アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディアフレンズ」(毎週月曜~木曜11:00~11:30)。今回の放送は、元衆議院議員でコメンテーターの金子恵美(かねこ・めぐみ)さんがゲストに登場。5月に出版した著書『もしも日本から政治家がいなくなったら』(内外出版社)について語ってくれました。
坂本美雨、金子恵美さん
現在、コメンテーターとして数々のテレビ番組に出演する金子さん。昨年は1児のママとして「第14回ベストマザー賞2022」(政治部門)を受賞しました。講演会では「女性の活躍」「育児がキャリアとして評価される時代へ」「優秀なリーダーの共通点」「許すチカラ」など、さまざまなテーマでおこなっています。そんな金子さんの著書『もしも日本から政治家がいなくなったら』(内外出版社)が5月31日(水)に発売されました。
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坂本:(金子さんの著書『もしも日本から政治家がいなくなったら』によると)もし、日本から国会議員がいなくなったら年間2,041億円が浮くそうですね。その費用を少子化対策、子育て、防衛、デジタル化……といった、いろんなことに使えるのではと思います。でも実際は、議員さんが“お金を儲けている実情は全然ない”ということが、金子さんの経験を通して書かれています。
金子:例えば、選挙がなくて、議会のなかの職員の人たちもいなくなったら、たしかにコストは浮きますし、一見メリットのようにも感じますよね。ただ、政治家がいなくなり、選挙で選ばれていない、国民の代表ではない官僚の方がルールを決めていってしまうと、非常に偏りが出てきてしまうと思います。
あと、政治家はいっぱい報酬をもらっていると思われがちですが、日々の活動や選挙にもお金が必要なので、みんな切り詰めています。議員当時は自由に使えるお金が本当に少なかったので、多くの議員は地道に活動していることを知ってもらえたらなと思います。
坂本:そうですよね。メディアで多く取り上げられる昔ながらの政治家の方々は、もともと地盤があったり家柄的にお金を持っていらっしゃる方がいたりして、そういうイメージがついているのかなと思います。実際に知り合うと、普通の生活をされているんだなと最近は感じています。
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投票率が低迷し、政治不信が続く日本で「政治家って必要?」を改めて考えた金子さんの著書『もしも日本から政治家がいなくなったら』(内外出版社)は、現在好評発売中です。ぜひチェックしてください。
6月12日週のゲストは、12日(月)、13日(火)は是枝裕和監督、14日(水)は黒木瞳さん、15日(木)は貫地谷しほりさんです。
<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週月曜~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/dear/