ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。全国の受験生を全力で応援するコーナー「応援部 宣言メイト! supported by カロリーメイト」(毎週金曜 22:07頃~)では、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)こと“こもり顧問”と、アンジー教頭こと“アンジー副顧問”、さらには月替わりの“特別コーチ”が、受験生を全力で応援していきます。
11月の特別コーチは、s**t kingzのOguriこと小栗基裕さんが担当。この記事では11月7日(金)放送の模様を紹介します。
(左から)アンジー副顧問、特別コーチ・小栗基裕さん、こもり顧問
1987年生まれ、東京都出身の小栗さん。ダンスパフォーマンスグループ・s**t kingzに所属し、アメリカ最大のダンスコンテスト「Body Rock」で2010・2011年と連続優勝。以降、さまざまなアーティストの振り付けを手掛ける一方で、テレビドラマ、ミュージカルにも出演するなど、ダンスの枠を超えて俳優としても活躍しています。
――“思う存分ダンスをやるため”に頑張った?
こもり顧問:まず、受験生時代のことを中心にいろいろお話を伺いたいんですけど。もともと、ダンスを思う存分続けるために早稲田大学を目指そうと決意したっていうお話を聞いたんですけど、なんでダンスと大学受験がつながったんですか?
小栗先生:高校の1年からダンスを始めて、もう一気にハマっちゃったんですよ。高2はほぼ毎日スタジオに通うみたいな日々を過ごしていたんですけど、周りの友達とかも徐々に塾に通い始めたり、受験モードになってきて。俺はむしろ受験なんかしないと思っていたんですよ。
でも、そうしたら親が「いや、何言ってるの? 受験はしなさいよ」みたいな。親もしっかり大学を出て就職した人たちなので、「当然行くでしょ」みたいな。ちょっと反発心はありつつも、スタジオに通っている他の大人の人たちとかにも相談すると、「いや、行けるなら行っときな」みたいな。けっこういろいろな人に勧められて、「あ、そっか、行くしかないのか」と。
逆に、親が何も言えないくらいしっかりいい大学に入ったら、むしろ入学後に思いっきり好きなだけダンスできるなと思って、「じゃあもう、ここは切り替えて一気に受験モードに突入」みたいな感じで始めましたね。
こもり顧問:そのなかで、早稲田を選んだ理由は?
小栗先生:これは本当に直感でした。理由はなくて。もうダンスがやりたかったから、大学で何かを学びたいっていう気持ちがあまりなくて……。
こもり顧問:その先がゴールだから。
小栗先生:そうそう、なかったんですよ。だから、せっかくなら一番いいところを目指そうみたいな感じで。ただ、国立だと受験科目が多かったり、勉強しなきゃいけない科目が多くて、「ちょっとそれは俺無理かも」と。がっつり文系だったんで、科目を絞った結果、早稲田に行くぞって。
こもり顧問:高校3年生のときの受験生活は、どんな生活だったんですか?
小栗先生:学校でも、先生によっては朝練みたいな感じで、朝の特別クラスみたいなのをやってくれたりしていて。なので、朝早く学校に行って、終わったら予備校の自習室に友達と行って夜までひたすらこもって授業を受けたりみたいな。けっこうどっぷり受験生活に浸かっていましたね。
こもり顧問:その頃って、ダンスは一旦(休んでいたんですか)?
小栗先生:ダンスは本当に我慢していました。「2ヵ月に1回だけレッスンを受けていい」っていうルールを自分で決めて、そのときはめちゃめちゃワクワクしながら行って。
こもり顧問:めっちゃいい。そのときって、どんなレッスン受けるの?
小栗先生:あまり絞りたくなくて、むしろ基礎クラスみたいな。なるべくたくさん吸収できるレッスンを選んで、そこで持ち帰ったものを食事中に踊るんです。踊っていいのは食事中だけっていう(ルールを自分に課していた)。
こもり顧問:愛してやまないダンスを自由にやるために……と選んだ大学受験でしたけど、今振り返ってみると、どうです? 大学受験の時期とかは。
小栗先生:結果を出すという成功体験が、自分のなかで人生にとってすごく大きな糧になったな、っていうのはありましたね。受験を頑張れたから、今もコツコツやれば絶対力になるって信じられる気がしています。
――「高校でも吹奏楽を頑張りたい」
こもり顧問:さあ、ここから s**t kingz・小栗先生と共に受験にまつわる宣言、宣言メイトを送ってくれた受験生に直接話を聞いてエールを届けていきます。もしもし!
らならな:もしもし! 長野県、14歳、(ラジオネーム)らならなです。
こもり顧問:この忙しい時期に、ありがとうね。じゃあ、まずは宣言を聞かせてもらっていい?
らならな:はい。一度は辞めようと思った吹奏楽を高校でも全力でやるために、第一志望の高校に合格してみせます!
こもり顧問:吹奏楽はいつ頃からやっていたの?
