が魅力の「竹瓦温泉」
今回、小山が訪ねたのは、地元の人たちの生活に根付いている共同温泉、通称「ジモ泉」。
まずジモ泉を巡る前に、別府温泉宣伝協会会長で平野資料館館長の平野芳弘さんに話を伺うことに。平野資料館は、大正から昭和初期にかけて作られた別府の観光ポスターなど、平野館長が所有するコレクションを自宅の一室に展示し、無料で開放している施設で「次世代の若い人に、別府の歴史や温泉文化を継承したいという思いがあって、少しずつ資料を集めていきました」と開館した経緯を語ります。
平野さんによると、別府にジモ泉は約100ヵ所もあると言います。その数はこの50年でかなり半減してしまったそうで、ジモ泉を残すための活動にも尽力しているという平野さん。
まずは、ジモ泉を代表するひとつ「竹瓦温泉(たけがわらおんせん)」へ。小山は「立派な唐破風(からはふ)の屋根を持った登録有形文化財。巨大な芝居小屋、歌舞伎座をさらに巨大にしたような建物」と目を見張ります。小山は、平野さんとともに暖簾をくぐり、湯船に浸かると「いい湯加減です♪」とご満悦の様子。平野さんとの会話を楽しみながら、その湯を堪能します。
唐破風の屋根も見事な「竹瓦温泉」の外観
続いて、平野さんのおすすめという「梅園温泉」へ。ここは、100周年を迎えた2016年に、熊本地震で全壊。更地になってしまったものの、それまでここを利用していた地元住民から「再建してほしい」という声が上がり、平野さんが再建実行委員長として指揮を執る形で「梅園温泉」再建を目指し、被災から3年が経過した2019年に復活しました。
平野さんによると、ここの温泉の湯は40度で、源泉かけ流し。平野さんと一緒に湯船に入った小山は、「意外とぬるめですね。ちょうどいい。いやぁ、気持ちいいですね~。これは長湯できますね~」と笑顔。
復活した「梅園温泉」に浸かって極楽気分
ふたつのジモ泉をはしごした小山は、「いやぁ、いいお湯でした~。(お風呂から)あがっても、入っていたとき以上にぽかぽかしている感じ」とすっかり大満足の様子でした。
「温泉紀行」の模様に、宇賀は思わず「(別府に行ったときのことを)思い出してきて、また行きたくなりました」と反応すると、小山は「日曜日の素敵な午後に、おじさんがお風呂に入る音を聴かせてしまって、すみませんね(苦笑)」とおどけて、笑いを誘っていました。
(左から)宇賀なつみ、小山薫堂
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<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/post/