モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜6:00~9:00)。5月18日(木)の放送では、「4月の訪日外国人客」に関するニュースを紹介。情報社会学が専門の城西大学 助教・塚越健司さんに解説していただきました。
※写真はイメージです
日本政府観光局(JNTO)は5月17日(水)、「4月の訪日外国人客(インバウンド)」が194万9,100人(推計値)だったと発表。前年・同月(13万9,548人)の14倍で、2023年3月の181万7,500人からも13万人以上増加。昨年10月に新型コロナの水際対策が緩和されて以来過去最高を記録しました。
塚越:外国の観光客が増えているということで、コロナ前の2019年4月と比べて66.6%の水準まで回復したということです。一番多かったのは韓国の方で46万7,000人(2019年比17.6%減)。82%ぐらいまで回復しています。
続いて台湾(29万1,600人/2019年比27.7%減)、アメリカ(18万3,900人/同8.0%増)、香港(15万2,800人/同21.6%減)、タイ(12万1,000人/同26.6%減)と続き、(コロナ前の)7割ぐらいまで回復しています。
ただ、中国の方は国内の事情もあって、中国から日本に来たのが10万8,300人(同85.1%減)ということで、19年4月比で14.9%となり(コロナ前と比較すると)全然来ていないということです。
ユージ:確かにこれまでは(訪日観光客というと)中国の方が非常に多い印象がありましたよね。
塚越:はい、最多だったのですが。ただ、(中国)国内の事情は、これからさらに緩和されていくのではないかと思われているところです。
ユージ:ずいぶん回復したかなと思っていたのですが、まだまだ回復途中なんですね。
塚越:そうですね。66.6%という数字は、中国の方が一番大きい影響かなと思います。
一方で、日本の国内旅行の消費額についてです。観光庁が発表した「2023年1~3月の旅行・観光消費動向調査」によると、2023年1月~3月の日本人の国内の旅行は、2019年の同時期と比べて0.5%増となり、国内旅行に関しては上回った状況になっているということで、やはり(旅行をする人が)どんどんが増えてきています。
これからも外国からの旅行客もたくさん来日すると思います。コロナ前に言われていた「オーバーツーリズム」(※)で、京都などの観光地に観光客が集まりすぎてしまうので、人混みを分散して、混雑をどう緩和できるのか。国内外問わず、観光客への対応を考えていく必要も出てくるのかなと思います。
(※)オーバーツーリズム……観光地において、観光客の過度な増加が、地元住民の生活や自然環境に悪影響を及ぼしたり、土地の魅力を低下させたりすることを指す造語
吉田明世、塚越健司さん、ユージ
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聴取期限 2023年5月26日(金) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月曜~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/one/