青木源太と足立梨花がパーソナリティをつとめ、暮らしに役立つ情報や気になるトピックを深掘りしていくTOKYO FMの番組「青木源太・足立梨花 Sunday Collection」。9月11日(日)の放送では、総務省 マイナンバー制度支援室長の福冨茂(ふくとみ・しげる)さんに、「マイナンバーカード」をテーマに話を伺いました。
(左から)青木源太、福冨茂さん、足立梨花
◆マイナンバーカードの特徴を解説
マイナンバーカードは顔写真付きの本人確認書類で、裏面に12桁のマイナンバーが記載されています。市区町村の窓口や銀行などでマイナンバーの提示を求められた際、カード1枚で本人であることを証明できます。さらに、氏名、生年月日、性別、住所の4つの情報がマイナンバーカードに内蔵されたICチップに記録されているため、オンラインでも安全かつ確実に本人証明ができるのが最大の特徴です。
これに加えて、“あなた”が“あなた”であることを証明する電子証明書が搭載されています。これにより、市町村の窓口に行かなくても、コンビニにある専用の端末で住民票の写しなどの各種証明書を取得することができます。また、スマートフォン(以下、スマホ)やパソコンによる確定申告の申請、インターネットバンキングや証券口座の開設、民間企業のさまざまなオンライン契約などもスムーズにできて、とても便利です。
ところが、日本全体での普及率は、既に申請された方も含め50%程度(2022年8月24日時点)という現状です。申請していない人の理由を伺うと、「今は取得しなくても困っていない」「忙しくて申請が面倒」とさまざまで、「個人情報が漏れてしまうか不安」という声も。
これに福富さんは、マイナンバーカードのICチップには、個人の税金や年金などプライバシー性の高い個人情報は記録されていないため、「マイナンバーカードを取得しても、そうした情報が漏れることはありません」と説明。
また、オンラインで利用する場合も暗証番号の入力が求められるので、第三者がなりすまして使用することはできません。ちなみに、暗証番号は一定回数間違えるとロックされてカードは利用できなくなります。また、不正に情報を読み出そうとすると、ICチップが壊れる仕組みになっています。
◆最大2万円分もらえる!
そして、ここ数年で目にする機会が増えてきたのが、マイナポイント事業。これはマイナンバーカードを取得して、お好きなキャッシュレス決済サービスを選択して申し込みをすると、お買い物などで使えるポイントがもらえる事業です。
現在開催中の第2弾では、マイナンバーカードを新規に取得された方、または既にマイナンバーカードは持っていたが、第1弾に申し込んでいない方を対象に、マイナポイントの申し込み後、選択したキャッシュレス決済サービスで2万円のチャージやお買い物をすると、最大5,000円分のポイントがもらえます。
さらに、第1弾よりも内容を広げ、第1弾でポイントを受け取っている方も含めて、マイナンバーカードの健康保険証としての利用申し込みと、給付金などの公金受取口座の登録をしてマイナポイントの申し込みをすると、それぞれ7,500円分のポイントがもらえます。つまり、今なら最大2万円分のマイナポイントをもらうことができます。
この事業は、マイナンバーカードの普及はもちろん、「キャッシュレス決済の利用拡大、そして、消費の喚起を促すことも期待されています。また、マイナンバーカードを健康保険証として利用する“マイナ保険証”や、公金受取口座の登録を促進することで、デジタル社会の実現も目的としています」と福冨さん。
マイナ保険証は、本人の同意のもと、薬剤情報や特定健診情報等を医師、薬剤師が閲覧できる仕組みです。こうした情報を確認できることで、より良い医療を受けることが可能になります。
こうしたマイナンバーカード内の個人情報は、国が一元的に管理することはせず、さまざまな機関で分散管理しているため、「個人情報が芋づる式に漏れる心配もありません。また、公金受取口座の登録は、マイナンバーと公金受取口座を紐づけて国に登録することになりますが、だからといって個人の資産状況などを国が把握することはありません」と強調。
そして“申請が面倒”と思っている方のために、スマホを使って簡単にカードの申請ができる“QRコード付きの申請書”を今年7月下旬~9月上旬にかけて送付しています。
「マイナンバーカード交付申請書在中」と朱書きされた封書が届きますので、申請を検討している方は、お手元に届く申請書を利用してください。スマホをお持ちの方は、スマホで顔写真を撮ってQRコードを読み込むと、家にいながら、ほんの数分で申請できます。もちろん、郵送でも申請できます。申請から交付までは約1ヵ月ほどです。
そして、前述の最大2万円分のマイナポイントがもらえるキャンペーンへの申し込みもスマホやパソコンですぐにできます。スマホの場合は、マイナポイントアプリをインストールしたうえでアプリから申し込めます。その際に手元に準備しておきたいものは4つです。
1.マイナンバーカード
2.マイナンバーカードの数字4桁の暗証番号(※マイナンバーカードを交付されたときに登録したパスワード)
3.ポイント受け取りに使用するキャッシュレス決済サービスの決済サービスID
4.その決済サービスのセキュリティコード
また、スマホに不慣れな方のために、カードの申請サポートやマイナポイント申し込み支援を自治体の窓口でおこなっているほか、一部の郵便局や携帯電話ショップなどでもおこなっています。ただし、15歳未満の申し込みについては、法定代理人である保護者がおこなうことになります。
改めて福冨さんは「政府では、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるなど、利活用シーンの拡大や利便性の向上に向けた施策に取り組んでいます。マイナンバーカードは、対面でもオンラインでも安全・確実な本人確認が可能となる『デジタル社会のパスポート』と言えます。マイナンバーカードが普及すると行政サービスを効率化できて、国民の利便性などが期待できます。便利で暮らしやすい社会を目指していきましょう!」と呼びかけました。
マイナンバーカードを所有している足立は、最大2万円分のマイナポイントがもらえるキャンペーンに「早速、登録しました!」と報告。スマホから簡単に申し込めたようで、「マイナンバーカードと暗証番号があれば、(申請画面の)指示通りに進めば登録できて、それで2万円分のポイントがもらえるのはありがたい」と実感を語ります。
一方、青木は日本全体でのマイナンバーカードの普及率が“50%程度”という数字に着目。「いち国民としても、普及率がどんどん上がってほしいと願っています」と期待を寄せていました。
(左から)青木源太、足立梨花
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聴取期限 2022年9月19日(月・祝) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:青木源太・足立梨花 Sunday Collection
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:青木源太、足立梨花
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/collection/