スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
4月6日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
私は、某大学への進学を目指し、将来的には起業を通じて社会に何らかの形で貢献したいという漠然とした夢を持っています。しかし、その大学に進学できるのは、学年でもごく一部の生徒のみだと言われています。今のところ、私は何とかその一握りに入っていますが、それゆえにテストでは誰にも負けたくないという強い思いがあります。
実は、前回のテストで、答えを覚えるほどワークに取り組んだ教科の答案が返却された際、たまたま他の生徒の答案が目に入ってしまいました。その人の点数は私よりも数点高く、それを見た瞬間、悔しさと自分への怒りがこみ上げてきました。気がつくと、自分の左手から血が出ていました。自傷行為をしたのは、これが初めてのことです。
親や先生からは「頑張りすぎないように」と言われますが、自分自身がそれを許せないのです。ただでさえ、今もギリギリの状態で必死にしがみついているのに、これ以上力を抜いたら落ちてしまう気がします。もうすぐまたテストがあります。このどうしようもない私に、力の抜き方を教えてください。
<江原からの回答>
相談者さんはまだ16歳とのこと。歴史上の人物の伝記をいろいろ読んでみてはどうでしょうか? 偉人たちの人生を学ぶと、「進学」や「学歴」といったものが必ずしも成功に直結するわけではないことがよくわかるはずです。私の知人でも現在活躍している人たちは、実は学校を中退している方が多いんです。もちろん、卒業して立派にやっている方もいますが、気持ちさえあれば、学歴は関係ないのです。
そしてもう1つ、大事なことをお話しします。あなたは、誰のために頑張っていますか? 自分自身のために頑張っているから、苦しくなるのです。誰かのために生きてごらんなさい。そうすれば、こんなふうにはならないと思います。
また、世の中に貢献したいと願っている人が、こんなことでつまずいていてはいけません。厳しいことを言うようですが、弱い人の気持ちがわからないままでは、真に人の役には立てません。だからこそ、今のうちに惨めな思いをたくさんしておくことが大切です。
惨めな気持ちを経験せずに人の上に立ってしまうのは、とても危険なことです。そういう人がたくさんいますし、心の痛みを理解できない人が権力を持つと、ひどいことになります。ですから、今のうちに転ぶ経験をするのは、決して無駄ではありません。
あなたが「何らかの形で社会に貢献したい」という思いを本当に持っているのなら、必ずそうなれます。だから、学ぶべきは「力の抜き方」ではなく、「我が身可愛さ」の気持ちを捨てることです。誰にでも自己保身の気持ちはありますが、それ以上に大切なのは「他者」です。
あなたにとって愛する人は誰ですか? その人のことを、いつも心に思い浮かべてください。そして、その人たちのために頑張ろうと思えたとき、自分のことなど自然とどうでもよくなります。ぜひ、そのことを意識して生きてみてください。
江原啓之、奥迫協子
●江原啓之 今夜の格言
「人は誰もが自分以上にも以下にもなれません。だからいつも、少しでも輝けるように生きましょう」
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4月6日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 4月14日(月)AM 4:59まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子