TOKYO FMの音声配信プラットフォームAuDee(オーディー)で配信中の特別番組「アース・モンダミンFM」。女子プロゴルフツアー「アース・モンダミンカップ」に注目し、大会の魅力に迫ります。パーソナリティはゴルフタレントでモデルの瀬戸晴加が務めます。
6月23日(月)の配信では、大会実行委員長・松下弘征さんによる「アース・モンダミンカップ」ならではの魅力や、「アース・モンダミンカップ 2024」のチャンピオン・小祝さくらさんが、前回の優勝を振り返り、今年の大会の意気込みを語りました。
(左から)大会実行委員長の松下弘征さん、パーソナリティの瀬戸晴加
◆今年のアース・モンダミンカップの見どころは?
毎年6月に開催される女子プロゴルフツアー「アース・モンダミンカップ」は、賞金総額3億円、優勝賞金5,400万円と、非常に注目度が高いビッグトーナメントです。しかし、アース・モンダミンカップの魅力は金額だけではありません。番組では、その奥深さに迫るスペシャルプログラムとして、大会の見どころや選手のエピソードをお届けします。
「アース・モンダミンカップ 2025」は、6月26日(木)から29日(日)の4日間、千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズカントリークラブで開催。大会は2012年にスタートし、今年で14回目を迎えます。「ゴルフのワンダーランド」とも称されるこの大会は、選手にもファンにも愛され続けています。
アース・モンダミンカップ大会実行委員長の松下弘征さんは、「アメリカのマスターズのような、すべての方に感動を与えられる非日常空間を目指しています」と話します。大会は毎年進化を重ねており、今年は海外からの招待選手が3名来日予定。「毎年競技を面白くするためにコース改修をやっておりまして、今年は17番コースが難しくなっています」と説明します。
また、観客視点での快適さも追求されており、「スカイテラス」では食事を楽しみながらのゴルフ観戦が可能。大型テントの設置もあり、雨や暑さ対策も徹底しています。さらに、18番ホールに設けられた「ダイヤモンドボックスシート」は、毎年大人気の特等席です。高額ながらも「一度体験した方は、翌年も必ず来てくださる」と松下さん。その価値は、観戦体験を超えた“思い出”にあるようです。
大会中、観客の憩いの場となるのが、ゴルフ場の敷地内に設けられている「ギャラリープラザ」です。ギャラリープラザ内での食事や飲み物はすべて無料(アルコール類を除く)で、飲食を楽しみながら選手のプレーを観賞できます。
◆世界に羽ばたく日本の女子ゴルフを応援
アース・モンダミンカップを語るうえで欠かせないのは、選手たちが刻んできたゴルフの歴史です。「記憶に残る、心に残る、歴史に残る」をコンセプトに掲げる本大会では、毎年数々のドラマが繰り広げられています。ゴルフジャーナリストの西川正志さんに、印象的だった大会のエピソードを伺いました。
特に印象深い出来事として挙げたのが、イ・ボミ選手の連覇です。2015年と2016年、2年連続で大会を制し、その勢いのまま2年連続賞金女王に輝きました。「アース・モンダミンカップに勝つと年間賞金女王になれる」という伝説が生まれたのも、この快挙がきっかけです。
また、イ・ボミ選手が2023年に日本ツアーから引退した際には、彼女を称える特別なセレモニーも開催されました。「大会とイ・ボミ選手の絆を強く感じられるようなイベントで、涙なしでは見られないイベントでした」と、西川さんは感想を語りました。
アース・モンダミンカップが感動を生む背景には、大会の“こだわり”もあります。西川さんは、「世界に羽ばたく日本の女子ゴルフを応援したい」という主催者の強い想いを紹介します。たとえば、2024年の全米女子オープンには156人中21人の日本人選手が出場し、優勝争いを繰り広げるなど、世界の舞台での活躍が当たり前になりつつあるといいます。
西川さんは「これはまさしく、アース・モンダミンカップが4日間大会にこだわり、コース改修をしたことで、日本の選手がいろんなスキルを学んだ結果だと思います」と自身の考えを述べ、「こういった試みがこれからも続いていけば、日本の女子プロゴルフが世界の頂点に立つ日も近いのではないかと思います」とコメントしました。
◆小祝プロが大会期間中に食べる“勝負メシ”を紹介
番組には、昨年のアース・モンダミンカップを制した小祝さくらさんも登場。人気・実力ともに女子ゴルフ界のトップを走る小祝プロが、自らの優勝を振り返りました。
小祝プロは2019年から毎年優勝を重ねており、2024年は初日2アンダー、2日目に6アンダー、3日目は7アンダーと猛チャージを見せ、最終日を迎える時点で通算15アンダー。2位に6打差をつける圧巻の展開となり、最終的に16アンダーで優勝を飾りました。しかし本人は「全然覚えていなくて、そんなに点数があったんだってびっくりしました(笑)」と話し、集中の極みにあったことが伺えました。
大会は月曜日に最終日がおこなわれる異例の展開となり、「長丁場で体力勝負だった」とのこと。特に「16番あたりで頭がクラクラして大変でした」というほど過酷な状況のなか、最終ホールもバーディーで締めくくる強さを見せました。「最後までよく頑張れたなと思います」と語るその姿からは、プロとしての気迫とタフネスが伝わってきました。
コーヒースタンドやギャラリープラザなど、大会としての個性が光るアース・モンダミンカップに、小祝プロは「ラウンド後、みんなでギャラリープラザに行ってご飯を食べるのが楽しみです。楽しさがすごく詰まった大会だなと思います」と印象を語ります。
小祝プロは、去年のインタビューで「チーズリゾットオムハヤシがおいしかった」と語ったことが話題を集めましたが、毎年通うほどお気に入りのメニューだそう。期間中は毎日チーズリゾットオムハヤシを食べていたそうで、「チーズリゾットにオムハヤシってあまりない組み合わせじゃないですか。そこでしか味わえないので、試合もそれを楽しみに頑張っています」と、まさに“勝負メシ”と感じるエピソードでした。
昨年、見事にアース・モンダミンカップで優勝を果たした小祝プロ。あの勝利は自信にもつながったと話し、「今年の目標はもちろん優勝です。試合までに自分の調子を上げていけるように頑張りたいです」と力強く意気込みを語ります。最後に、ファンの方に向けて「応援がすごく力になっています。これからもいろんなファンの方に応援していただけたらなと思います」とメッセージを伝えました。
白熱するプレーはもちろんのこと、無料のシッティングエリア、キッズエリアをはじめ、モンダミンカップならではのサービスを心ゆくまで楽しみましょう。
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「アース・モンダミンカップ」のチケット情報や、キッズコーナー、気になる飲食の詳細は公式サイトをご確認ください。
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音声版「アース・モンダミンFM」
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<番組情報>
番組名:アース・モンダミンFM
配信日時:2025年6月23日(月)~
パーソナリティ:瀬戸晴加