アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディアフレンズ」(毎週月曜~木曜11:00~11:30)。今回の放送は、元衆議院議員でコメンテーターの金子恵美(かねこ・めぐみ)さんがゲストに登場。5月に著書『もしも日本から政治家がいなくなったら』(内外出版社)を出版した金子さんが、現在の政治で求められていることについて語ってくれました。
坂本美雨、金子恵美さん
現在、コメンテーターとして数々のテレビ番組に出演する金子さん。昨年は1児のママとして「第14回ベストマザー賞2022」(政治部門)を受賞しました。講演会では「女性の活躍」「育児がキャリアとして評価される時代へ」「優秀なリーダーの共通点」「許すチカラ」など、さまざまなテーマでおこなっています。そんな金子さんの著書『もしも日本から政治家がいなくなったら』(内外出版社)が5月31日(水)に発売されました。
◆「こども家庭庁」に注力してもらいたいことは?
坂本:(2023年4月1日に)「こども家庭庁」ができましたが、実際、子どもにどれだけ手を伸ばしてくれるのか、必要なところに支援が届くのかが気になります。
金子:まず、子育て支援に関しては財源がすべてですよね。今までもやってきた子育て支援の拡充みたいなところがありますが、拡充度合いがどれぐらいなのか、財源がどれぐらい確保できるのか。
あと、現在、私たちには子どもがいますが、次の世代の方々の「子どもがほしい」という希望を叶えられるのか。それが少子化対策に一番関わってくると思います。今いるお子さんの子育て支援と、未来に生まれてくるお子さん、そして、親に対する支援を手厚くしないと、日本の国力として深刻な問題になると思います。
坂本:そうですよね。
金子:こども家庭庁が、そこをどこまで意識して、異次元の少子化対策をするのか注目したいと思います。
坂本:今、うちの子は小学生ですが、教育の質にもっとお金をかけてほしいです。
金子:そうですね。国民は国の財産で、“国民を作るのは教育である”ということは、当然、言われてきたことです。学校現場で言えば教師、学習環境はどうなっているのかというところで。
今は嫌なニュースが多いですし、教育改革をしなければいけないなという思いはあります。また、家庭のなかでの学習で、塾に行かせたいけど経済力がないために我慢をさせている親御さんも、けっこういらっしゃいます。
結果、子どもの教育格差につながり、望ましくない形になっていると思うんです。教育費で各家庭の教育格差を生まないような支援も必要だと思います。
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投票率が低迷し、政治不信が続く日本で「政治家って必要?」を改めて考えた金子さんの著書『もしも日本から政治家がいなくなったら』(内外出版社)は、現在好評発売中です。ぜひチェックしてください。
6月19日週のゲストは、19日(月)鶴田真由さん、20日(火)草刈民代さん、21日(水)海野雅威さん、22日(木)安藤裕子さんです。
<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週月曜~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/dear/