ラジオ発のエンタメニュース&コラム「TOKYO FM+」がお届けする12星座占い、星とルーンで見る2023年の運勢「蠍座(さそり座)」。星座ごとの2023年の運勢と、北欧の神々が用いた魔法の古代文字「ルーンからのお告げ」による、1年を健やかに過ごすヒントをお届けします。ルーン占いによる2023年のあなたの運勢は……?
(監修:東京・池袋占い館セレーネ所属・真龍人(マリユドゥ)さん)
幸運の星・木星は、12年間という長い旅路を終え、2022年12月20日(火)に12星座のトップバッターおひつじ座に移動しました。つまり、西洋占星術では暦より少し早めに新しい年がスタートしています。
「なぜ、おひつじ座が占星術のスタートなの?」と疑問を抱く方もいるかもしれませんね? 占星術の起源は約5,000年前と言われていますが、今のような体系を作られたのが約2,000年前。占星術の基礎を生み出したのは、古代バビロニアの民・カルデア人でした。
天文観測の技術に長けていた彼らは、日蝕(にっしょく)や月蝕(げっしょく)、彗星の出現などを、これから起こる出来事の予兆として捉えていたようです。人々は太陽の通り道である公道に並ぶ星たちを崇拝し、地上に恵みや災いなどの影響を与えるとも考えていたんですね。
私の住む石垣島の八重山(やえやま)民謡にも星辰(せいしん)崇拝を思わせるような歌があります。「月ぬ真昼間(まぴろーま)節」という歌の一節に“月に願立てぃてぃ 星に夜半参り 思いすとぅ我んとぅ 行逢しゆたぼり”というフレーズがあります。「お月さまに祈り、星に夜半参りをし、心から思ってる人と私を行き逢わせてください」という乙女の祈りを歌った唄。古の時代から、人々は星に願い、月に祈りをかけてきたのでしょうね。
話を占星術に戻しますと、その当時、太陽の通り道である黄道と天の赤道が交わる点である
“春分点”があったのがおひつじ座で、占星術のスタートの星座とされました(地球の歳差運動(自転軸が首を振るように回転していく運動)により、現在の春分点は“うお座”)。西洋占星術は、現在でも約2,000年前に体系づけられたシステムを使って未来を予測する占いです。とても神秘的だと思いませんか?
そんな新しい12年のはじまりを予感させるような2023年。
幸運の星・木星は、あなたのはじめの一歩を応援してくれているかのようです。この木星は、5月17日(水)におひつじ座からおうし座へと歩みを進めていきますので、
下半期に向けての大きなターニングポイントになるはず。なので、2023年の上半期と下半期では、運気が大きく変わることが予想されます。
忍耐力や試練を示す土星は、2年数ヵ月ぶりにみずがめ座を後にして、3月7日(火)にうお座に歩みを進めます。うお座の象徴である“創造性”“神秘的なもの”“奉仕活動”などが課題やテーマになる可能性も。職場などでは、決断力や意志の強さが求められるかもしれません。
また、15年ぶりに冥王星も星座を移動するので、2023年は新しい時代の幕開けともなりそうです。新しい年のはじめに、2022年のことや少し前の過去を振り返り、変わっていく社会や理想の近未来を思い描くのも良さそうですね。
【蠍座(さそり座)】
2023年は公私ともに慌ただしさを感じる年になってしまうかも。“責任”“義務”など少々重苦しい感じも出てきそうですが、逆にそれがあなたの闘争心を駆り立てることになりそう。健康運に恵まれる年でもあるので、やる気も体力も十分に、縁の下の力持ちとして活躍したり、社長の右腕として抜擢される可能性もありそうですよ。ただし、無理しすぎる傾向もあるので注意は必要です。また、2月頃は恋愛運に恵まれますが、幸せ太りなどとはならないように気をつけましょうね。
試練の星・土星の影響で、春からの恋のチャンスや楽しみにしていたことに制限やストップがかかってしまう可能性が。ただし、一つひとつの出会いを大切にして時間をかけて愛を育むことで、
一生の相手を見つけることもできる星回り。また、家族の介護や家庭問題などに向き合ってきた方は、今までの状況から大きく変わり、安堵感なども感じられそうですよ。
幸運の星・木星がおうし座に移動する5月中旬以降からは、人間関係や対人面にスポットが当たるサイクルに入ります。大切な人とじっくり愛を育めば、ゴールインの可能性大! 結婚運も急上昇しますが、公私ともにいろいろな関係性が進展するので、
素敵な出会いに恵まれる下半期になりそう。
<ルーンのお告げ>
“野生の牛”を示す「ウル」が出ました。心のなかから湧き上がってくるような闘争心や衝動に駆り立てられることもありそうです。大胆に、積極的に、脇目も振らずに前進! が新年のキーワードになりそうです。
■監修者プロフィール:真龍人(マリユドゥ)
20代より占星術を学び、社会人経験を経て2017年より対面鑑定、チャット鑑定、メール鑑定を開始。LINE占いコンテンツ「石垣島の宿命師 マリユドゥ」の監修も手がける。2019年から拠点を沖縄県に移し、西洋占星術とタロットを組み合わせた占いで、お客様の明るい未来を創るサポートに日々励んでいる。対面・オンライン鑑定、占いライター、占い講師として活動中。