ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。5月14日(火)は、「君の話が聞きたい。」をテーマに放送。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、「友達とケンカをしてしまった」というリスナーの相談に乗りました。
――リスナー(17歳、高3)が相談したいこと
今日、友達と言い争いをしてしまいケンカになりました。どうやって仲直りをしたらいいかで悩んでいます。
その子は4人グループで一緒にいるうちの1人なのですが、私を馬鹿にするようなことを言ったりちょっかいをかけてきたりします。去年からずっとなのですが、最近は度が過ぎるのでやめるように言ったのですが聞きません。
明日、学校行事で野球観戦に行きます。4人で観ることになるから、せっかくなら楽しみたいんですけど、私たちのせいで嫌な空気になるのが心配です。
学校だけでなく家でも自分の意見より相手を尊重してしまうタイプなので、「言わなければよかったな……」とも思っています。
――ケンカの原因は?
こもり校長:ケンカになった発端は何なの?
リスナー:今日も同じように馬鹿にしてきたので、みんなの前で「調子に乗らない」という宣言をさせたんです。
校長・教頭:おー!
リスナー:それでも寸止めでグーパンをしてきたので、「さっき言ったばかりだよね?」「約束したじゃん」って言ったら、相手がふざけて「友達やめる?」と言ってきたから、私も「いいよ」って言ったんです。そのあとで、私が持って来たチョコを「ちょうだい!」と言ってきたので、「友達やめるんでしょ?」ってふざけ半分で言ったんです……。
こもり校長:え? 自分が言ったの!?(笑)。
リスナー:はい。そしたらふてくされちゃって……。私は「言い過ぎちゃったな」と思って「ごめんね」と言ったんです。でも無視されちゃったので、付箋に「ごめんね」と書いてチョコに貼って渡したんですけど返されちゃって……。「“友達やめる?”って言って、“いいよ”って言ったんだから話しかけてこないでよ」って。「友達やめる?」って言ったのそっちじゃん! みたいな。
こもり校長:う~ん……でも、「友達やめる?」に合意したんだもんなぁ。どっちが良い悪いは抜きにして……俺は、その子が躍起になっちゃったのは理解できるかな。
リスナー:あ~……。そのあとも言い合いみたいになっちゃって、「もう無理」と言われてしまって。こっちはずっと許して、笑って済ませてきたのに……。
COCO教頭:聞く耳を持たない感じなんだね。
――向こうも「謝りたい」らしい
こもり校長:「仲直りしたい」とは言っているけど、俺らに話してくれた感じだと相当ムカついてるじゃん? だったら、放っておけば? って思うんだよね(笑)。向こうは、怒りが収まってきたら謝るかもしれないし、またちょっかいかけてくるかもしれないし、ずっとシカトして疎遠になるかもしれないけど、何かしら行動はしてくると思うので。
リスナー:でも、4人グループの残りの2人とも仲が悪くなっちゃうのが心配なんです。その子とも縁を切りたいとは思っていなくて……ムードメーカーみたいな感じだから、一緒にいて楽しいしおもしろいし。周りの子たちにも、「その子とは仲良くいてほしい」と今日めっちゃ言われてしまって……。その子も、仲直りしたいし謝りたいけどどうやったらいいかわからない、と言っていたらしくて。
こもり校長:そうだと思うよ。
COCO教頭:引けなくなっているんだね。
――「急いで関係を変えようと思わなくていい」
こもり校長:(このリスナーは)誰かの意見を受け取るのが得意な性格だと思うんだよね。いままでは、ちょっかいをかけてこられても「この子は、この4人グループを一生懸命盛り上げようとしてやっているんだろうな」と受け止める、というのずっとやってきていたんだけど……今日初めて、「嫌だ」というボールを返したんだよね。
でも向こうはキャッチャーが得意ではないから、「ボール落としました!」ということになったと思うんだよね。それで、ボールは投げたものの「どうしたらいいかわからない……」という状況になったと。
リスナー:あ~!
こもり校長:積極的に話しかけるのは得意じゃなさそうだから、相手からのアクションを待ったほうがいいんじゃないかな。相手の気持ちを受け取る技術は高いから、その子を傷つけることもないと思うよ。まだ今日の話だから、まずは落ち着いて、自分の気持ちを大切にして……それが、自分も傷つかない方法じゃないかな。
COCO教頭:うん。
こもり校長:慣れないことをして自分が傷つくよりは、得意な方法で相手の気持ちを受け止めてあげる……となると、明日の野球観戦は超きまずいけどね(笑)。
リスナー:そうですよね。
こもり校長:でも、これは仕方ない。ただこの時間に、相手もきっと何かしら思っていると思うよ。「なんだよアイツ!」かもしれないけど、「やっちゃったなぁ……明日は、自分から声をかけたほうがいいかもなぁ」と思っているかもしれないよ。
リスナー:はい……。
こもり校長:だから、「明日、こうしたほうがいいよ」というのはないし、野球観戦は気まずいかもしれないけど、それでも4人で一緒にいれたらいいじゃない? その子が1人いなくなっているのを想像してみてよ?
リスナー:それは無理だし、自分が抜けるのも絶対無理です……。
こもり校長:じゃあ、急いで関係を変えようと思わなくていいよ。ゆっくりでいいからね。自分が心地いいところにいるように。明日どうなったか、また報告してね。みんなが気にしているから(笑)。
リスナー:はい、報告します!
――電話を切ったあと……
こもり校長:(このリスナーが)1人じゃないのがいいよね。ほかの友達2人も「どうしたらいいだろう……」って思いながら明日を過ごすだろうし、4人ともが「どうしたらいいんだろう……!?」と思いながら盛り上げるんじゃないかな。それがいいよね。
COCO教頭:うん。明日の野球は楽しんでほしいね。
こもり校長:4人が横並びで座るなら、真ん中に2人入れて端と端で観るのもアリだしね。
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5月14日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年5月22日(水)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/