クリエイティブディレクターの箭内道彦がパーソナリティをつとめるJFN系列で放送中のラジオ番組「風とロック」(毎週土曜27:00~27:30)。6月17日(土)の放送では、5月8日(月)におこなわれたラジオ公開収録の模様をお届けしました。司会を長嶋太陽が担当し、ゲストに森田剛さん、映画監督の長久允さんを招き、過去や未来について話し合ったり、森田さんに番組の「エンディングナレーション」をお願いしたりする一幕もありました。

(左から)パーソナリティの箭内道彦、森田剛さん、長久允さん、司会の長嶋太陽
2023年4月28日(金)から5月8日(月)にかけて、「風とロック」20周年記念展「風とロックでみんな笑ってる」が開催されました。最終日の5月8日(月)には、ラジオ「風とロック」の公開収録がおこなわれ、ゲストに森田剛さんと長久允さんが登場しました。
◆嫌なことは忘れる
長嶋:今回「風とロック」が20周年なので、20年後のことを考えてみたいと思います。みなさんは20年前のことを覚えていますか?
箭内:森田さんは変わらなそうですね。まあ20年も30年も40年も50年も全部変わらなさそうですよね。
森田:いやいや(笑)。どうですか? (20年前のことを)覚えていますか?
箭内:僕は今回展覧会をやったので、いろいろ思い出しました。まあ、僕の話はいいとして、森田さんは20年前といまで違っていることはありますか? いまでは自分で事務所をやられていたりとか、いろいろなことが違っていると思いますけど、なにが一番違っていますか?
森田:俺は小さいころからなんですけど、嫌なことを忘れていく癖があるんです。じゃないとやっていられないというか。悪いことに限らず、昨日の出来事とかもぽんぽん捨てていくというか置いていくというか。だから意外と覚えていないんですよ。
長嶋:森田さんは「過去の記憶はあまり覚えていない」みたいなことを、インタビューでもおっしゃっていました。
森田:そう。だからスイッチを入れるというか刺激させると、バーッて思い出すんですけど。普段はあまり過去のことは覚えていないことが多いですね。
箭内:僕は(20年後は)79歳ですけど、もう生きていないでしょうね。この20年で医学がどのくらい進歩するかにかかっていると思いますが(笑)、普通にいったら生きていないと思います。
森田:メチャクチャ(医学は)進歩すると思いますよ。
箭内: やっぱり(笑)? 20年後まであと20回、このメンバーで居酒屋とか行けたらいいですね。
森田:行きたいです。

ゲストの森田剛さん
◆ラジオ「風とロック」のエンディングを森田剛さんにやってほしい
長嶋:森田さんにお願いがありまして。突然なんですが、ラジオ「風とロック」のエンディングの15秒CMみたいなもの、架空のものを森田さんの声で録らせてもらえないでしょうか。
箭内:長嶋太陽の今日のリクエストはけっこう負担というか、差し出がましくない?
長嶋:欲しがりすぎていますよね……。
長久:僕もちょっとそうかなと思いました。
長嶋:長久さんに「なにかいいのはないですかね?」って相談したら「こういうのをやろうよ」と言っていたのに。
長久:ははは(笑)。
箭内:森田さんを知っている長久監督だから大丈夫なんだ。
長嶋:ちゃんと長久さんにも事前にご相談させてもらっていますので。
長久:いつもラジオの最後と頭に「かかかか、風とロック」ってあるじゃないですか。僕はあれが好きなので。それに代わるものとかは思わないんですけど、たとえばラストが森田さんの声だったらどんなのがいいのかな? と。勝手に気持ちが盛り上がって、長嶋くんと話していて、27時半で終わったときに、どういう言葉を聴きたいかなというのを考えてみたいなと。
長嶋:一応、僕の案から話してもいいですか? これは読んでそのままなんですけど「箭内くん20周年おめでとう。僕は今年でデビュー28周年。8年先から応援しているよ。風とロック」。ちょっと先輩目線で森田さんがしゃべるみたいなので、最後まで楽しめるかなと思って。
箭内:いいけど、どうせなら森田くんに呼び捨てにされたいな。「道彦、おめでとう、まだまだだな」みたいな。
◆長久監督の面目躍如
長嶋:長久さんはとんでもない量を考えてきてくれたんです。
長久:言葉好きなのですみません。大きく4方向あるんですけど、ラジオが終わるのが27時半じゃないですか。だからリアルタイムで聴いてくれる人を大事にしたいなと思って。やっぱり眠いので、たとえば「今夜は眠くないので朝まで起きていようと思います。風とロック、おしまい」というのとか。
「ああ、眠いね。あくびうつしてあげる。ふわあ。風とロック、おしまい」とか「パン屋さんは起きるころでしょうか。風とロック、おしまい」「眠れない日は目をつむって、前方後円墳のなかにすっぽり入れられるイメージをすると、眠れるよ。風とロック、おしまい」。
長嶋:それって本当ですか?
長久:僕はいつもそれで寝ているので。「もうこんな時間ですね。カマキリのお尻のなかに住む寄生虫。ハリガネムシの動画を検索すると、眠れなくなるから要注意。風とロック、おしまい」とか「こんな夜中に泣きそうになっている。目頭を押さえている。目頭2時50分、なんちゃって。風とロック、おしまい」などです。
箭内:さすがだね。長嶋太陽のもよかったけど、企画っぽい感じがあるんだけど、長久さんは物語がすごくこの一言から広がりますよね。映像的というか。
長嶋:ちなみこれ、あと2ページあるんです。
森田:すごいな(笑)。

ゲストの長久允さん
◆森田が実践「君がそこにいる。風とロック」
長久:20周年の「風とロック」の展示を見て、何を得たのかなって思っていて。被写体の方々がそこにいるっていうすごくドキュメンタリズムのライブ感があるのはもちろんなんですけど、それを見ている自分を確かに感じたり、ラジオで言うと、聴いている自分の存在をすごく感じられるなと思っていて。
それが、僕が思う「風とロック」の大事なところだなってすごく思ったので、シンプルに「君がそこにいる、風とロック」と言って終わるというだけのものがいいかなと思って。
箭内:これですよ! これならどさくさに紛れて、いま声をもらえるかもしれない。
森田:言ってみましょうか?「君がそこにいる、風とロック」。
長嶋:いいですね。
森田:俺が個人的に気に入ったのがカマキリです。
長嶋:じゃあカマキリも読んでもらってもいいでしょうか。
森田:はい。「もうこんな時間ですね。カマキリのお尻のなかに住む寄生虫。ハリガネムシの動画を検索すると、眠れなくなるから要注意。風とロック、おしまい」。メッチャこれ好きです。
箭内:いいですねえ。
長久:じゃあ5回に1回はカマキリを流してもらって(笑)。
森田:ありがとうございます。
長久:読んでもらえてよかった。
長嶋:これが実際に使えるといいなと思いつつ。もし使うときはちゃんとご相談させていただきます。
森田:使っていただけたらうれしいです。
箭内:5回に1回カマキリでね。
長久:メッチャ聴こう。
箭内:そこだけファンの人にradikoですごく聴かれたりしてね。
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<番組概要>
番組名:風とロック
パーソナリティ:箭内道彦
放送エリア:JFN全国30局ネット
放送日時:毎週土曜27:00~27:30
番組Webサイト:
https://audee.jp/program/show/1936