(左から)Keishi Tanakaさん、住吉美紀
住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜9:00~11:00)。“プロフェッショナルの素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な方々をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。
12月5日(月)のゲストは、シンガーソングライターのKeishi Tanaka(ケイシ タナカ)さん。今回の放送では、最新アルバム『Chase After』に込めた思いや、最近ハマっていることについて語ってくれました。
Keishi Tanakaさん
ミュージシャン、作詞家、作曲家として活動するKeishi Tanakaさん。バンド・Riddim Saunter(リディム・サウンター)解散後、2012年よりソロ活動をスタート。自身がそのときにやりたい音楽を自由に歌い続け、LP&7インチのアナログレコードや絵本、ソングブックや詩集など、自身の世界観を表現する多様な作品を制作しています。2022年にソロ活動10周年を迎え、12月7日(水)に通算5枚目となるフルアルバム『Chase After』を配信リリースします(2023年1月にCD盤、LP盤が一般発売)。
Keishi Tanakaさん
◆最新アルバム『Chase After』制作エピソード
住吉:「追いかける」という意味のアルバムタイトルですけども、どんな思いで『Chase After』になったのでしょうか?
Keishi:(ソロ活動)10年ということもありますし、5枚目のアルバムなんですけど、“まだ挑戦したい”って感覚があるんです。“満たされていても一生挑戦するんだろうな”という気付きが最近あって、その思いをアルバムに込めました。
住吉:なるほど。アルバムには、先行配信された新曲「Christmas Is All Yours」も収録されています。他にもたくさん素敵な曲が入っているニューアルバムのなかから、今回は1曲生演奏をしてくださるとのことです。
Keishi:アルバムの最後に収録されている「I'm With You」です。
住吉:アコースティックギターが用意されております。朝からありがとうございます。
――ここで「I'm With You」を演奏。
◆次の10年に向けてチャレンジしたいこと
住吉:生演奏、ありがとうございました! すごく希望にあふれる曲というか、じんわりとした希望を感じました。
Keishi:1つ前のミニアルバム『AVENUE』はコロナ禍に出したのですが、そこでコロナの話は終わろうと思っていたんです。でも、意外と長くまだ続いていて。
住吉:そうですね。
Keishi:ライブもまた中止になったりしたので、もう1曲だけ作ろうと思いました。このアルバムのなかでは唯一、コロナ禍がきっかけでできた曲です。
住吉:そうなんですね。アルバム制作時はいろいろと振り返る機会になったかと思いますが、Keishiさんにとって、この10年はいかがでしたか?
Keishi:一生音楽をやっていくなかでは「まだ10年」と思っていたのですが、10年目の年を1年過ごしてみると、思っていたよりも振り返ることがありました。
住吉:どんなことを振り返りました?
Keishi:今は40歳なんですけど、もともと30歳までバンドをやっていて、弾き語りを始めたのはソロになったタイミングからなんです。当時は新しいことにチャレンジしたり、がむしゃら感が強かったのですが、そのときに決断した自分を褒めたいというか、やってよかったなと思うことがけっこうあるんです。弾き語りができなかったら、このラジオでも歌えていませんし。
もともとバンドではピンボーカルで、楽器を持っていなくて、練習するタイプではなかったんです。いろんな街にも気軽に行けるようになったし、10年経つといろんな人の顔が浮かんできたりしますね。
住吉:次にチャレンジしたいことはありますか?
Keishi:全然弾けないんですけど、今はピアノを練習しています。ピアノが弾けないままライブで演奏したり。ビルボードで弾き語りをしたことがあるんですけど、ビルボードライブで一番つたないピアノだとわかってはいるのですが、そういうのが嫌じゃないというか、そういうはじまりでもいいのかなと僕は思っています。
住吉:素敵です。年齢とかキャリアは関係なく、自分のなかの一歩進んでいる感覚はすごく大事ですよね。
ニューアルバム『Chase After』のレコーディング風景から
◆DIYでレコード棚を作成
住吉:このコーナーではプロフェッショナルの素顔に迫ります。今、ハマっていることはありますか?
Keishi:引っ越しをしたのですが、まだ家を片付けきれていないんです。よくホームセンターとかに行ってウロウロしています。
住吉:DIYですか?
Keishi:何を買うわけでもないけど、“いつか作りたいもの”を探しています。DIYは実際にしていますね。
住吉:自分で作れるタイプなんですね?
Keishi:設計図を書いたり、材料がどれぐらいいるのか計算したりするのは嫌いじゃないですね。
住吉:なるほど! 引っ越して直ぐは、そういうことを考えるとワクワクしますよね。これまで制作したなかで一番の大作は?
Keishi:夏の終わり頃にレコード棚を作ったのですが、それが今まで一番大きいかな。
住吉:写真を拝見したのですが、すごいです。ちゃんと測って作っている感じがありますね。レコードがピッタリ入っている!
Keishiさんが今ハマっているDIY。ご自分で設計して完成させたレコードラックがコチラ
Keishi:この幅のものってなかなか見つけられないんですよね。
住吉:棚の横幅も、置いている空間にピッタリ!
Keishi:ターンテーブルを棚の上に置いているのですが、自分が好きな高さがあるんです。そのために一番下を少し調整しています。
住吉:下はCDなどの物置き場になっているんですね。色も塗られたんですか?
Keishi:塗ったのですが、自分のなかでは色塗りが億劫だったなと思います(笑)。どちらかというと、計画段階と打ち付ける作業が好きですね。
住吉:これからのDIYも楽しみですね。
Keishi Tanakaさんの最新アルバム『Chase After』は、2023年1月25日(水)にCDとレコードのリリースも予定されています。12月17日(土)、18日(日)、21日(水)には、アルバムリリースを記念したツアーも開催予定。詳細は
https://keishitanaka.com/live/
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聴取期限 2022年12月13日(火)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:
https://www.tfm.co.jp/bo/aky/