92歳を迎えた現在も第一線で演奏活動を続けるサックス・プレイヤー渡辺貞夫さんが贈る、年に一度の恒例クリスマスコンサート。その模様を収めたTOKYO FMの特別ラジオ番組「SHISEIDO presents Christmas Gift Vol.32 Sadao Watanabe Orchestra『EPISODE』」が12月21日(日)に放送されました。
本番組では、12月7日に東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催された「Christmas Gift Vol.32 Sadao Watanabe Orchestra『EPISODE』」の模様を55分に凝縮してオンエア。3年ぶりに同会場へ戻った貞夫さんの最新ステージが、ラジオを通じて全国のリスナーに届けられました。
SHISEIDO presents Christmas Gift Vol.32 Sadao Watanabe Orchestra「EPISODE」
“ナベサダ”の愛称で親しまれ、日本を代表するジャズ・ミュージシャンとして世界的に活躍してきた渡辺貞夫さん。2021年に音楽活動70周年を迎えた後も、現在に至るまで精力的に演奏活動を続けています。毎年恒例の「Christmas Gift」シリーズは、貞夫さんのライフワークともいえるコンサートとして長年親しまれてきました。
32回目となる今回のテーマは「EPISODE」。1995年のクリスマス公演をきっかけに結成され、今年、結成30周年を迎えたビッグバンド、<渡辺貞夫オーケストラ>によるステージが披露されました。
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番組冒頭、貞夫さんは「こんばんは。渡辺貞夫です。これから毎年恒例の、私のクリスマスコンサートを聴いていただきます。今回は『EPISODE』というタイトルを付けまして、ビッグバンド編成でのコンサートとなります」と挨拶。
さらに「会場は3年ぶりの渋谷のオーチャードホール。久々のオーチャードのライブですから、最後まで楽しんでいただければと思います」と語り、温かな拍手に包まれながら番組は幕を開けました。
ステージには、アルトサックスの貞夫さんを中心に、村田陽一さん(トロンボーン)をはじめとする国内屈指のホーン・プレイヤーが集結しました。さらに、ラッセル・フェランテさん(ピアノ)、ベン・ウィリアムスさん(ベース)といった海外の盟友も参加し、総勢17名による重厚かつダイナミックなサウンドが会場を包み込みました。
オンエアでは、「THREE IN ONE」「HIP WALK」「BUTTERFLY」「TEMBEA」など躍動感あふれる楽曲に加え、「ANACRUSIS」「WARM DAYS AHEAD」「EPISODE」「HOME MEETING」といった円熟味を感じさせるナンバーが披露されました。
エンディングには、クリスマスの定番曲「SONHO DE NATAL」が演奏され、穏やかな余韻を残して番組は締めくくられました。
結成30周年を迎えたオーケストラとともに描かれた今回の「Christmas Gift Vol.32」は、渡辺貞夫さんという音楽家の“現在進行形”を鮮やかに刻み込む一夜となりました。
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<番組概要>
番組名:TOKYO FM サンデースペシャルSHISEIDO presents Christmas Gift Vol.32 Sadao Watanabe Orchestra「EPISODE」
放送日時:12月21日(日)19:00~19:55
出演者ミュージシャン:渡辺貞夫オーケストラ
アルトサックス:渡辺貞夫
トランペット:西村浩二、奥村晶、佐久間勲、岡崎好朗
トロンボーン:村田陽一、辻冬樹、東條あづさ、山城純子
サックス:吉田治、近藤和彦、小池修、竹野昌邦、竹村直哉
ピアノ:ラッセル・フェランテ
ベース:ベン・ウィリアムス
ドラムス:竹村一哲