手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。5月17日(土)の放送では、東京建物株式会社 Brilliaブランディング担当の中山佳彦(なかやま・よしひこ)さんに、同社が展開するマンションブランド「Brillia」(ブリリア)におけるユニークな防災の取り組みについて伺いました。
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東京都の実態調査によると、都内の分譲マンションの棟数は約5.3万棟で、そのうち約9割が23区に建てられています。安全な家に住んでいる方は基本的に在宅避難が推奨されており、最近では特に自宅における防災への備えの重要性が高まっています。
東京建物株式会社のマンションブランド「Brillia」の防災対策について、中山さんは「『Brillia防災対策ガイドライン』というものを制定しています。“そなえる、まもる、たすけあう”をコンセプトに、災害時に生じるリスクを抑制する独自の防災対策で、住んでからの安心を提供しています」と説明。
さらには「共用部だけでなく専有部にも対策を実施しています。具体的には、共用部では、防災用品を保管するための防災倉庫、専有部には、いざというときに役立つ防災備品が入った防災リュックを全戸に配布しています」と話します。ほかにも、入居者に向けた防災セミナーはもちろん、最近では“防災カードゲーム”を開発し、希望する管理組合に渡す取り組みもおこなっているそうです。
そして、6月からは“防災×アート”という新たな取り組みが始まります。以前に当番組内でも紹介した備える絵画「sonae 備絵(そなえ)」。こちらは、絵画のフレームのなかに、いざというときに活用できる防災用のトイレキットが収納されていて、災害が起きたときに取り出して使うことができる新しいタイプの防災グッズです。
そして今回、マンション入居者に向けてBrilliaオリジナルの「sonae 備絵」を販売するプロジェクトが新たにスタートします。絵画は、株式会社ヘラルボニーが主催する国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」にて「東京建物|Brillia賞」を受賞した内山.Kさんの作品「赤と青の世界の地図」が起用されています。
アートと防災の融合について、中山さんは「いざというときに身近な存在であればあるほど、すぐに備えることができると思います。(防災グッズを)押し入れの奥に保管されていたり、災害時に出しにくいような場所にあったりすることも多いと思いますが、それが壁に飾ってあることで、いざというときに取り外して防災グッズとして使うことができる、というのが一番のポイントだと思います」と話していました。
<番組概要>
番組名:防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