らならな:まず小学校で金管バンド部に所属して、中学生になって吹奏楽を始めたって感じです。
こもり顧問:なるほどね。担当楽器は?
らならな:クラリネットをやっていました。
こもり顧問:部活ではけっこういい結果を残せたりはしたのかな?
らならな:去年までは全国大会に出られていました。というか、先輩が連れてってくれていたんですけど、今年は私が吹奏楽部の部長になって、「よし全国大会を目指すぞ」と思ったんですけれど行けなくて。そのあとに、別のコンクールがあるんですけど、そこに出て、自分のなかでは一番音楽に没頭できた12分間だったなって思いました。
こもり顧問:やりきれたと思えるものが何か一個あるっていうのは、すごく大事だよね。満足いったと思えることが俺はすごく大事だと思う。一度辞めようと思ったっていうのは、どういうことなの?
らならな:中学3年間を部活中心に過ごしてきて、それをまた高校生活の3年間でやるのはちょっときついのかなと思って。一瞬辞めようかなと思っていました。
こもり顧問:そうかそうか。でも、またやりたいと思っているってことでしょ? それはなんで?
らならな:第一志望の高校に、中学校のときも教えに来てくださっていた外部講師の先生が教えに行ってるっていうのを聞いて、そこの高校にも行きたいし、吹奏楽をやれる環境があるんだったら、もう1回吹奏楽をやってみてもいいかなって思うようになりました。
こもり顧問:なんかそういう出会いって、運命的でいいですよね。
小栗先生:好きが刺激されまくっているというか。やるしかないっていう。
特別コーチ・小栗基裕さん
――3人から応援メッセージ!
こもり顧問:もうやるしかないっていう状況だと思うけど、今感じているのは、どんな不安なの?
らならな:周りよりも受験に向き合い始める時期が遅れていて……。この前のテストでも良い結果が残せなくてすごく今不安です。
こもり顧問:どうですかね、小栗先生。ある意味で、期間はもう決められているなかで、切り替えるスイッチじゃないですけど……。
小栗先生:でもこの10月まで本当に人生で一番没入できたっていう時間を作る力をらならなは持っているから、その力があるなら、絶対ここから一気に勉強に没入していっても、その時間をまた作れる気がするなぁ。
こもり顧問:確かに。やってきたことは別だとしても、“地”ができているっていうのは絶対ありますよね。
小栗先生:頑張るパワーがあるというか、技術がちゃんとある気がする。
こもり顧問:今のモチベーションは、どこにあるの?
らならな:やっぱり吹奏楽です。
こもり顧問:そうか、やりたいことへ向けて……みたいな。そういう意味では、ちょっと小栗先生と似ていますよね。
小栗先生:そうですね。俺もダンスを頑張るために、今は勉強に没頭するぞ! みたいな感じだったので、そのモチベーションがちゃんと明確にあると、頑張る力が湧きやすい気がします。
ここで、こもり顧問、アンジー副顧問、小栗先生の3人は、らならなに向けてカロリーメイトの箱に“応援メッセージ”を書き込んでいきました。
【アンジー副顧問のメッセージ】
「地はかたまってる!! 受験の花を咲かせよう!!」
アンジー副顧問:これまで、全身全霊をかけて吹奏楽を頑張ってこられた力があるということは、何かを努力する地は固まっていると思うのね。だから、今はその力を受験という花を咲かせるために使って、その先でまた最高なクラリネットの音色を響かせてほしいと思って書きました。
【こもり顧問のメッセージ】
「キミの今までは全て力になっている 自分を信じて」
こもり顧問:今までやってきたことっていうのが、全部力になっているのよ。不安になることもあると思うんだけど、間違いなく、らならながやっていることは絶対に正しいし、正解だし、今までやってきたもの全てが力になっているから。ちょっと不安になったときとか、前に一歩進めなくなったときに、これを見てほしいという思いも込めて書かせてもらいました。
【小栗先生のメッセージ】
「音楽の力で飛び込め!!」
小栗先生:自分も音楽に救われたことがいっぱいあって。その音楽を生み出す側を一生懸命やってきたらならなは、誰よりも音楽の力っていうのを知っていると思うので、もし気持ち的にしんどいなって思ったときは、大好きな曲を聴いたり、自分が音楽を奏でているところを思い出したりイメージしたりして、それを力に変えてほしい。吹奏楽に注いできたエネルギーを、そのまま今頑張っている勉強に注いだら、絶対にいい結果につながると思うので、思い切って飛び込んでみてほしいなと思います。
らならな:ありがとうございます。
こもり顧問:じゃあ最後に、今日の話を受けて改めて宣言を聞かせてもらってもいい?
らならな:はい。一度は辞めようと思った吹奏楽を高校でも全力でやるために、第一志望の高校に合格してみせます!
こもり顧問:うん、いけるよ。絶対大丈夫! 頑張れ!
小栗先生&アンジー副顧問:頑張れ!
らならな:はい、ありがとうございます!
メッセ―ジの入ったカロリーメイト
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
番組公式X:@sol_info