スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
今回の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
3月末に夫の転勤で埼玉から引っ越してきたのですが、氏神神社(※自らが居住する地域の氏神様をお祀りする神社)が分からず、管轄している神社へ問い合わせをしました。
ところが、神主様からの回答が「そちらの地域には氏神神社はありません」とのことでした。私たちは、これからお世話になる地域の氏神様へのご挨拶をしたく、また、神棚でお祀りするお札(おふだ)をいただきたかったのですが、「崇敬神社(※氏神様以外の信仰する神社)の御神札をお祀りでもいいですよ」とのご回答でした。
私も夫もびっくりはしましたが、我が家の神棚はお社(やしろ)が一社造りなので、とりあえず神宮大麻(※伊勢神宮のお神札)だけをお納めして、毎日手を合わせています。それでもいまだに疑問なので教えていただきたいのですが、氏神神社が存在しない地域はあるのでしょうか?
<江原からの回答>
江原:分からない方に解説させていただきます。「お社が一社造り」というのは、扉が1つということです。3つくらい扉がある神棚もご覧になったこともあるでしょう? それは「三社造り」といいます。
さて、「氏神神社が存在しない地域はあるのでしょうか?」というご質問ですが、そうした地域はあります。新しく開発した地域や、もともとは、ただの山だった地域などは氏神神社が存在しないことがあります。
山なら山で、どこかで祠(ほこら)を作って神様をお祀りしていた……などはあるかと思うのですが、神社としての管轄は“役所”のようなものなんですよ。「○丁目~○丁目までが○○神社の管轄で、○丁目からは別の神社」のようなイメージですね。すぐ近所に御宮(おみや)があるから、てっきりそこが氏神神社だと思っていたら違った……なんてこともあるんですよ。そういうものなんです。
あまり細かいことは考えなくて良いのですが、この神主さん、私はちょっとダメだなと思いますね。新しく地域を開発して街ができたのだとしたら、普通は役所で対応して新しい地図を作りますよね。それと同じで、これに関しても神社庁がきちんと対応すべきです。それはよろしくないなと思います。
相談者さんは神宮大麻をお祀りしているのですね。神宮大麻というのは、伊勢神宮のお札のことです。そこは「日本だから」と大きくとらえて良いですし、近くの御宮のものをお祀りしても悪くありません。「そっちの地域は管轄じゃないから守りませんよ」なんて神様は、いるわけないですから。
崇敬神社とは自分がとても大切にしている御宮さんを指しますが、神主さんのおっしゃったように「そこのものをお祀りして良いですよ」というのは、間違いではありません。
奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「今しかないこの時を大切に生きましょう」
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子