山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。12月28日(水)の放送では、歌舞伎俳優の尾上松也(おのえ・まつや)さんをゲストに迎え、お送りしました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、尾上松也さん
1990年に初舞台を踏み、2009年からは歌舞伎自主公演「挑む」を主催し、年1回程のペースで上演。そして、歌舞伎以外にも舞台やミュージカル、ドラマ、アニメなど幅広く活動する松也さんは、2023年1月2日(月・振休)からは浅草公会堂で上演される「新春浅草歌舞伎」に出演。
今回はコロナ禍で3年ぶりの開催とあって、スタッフ・出演者一同、非常に意気込んでおり、松也さんは2015年から本公演のリーダー的な役割を担当。「新春浅草歌舞伎」にはそれまでも何度か出演していましたが、当時は先輩方が中心で松也さん自身は出させてもらっているような感覚だったと振り返ります。しかし今は一座を率いる立場とあって「本当にいろいろなことを学ばせていただいています」と松也さん。
この「新春浅草歌舞伎」は、若手中心の舞台で「若手の歌舞伎俳優が普段なかなかつとめることができない、古典の大役に挑戦するというのが一番の眼目。必ず毎年、古典の大曲に挑戦しています」と解説。今回、第1部では「双蝶々曲輪日記 引窓」と「男女道成寺」、第2部では「傾城反魂香」と「連獅子」が上演され、松也さんは第2部に出演されます。
そして、どちらの部も初心者でも見やすく、楽しみやすい作りになっていると松也さん。「みなさんがイメージする歌舞伎らしさがふんだんに盛り込まれ、さらに古典のお芝居に挑戦し、その後は華やかな舞踊で締めるという構成になっているので、どちらもお正月らしく、そして歌舞伎を見たという感覚を感じてもらえると思います。わかりやすく見ていただける工夫もされていますので、ぜひ劇場に来てみてほしいですね」と自信たっぷりに見どころを語ります。
そんな松也さんは、12月には舞台「ショウ・マスト・ゴー・オン」に出演。これはとても大変な舞台だったそう。というのも、初日の直前に怪我人が出たり、その後もコロナによる休演があるなどトラブル続き。ただ、それらすべての代演を作・演出の三谷幸喜さんが代演したとか。
女優さんからお父さん、おじいちゃん、そして主演までも演じたそうで「三谷さんが役者もできる人じゃなかったら、半分ぐらい公演できませんでしたね」と振り返ります。そして、「まさに“ショウ・マスト・ゴー・オン”という舞台名にふさわしい公演だったのかもしれないですけど、本当にいい経験をしました。なかなかこういうことはないので」と苦笑いする一幕も。
また、2022年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも出演し、クセのある後鳥羽上皇役を怪演。れなちも毎週楽しみに観ていたこともあり、どのような思いで演じていたのか気になる様子。
松也さんは「どのように演じようか、すごく考えたところではありますけど、後鳥羽上皇は武芸に長け、いわゆる天才肌に近い人物と言われることが多いので、その気位の高さ、プライドの高さ、野心を全部合わせたような空気感が出せたらいいなと思いつつ、クセをちょっと出しながら演じていました」と話していました。
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聴取期限 2023年1月5日(木) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/darehana/