山崎怜奈（れなち）がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。（ダレハナ）」（毎週月曜～木曜13:00～14:55）。1月17日（火）の放送では、ロックバンド・Base Ball Bearの小出祐介さん（Vo.Gt）が登場。造詣の深いホラー映画や、これからの全国ツアーについてお伺いしました。

（左から）パーソナリティの山崎怜奈、小出祐介さん

「ベボベの小出さん」といえば、多様な趣味を持つことでも知られ、音楽はもちろん、アイドルやお笑い、映画まで、幅広いジャンルを愛する小出さんのいまのブームは「世界史」。コロナ禍で家にいる時間が増え、以前から興味のあった世界の歴史を、3年前から本格的に深掘りし始めたと言います。

また、ホラー映画大賞の選考委員として登壇するほど、ホラーに詳しい一面も。れなちが「ホラー映画を人に紹介するときに気をつけていることは？」と尋ねると、そこから小出さんのトークが止まりません。

「血まみれが好きな人もいるし、刃物がダメな人もいる。じゃあ、『心霊ですか？』とか。ミステリーっぽいほうがいいのか。（ジャンルは）細かくありますよ。POV手法（撮影者が登場人物となり物語を進める手法）やファウンド・フッテージ（フェイクドキュメンタリー）とか……」と矢継ぎに答えたかと思えば、「最近のホラー作品は、社会問題のメタファー（比喩）になっている傾向がありますね。面白いけれど、価値観がひっくり返るような怖いやつがやっぱり欲しい」とも。

公開当時に話題を呼んだ映画「ミッドサマー」を撮ったアリ・アスター監督については、「ホラーだけではなくて、いろいろな映画の分野を取り入れ、ご自身の生い立ちや価値観が濃く反映されている」と絶賛。玄人目線のコメントの数々に、れなちは圧倒されっぱなしでした。

そんな小出さんがギター＆ボーカルをつとめるBase Ball Bearは、昨年、結成20周年のアニバーサリーイヤーを終え、今年は全国15ヵ所をめぐる「Base Ball Bear 『Guitar! Guitar! Drum! Drum! Bass! Bass! 』 TOUR」を控えています。

小出さんは、「（20周年の）最後が日本武道館公演で、そこに向けてすべてを整えてきた1年間でした。そこでのライブが、20年やってきて一番内容が良くて、うれしかった。練習は本番を裏切らない」と振り返り、2月に幕開けとなる全国ツアーについては「ワンマンツアーは1年ぶり。コロナ禍以降は10ヵ所を超えるツアーをしたことがなかった。この本数をやれるのは本当にうれしい」と笑顔をのぞかせていました。

＜番組概要＞
番組名：山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時：毎週月～木曜 13:00～14:55
パーソナリティ：山崎怜奈
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/darehana/