住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。暮らしとお金の情報サイト
「家計見直しナビ」とタッグを組んで、お金や保険のプロに“家計のお悩み”を相談し、日常生活におけるお金にまつわる豆知識を学ぶコーナー「家計見直しナビ presents おさいふ相談室」。9月18日(金)の放送は、ファイナンシャルプランナー・國松典子さんがリスナーの質問に答えました。
※写真はイメージです
<リスナーの質問>
「マイナンバーカード」のことがよくわからず、登録できずにいます。シニアにもわかるようにご指導ください(東京都 専業主婦 女性)
◆そもそも「マイナンバーカード」とは?
國松:「マイナンバーカード」について、基本情報をおさらいします。
「マイナンバーカード」とは?
・申請すると交付される、マイナンバー(個人番号)が記載された顔写真入りのプラスチックのカードです。
「マイナンバー制度」とは……?
・日本に住民票を持つすべての人に「12桁の番号」が与えられる制度。
・年金の給付などの社会保障や税金、災害対策などで国が効率的に個人情報を管理するシステムです。
「マイナンバーカード」の申請方法
・郵便、パソコン・スマートフォンによる申請のほか、駅前や街中にある証明用写真機からも申請できます。
マイナンバーカードの普及率は、2020年9月1日時点で約20%弱にとどまっています(総務省調べ)。その理由のひとつに、発行までに時間がかかることがあげられます。申請から交付までに約1か月程度、混みあっている自治体では3カ月程度かかるところもあります。
◆マイナンバーカードを作ると何が便利になる?
マイナンバーカードは、本人確認のための身分証明書として利用できるほか、コンビニでの公的証明書の取得、自治体サービス、民間のオンライン取引など、さまざまなサービスにも利用できます。
例①
住民票や印鑑登録証明書や戸籍証明書が必要になったとき、わざわざ役所の窓口に足を運ぶことなくコンビニで簡単に取得できます。
例②
パソコンやスマートフォンで確定申告をしたり、銀行や証券口座の開設、住宅ローン契約をオンラインで手続きすることもできます。
例③
2021年3月からは、マイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになる予定です。
就職や転職、引越に伴う保険証の切り替えを待たずに、病院を受診することができます。
例④
高齢者の方にとって、マイナンバーカードが必要な場面が増える可能性があります。
運転免許証やパスポートを持たない高齢者の方には「顔写真入りの公的身分証明書」として利用できます。
また、介護保険の申請など行政手続きにもマイナンバーカードが必要です。いざというときのために、高齢者のいるご家族の方は準備されておいたほうがよいでしょう。
住吉:けっこう、いろんな用途に使うことができるんですね。これまで、わざわざ市区町村の役所に行っていたことが、今後はオンラインでできるようになる利点があるんですね。2021年3月からは、健康保険証として使えるということなので、行政をはじめ、さまざまなサービスで使えることになるんですね。
情報漏洩や不正利用に不安を抱く人もいると思いますが、クレジットカードや運転免許、パスポートと同様に、便利な面がある一方で、盗難や紛失などのリスクが共存しているという点に注意して活用することが大事ですね。
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聴取期限:2019年9月26日(土)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時 :毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:
https://www.kakeinavi.jp/blue-ocean/