アーティストの「こっちのけんと」がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」(毎週金曜17:00~17:25)。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間」=“MOMENT”を探ります。
11月15日(金)と22日(金)の放送では、11人組グローバルボーイズグループ「INI(アイエヌアイ)」のメンバー・髙塚大夢(たかつか・ひろむ)さんがゲストに登場。この記事では15日の放送の模様をお届けします。髙塚さんが音楽の道に進んだ転機について語ってくれました。
こっちのけんと、INI髙塚大夢さん
1999年生まれ、東京都出身の髙塚大夢さん。視聴者投票でメンバーを決めるサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で、ボーイズグループ・INIのメンバーに選ばれます。INIは10月30日(水)に7枚目のニューシングル「THE VIEW」をリリースしました。
◆「INITIME MUSIC」初ゲストに、こっちのけんとが出演!
こっちのけんと:今回はINIの髙塚大夢さんをお迎えしております。実は以前、収録に遊びに行かせていただきました。
髙塚:そうなんですよ。11月11日(月)からスタートした僕たちの冠番組「INITIME MUSIC」(日本テレビ系)の初ゲストとして来ていただきました!
こっちのけんと:緊張しましたよ(笑)。それこそオーデイションから観ているので、いちファンなのですが、そういった部分はできるだけ隠しつつ収録に挑みました。予告には出ているのですが「INITIME MUSIC」のジングルを一緒に作らせていただきました。
髙塚:とんでもない無茶振りをしてしまいました。本当にすごいものができましたね!
こっちのけんと:めちゃくちゃよかったです。
◆ボーカル志望で軽音楽部に入部
こっちのけんと:番組ではゲストから人生の変わった瞬間、“モーメント”を伺っていきます。髙塚大夢さんの1つ目のモーメントは?
髙塚:「2015年 軽音楽部に入部 音楽人生のスタート」です。
こっちのけんと:ちゃんとやってた~!
髙塚:2015年は僕が高校生に上がった年で、そのタイミングで軽音楽部に入部しました。
こっちのけんと:もともと両親の影響か何かで音楽が好きだったのでしょうか?
髙塚:というわけではないのですが、単純に歌うことが好きでした。中学時代も友達としょっちゅうカラオケに行ったりしていました。
こっちのけんと:いいですね! 当時はどんな曲を歌っていました?
髙塚:いろんな曲ですね。中学の頃RADWIMPSさんとか、あとはアニソン、ボカロも歌っていました。
こっちのけんと:えっ! 親近感が湧きました(笑)。もともとスポーツ系には興味がなかったんですか?
髙塚:中学までずっとサッカーをやっていたのですが、周りの友達がサッカー部だったので一緒にやっていた部分があって。熱中してやっていたのですが、自分の芯がない状態で入ったところもあるんです。
こっちのけんと:もっと他にもやりたいことはあるなって思ったんですね。
髙塚:そうですね。次にもし部活をやるんだったら自分の好きなことをやろうと思って、心機一転して音楽を始めました。
こっちのけんと:もとから楽器は弾けたんですか?
髙塚:全然弾けなかったのでボーカル志望で入りました。僕の入った高校の軽音楽部はけっこうガチガチだったんですよ。
こっちのけんと:けっこう強めというか、体育会系でした?
髙塚:体育会系でもあるし、高校生のバンドの大会のようなものにも出場する常連校でした。
こっちのけんと:そのような所で鍛えられたんですね。
髙塚:そうですね。入部前には、入部テストのようなものがありました。
こっちのけんと:マジっすか!? 入れない人もいるってことですか?
髙塚:入部はできますが、希望のパートにはなれない場合がありましたね。
こっちのけんと:実際に入部するときに、どんな音楽をやってみようと思われたんですか?
髙塚:ロックですね。RADWIMPSさんとかBUMP OF CHICKENさんとか、カッコいいバンドに憧れがありました。
こっちのけんと:大夢さんって音域がめっちゃ広いですよね。
髙塚:今は出るようになったのですが、当時は全然でした。ちょうど声変わりの最中で苦戦していましたね。
こっちのけんと:軽音楽部ではオリジナルというよりかはカバーをされていたんですか?
