住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。3月12日(木)放送のコーナー「TOKYO FM新型コロナウイルス関連情報」では、フリーアナウンサーで防災士の古賀涼子さんが「その情報はウソ? ホント? フェイクニュースに振り回されないためにファクトチェックを!」について語りました。
※写真はイメージです
住吉:新型コロナウイルスをめぐって、本当にいろんな情報が飛び交っていますね……。
古賀:悪意はなくて、「役に立つ情報だからみんなに教えてあげよう!」と拡散した結果、実はそれがデマで、自分が社会を混乱させてしまう原因になってしまうこともあります。情報を正しく読み取るために重要なのが「ファクトチェック」(=事実確認)です。
これは、2016年頃から増え始めた「フェイクニュース」(=虚偽報道)に対抗するために、
世界中のさまざまな団体がニュースや情報に対するファクトチェックをおこない、Webサイトなどで発表しています。
もちろん、今回の新型コロナウイルスに関する情報についても、各国でファクトチェックがおこなわれています。日本では、NPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ」が新型コロナウイルスに関する特設サイトを開いています。
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住吉:どんなファクトチェックがおこなわれているんですか?
古賀:例えば、新型コロナウイルスに関する国内の情報を紹介します。
▼誤情報▼
コロナウイルスは熱に弱く、26~27度のお湯を飲むと殺菌効果がある
先月、このような情報がSNSやお友達同士のメールなどで出回りました。実際に私も、一緒に住む義理の母から「こういう情報が来たよ」と回ってきました。
これについて、「ファクトチェック・イニシアティブ」サイト上では、3つのメディアで検証された結果を記載し(「ハフィントンポスト」「西日本新聞」「バズフィード」)、いずれも専門家の話とともに【デマ/誤り】と発表しています。ちなみに、そのメディアの検証結果自体も、「ファクトチェック・イニシアティブ」が、きちんと精査しています。
海外で広まったフェイクニュースも紹介します。Facebookなどを中心に「新型コロナウイルスには、HIVウイルスが挿入されている。これは人為的に作られた」などというデマが拡散されましたが、アメリカやブラジルのファクトチェック機関の検証結果により、「誤情報です」と明示されています。
ニュースの真偽がわからない場合は、検証結果や専門家の解説などを読むと、「あ、そうだったんだ!」と落ち着くことできますよね。
住吉:確かに。例えば、SNSなどで回ってきた情報が疑わしい場合、「ファクトチェック・イニシアティブ」に問い合わせて、真偽を確認してもらうことはできますか?
古賀:できます。一般の方からの情報提供も受け付けているので、問い合わせ可能です。
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ほかにも、「新型コロナウイルス特設サイト」内には、「正しく怖がるためのリンク集」というページが設けられています。
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国などが発表する、新型コロナウイルスに関する「基礎知識」のリンクです。内容が更新されるたびに「更新あり」マークがつくので、常に最新情報を確認できます。
また、医療専門家の話も「専門家会議や学会の見解」と「専門家個人の見解」の2つにわけてまとめられているので、自分に必要な情報だけを選んで確認することができます。専門家の方によっても、意見がわかれたり、対立したりすることもありますしね。
新型コロナウイルスに関する情報もそうですし、今後大きな災害が起きたときに、「これって嘘? 本当?」と情報の真偽が気になったときは、ファクトチェックしているWebサイトなどを参考にして、まずは落ち着いて情報を確認することが何よりも大切だと思います。
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時 :毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/