スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
3月24日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
私には小学生の子どもが2人おりますが、子どもに興味が持てず悩んでいます。
下の子が5歳を過ぎた頃から、子どもへの興味関心がなくなってしまいました。最初は仕事で疲れているからかと思っていましたが、こんな状況が数年続いています。主人からは「以前のようにもっと子どもに関心を持って接してほしい」と言われ、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
こうなった原因を自分で考えていますが、主人や実の母との関係性、生活環境など(思い当たる節が)いろいろあって、もうよく分かりません。単なる一時的な育児ノイローゼで済ませていいものでしょうか。
<江原からの回答>
江原:もしかすると相談者さんは、自分の心を打ち明けられない人なのではないでしょうか。だから、まだ軽い状況なら、ご主人に対してご夫婦の関係性や、お母さまとの関係性などについて、正直に全部話したほうが良いと思います。やはりどこかで、自分のなかで(人に相談できない思いが)積もり積もってしまって、そして心が重たくなってしまっているような気がします。
「いつも立派じゃなきゃいけない」なんて思う必要はないので、ご主人に対して等身大の自分で思いの丈を言ったほうがいいです。「これが嫌なの」とか「こういうことが心に溜まってしまって、子どものことはかわいいと思うけれど、もう手がつかない」とか、打ち明けたほうがいい。相談者さんは「良い奥さん」「良いお母さん」であろうとして、いろいろずっと我慢をして、すごくストレスが溜まってしまっているのだと思います。
もし、本当に切羽詰まってしまって「もうダメ」という状況なら、ギブアップすることも大事です。ご主人やお母さまに話して、お暇(いとま)をいただく。それでもダメなら、児童相談所などの然るべき機関に相談をしてみる。場合によっては、そうした機関に子どもを預かってもらうというのも手でしょう。そうなったときに、一番大事なものから先に見えてきますから。離れたときに、子どものことが気になるものです。やっぱり子どもに対する愛はあるのだと思いますよ。
「単なる一時的な育児ノイローゼで済ませていいのか」と書いてありますが、これは育児だけではなく、夫婦や家庭など、人生全体の問題です。子どもさんが「お母さん、このままで良いの?」と教えてくれているんですよ。このまま進むことで病気になってしまうかもしれない。だから、「ちょっとストップ」が大事なんです。なんでも前へ進めば良いわけじゃない。
思いを言葉にして伝えることで、「こんなに苦しんでいたのか」と、ご主人や実のお母さまが気づいて、関係性が改善するかもしれません。母や妻である前に、あなたは1人の人間です。だからあなたという人間が喜んでいなかったら、子どもに対して良い笑顔は向けられない。今の時点で気づけたので良かったと思ってください。まだお若いですし、頑張っていただきたいと思います。
江原啓之、奥迫協子
●江原啓之 今夜の格言
「心配は心の映し出しです」
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3月24日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 4月1日(月)AM 4:59
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子