髙塚:オリジナルをやっていました。
こっちのけんと:ええ~! この前、この番組のゲストに来てくれたPenthouse(ペントハウス)の浪岡(真太郎)さんからお話を伺ったとき、学生時代からオリジナルを作っていたとおっしゃっていました。昔の活動が今の仕事につながっているのってやっぱり激アツでいいなと思いました。
髙塚:そうですね。通っていた高校が、自分たちでオリジナルを作って大会に出場してねっていう方針でした。その頃は音楽の理論を何も知らないし、見よう見まねでやっていました。
こっちのけんと:では、当時聴いていた曲紹介をお願いします。
髙塚:BUMP OF CHICKENさんの「Hello,world!」です。
VIDEO
こっちのけんと:どんなときに聴いていましたか?
髙塚:僕が初めてバンドを組んで、最初のステージで披露した楽曲です。
こっちのけんと:最初にこれ(笑)!? すごい!
髙塚:けっこう苦戦しました。BPMが190ぐらいあって、みんなできないんですよね。なので、20ぐらいBPMを下げて演奏しました(笑)。
こっちのけんと:いい思い出ですね。
◆音楽を仕事にしたいと思った転機
こっちのけんと:続いて、髙塚さんの2つ目のモーメントは?
髙塚:「2017年頃 バンドコンテストで優勝 アーティスト活動をしていた先輩の影響で音楽を仕事にする道を考え始める」です。
こっちのけんと:ちゃんと優勝してる! この番組を始めて、いろいろな人から現在に至るまでの人生を聞くと、何かしらで1位になっているんですよね。高校3年生の頃ですか?
髙塚:そうです。高校3年生の夏、東京都の常連校がいっぱい集まるようなバンドコンテストで優勝させていただきました。
こっちのけんと:そのとき歌った曲はオリジナルですか?
髙塚:はい。
こっちのけんと:すごい! 優勝して気持ちは変わったってことですか?
髙塚:高校生活の集大成として結果を残せたのはすごくよかったです。音楽に一番熱心に取り組めた3年間だったので、この結果や経験を将来に活かせたらいいなと漠然と考え始めました。
こっちのけんと:高校3年の夏にバンドのボーカルで優勝。これはさすがにモテましたね?
髙塚:全然モテていませんでした(笑)。世間一般のイメージとして、軽音楽部って二分化されると思うんですよね。文化祭で大活躍してたくさんのファンができるイメージと、とにかく部室にこもって音楽1本、クラスには友達がいませんっていうイメージです(笑)。自分はまさしく後者だったんですよね。
こっちのけんと:そうなんですね!
髙塚:少しでも時間があったら部室に行って曲を作っていました。
こっちのけんと:当時からアイドル的な要素があって、それを夢にしたのかなと思っていたんですけど音楽1本だったんですね。
髙塚:アイドルの欠片もありませんでした(笑)。
こっちのけんと:事前にアーティスト活動をしていた先輩がいたとのことですが、どのような方ですか?
髙塚:3個上ぐらいの代も被っていない先輩で、部活のOBとしてよく来られていたんです。学生をやりながらシンガーソングライターのアーティスト活動もされている方でした。その方からいろんなお話を聞いているうちに、自分もそういう人間になりたいなって思うようになりました。
こっちのけんと:その先輩がロールモデルになっているんですね。アドバイスをいただいたりもしました?
髙塚:そうですね。音楽の道を目指すってなると、どうしてもいろんなものを犠牲にしないといけなかったりするじゃないですか。でも、その先輩はうまくバランスを取っていたんですよね。基礎というか、音楽もやるけどそれ以外のことも怠らないような姿勢でした。
こっちのけんと:ちゃんとした大人ですね。きちんとした生活を送りつつ、未来のことも見ながらやりたい音楽をやる。いい先輩に会いましたね。そのときに聴いていた曲は何ですか?
髙塚:宇多田ヒカルさんの「真夏の通り雨」です。自分もプロになりたいなって思い始めてから音楽の聴き方が変わったといいますか。今までは自分が好きだと思う楽曲ばかり聴いていたんですけど、そこから「なぜ自分はこの曲が好きなのか」「この曲の魅力は何か」みたいにいろいろ分析するようになったんですね。そのなかで宇多田ヒカルさんの曲って、いろんな要素が詰め込まれているなって感じたんです。
こっちのけんと:めっちゃわかります。
髙塚:「真夏の通り雨」の歌詞は表現の仕方がすごくいいなと思って、当時よく聴いていました。
VIDEO
----------------------------------------------------
11月15日(金)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年11月23日(土)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと