スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
6月2日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
私は、信心深いほうだと思っています。朝晩は神棚へ、両親の写真へ、亡くなったペットの写真へ、嫁ぎ先の先祖のお墓の方角へ「いつもお守りいただきありがとうございます」とお礼を言います。
私の周りに信心深い人は少なく、お墓参りなども行かない人が多いです。しかし、そういう人たちに限って子どもたちが順調に就職して結婚し、お孫さんが順調にできています。子孫はご先祖さまからのご縁だと思ってきた私は「なぜだろう」と思うときがあります。
ご先祖様を大切に思う気持ちはこれからも大事にしますが、どういうふうに考えたら良いか、江原さんにお言葉をいただきたいです。
<江原からの回答>
江原:お墓参り行かないように見えている人は、もしかしたら日常のなかではご先祖を思っているかもしれませんよ。
相談者さんの信心は、形だけなんですよ。何を持って信心深いと言うのでしょう? お墓参りをしているから? お参りしているから? 感謝しているから? でも、相談者さんの「いつもお守りいただきありがとうございます」というのは、感謝ではありません。これは信心深さではなく「ギブ・アンド・テイク」です。「ください、ください。くれるのなら拝みます」という気持ちで、(神様が)形として授けてくれないとなると、こうして不満が出るのです。「守ってもらえるから拝んでいるだけ」で、形としてやっているだけで感謝がないですよね。
得して生きる「現世利益」(※仏を信仰した結果、この世で仏の恵みを受け、望みがかなうこと)ばかりを考えている人が、信心深いのだと誤解されていると思います。正しく信心深い人というのは、どのようなことがあっても「全て自分に必要なことなんだ」と受け入れて、それを成長の糧にする人。私たちは成長するために生きるのです。拝んでさえいれば良いことばかり起きるのだったら、苦労はいらないでしょう? 人である以上、どんな立場の人だって、みんな成長するための課題や苦労があるんです。「ご利益がないんだったら信仰しない」というのは、完全に分かっていない人でダメですね。
守るというのは、親の愛です。親は自分が良いときでもそうでないときでも、いつも見守っているはずです。だから「自分で立ち上がってごらん。乗り越えてごらん。必ずそこには成長があるからね」という見守り方もあるのです。それで成長すれば、人間として大きくなるのだから、その分また幸せになるはずなんですよ。
だから相談者さんはもう一度、「人生とは何なのか? 信仰とは何なのか?」ということを考えて、勉強してみたらいかがでしょうか。
江原啓之、奥迫協子
●江原啓之 今夜の格言
「感謝のない人は不幸になるのです」
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6月2日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 6月10日(月)AM 4:59
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子