“上質な音楽を、じっくり味わう”をテーマにTOKYO FMで放送中の生ワイドラジオ番組「THE TRAD」(毎週月曜~木曜15:00~16:50/月、火:稲垣吾郎、山本里菜/水、木:ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)、中川絵美里)。パーソナリティが各音楽ジャンルに秀でたマイスターたちとともに、本質的で流行に左右されない、上質な音楽と趣味の話題をお届けする音楽番組です。
今回のゲストは、石野卓球さんとのユニット・電気グルーヴからピエール瀧さんが登場。多大な影響を受けたイギリスのロックバンド・New Order(ニュー・オーダー)の楽曲などについて話してくれました。
(左から時計回りに)稲垣吾郎、山本里菜、ピエール瀧さん
◆「人生のイントロ」にもなった曲
山本:番組では「THE TRAD ミュージックアワード~あなたが贈る勝手にベスト〇〇賞」と題して、リスナーから“表彰したいほどハマった曲”をリクエストでお寄せいただいております。瀧さんにも選出していただきたいのですが、まずはどんな部門の賞にしますか?
ピエール瀧:名前をつけるとしたら「スーパーイントロ賞」ですかね。この曲のイントロは本当にすごくインパクトのあるイントロなんですけれど、曲のイントロというだけでなく、僕の人生のイントロという意味も加味されてます。
山本:ピエール瀧さんが選出された「スーパーイントロ賞」の受賞者はどなたでしょうか?
ピエール瀧:受賞者はNew Order(ニュー・オーダー)です。「blue monday」のイントロの16分キックっていう音が、また聴いたことのない音で。
部活が終わって初めて(石野)卓球くんの家に行ったときに、初めて会った卓球くんが「お前が瀧って奴か。とりあえずこの曲を聴け」って聴かせてくれたのがこの曲だったんです。
YMOやクラフトワークを聴いていた僕にしてみたら、このイントロはものすごくアタッキーで、「聴いたことがない!」「モダンだ!」と思ったんです。これにものすごく食らっちゃいまして、そこから足しげく卓球くんの家に通うようになったんですけど、この曲をきっかけにそっちの部分を掘るようになっていって、卓球くんとつるむようになって、今の電気グルーヴにつながっているので……。僕の人生を変えたイントロでもあるんですよね。
稲垣:音楽人生のイントロですね。
山本:そんなNew Orderの来日公演のゲストに、電気グルーヴが出演されますね。
ピエール瀧:大阪公演(2⽉25⽇(火)/Zepp Namba)と東京公演(2⽉27⽇(木)/有明アリーナ)があるんですけれど、東京公演のオープニングアクトとして我々電気グルーヴがライブをやります。
さきほど番組でかけてもらった「Fallin' Down(Other Two Groove Mix)」という曲も、New Orderのスティーヴン・モリスとジリアン・ギルバードが(電気グルーヴの楽曲「Fallin’ Down」を)リミックスしてくれたんですよ。
稲垣:じゃあ、もう関係があるんですね!
ピエール瀧:そうなんですよ。16歳の夏にこの曲に出会って、今月末に一緒にライブをやることが決まっているという……。
山本:エモいですね~!
番組では他にも稲垣との共演エピソードを語る場面もありました。
<番組概要>
番組名:THE TRAD
放送日時:月曜~木曜15:00~16:50
パーソナリティ:月・火:稲垣吾郎、山本里菜/水・木:ハマ・オカモト(OKAMOTO‘S)、中川絵美里