アーティストの坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。今回の放送には、Number_i の平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さん️がゲストに登場。5月19日(月)リリースのセカンドシングル「GOD_i」の制作エピソードを語ってくれました。
(左から)平野紫耀さん、坂本美雨、神宮寺勇太さん、岸優太さん️
◆壮大な世界観を表現
坂本:5月19日リリースのセカンドシングル「GOD_i」について伺っていこうと思います。この曲は岸さんがプロデュースされたということですが、どんな思いで作られたのですか?
岸:最初に紫耀が「BON」をプロデュースして、その後、神宮寺が「INZM」(イナズマ)をプロデュースしてきたなかで「GOD_i」というものが浮かんできたんですけど。そのアイデアを(Number_i の楽曲制作に携わる)MONJOEさん、SHUNさん、Pecoriさんに伝えたら、より膨らませてくれて、そこからさらにメンバーと共有していって……みんなの意見をこの1作に集約させた、みたいな感じですね。
坂本:最初はどんなアイデアを投げられたのですか?
岸:タイトルに「GOD」とついているんですけど、そういう神的な要素も含めた世界観のものを作っていきたいっていうことを提案しました。そうしたら、壮大な世界観の曲ができあがっていきました。
坂本:聴いたときに、言葉が間違っているかもしれませんが“なんだ、この不可解な曲は!?”と思って(笑)。どんな展開になるかも全然読めなくて、慣れなくて、どんどん驚かされて……。
1回聴いただけではわからないので、もう1回聴いてみたくなるというか、すごい曲だなって思っていたら、あるインタビューで岸さんが、私がいま言った感想と同じような(リスナーの)反応を「狙っていた」とおっしゃっていて。
岸:そうですね。僕たちの曲って、どれも展開が読めないのが多いよね。“こうなるんだ!”っていう常にびっくりする曲が多いというか。
平野・神宮寺:うん。
坂本:なんでそうなっているんですか?
神宮寺:“あまのじゃく”がゆえだよね。
岸:そうだね(笑)。やっぱり、唯一無二を(作りたくて)。
坂本:歌詞の部分でのこだわりについてはいかがでしょうか?
岸:それこそ、サビは振りつけもそうですけど、結構残るフレーズを(意識した)。あとは、人間味のある歌詞が混ざっていたりするので、聴いてくれた人が、この曲でやる気を出してもらえたらうれしいなと思います。
坂本:自分のパートは皆さんそれぞれ書かれていると思いますが、スルスル書けるほうですか?
神宮寺:今回、テーマがすごく難しかったといえば難しかったよね。「GOD」っていうテーマが岸くんからあったので、それをどう表現するかで世界が変わってしまうというか。
平野:うんうん。
神宮寺:“神様”っていう言葉を強く押しすぎて「自分たちが偉い」みたいに見えるのもちょっと違うから、人間味というか「自分たちも悩んで答えを探し続けている」みたいなことをどうやったら表現できるんだろう? というのはすごく(難しかった)。
岸:確かに、話し合いましたね。
◆平野「本当にいいチーム」
坂本:それぞれのやりたいことが今まで以上に活かされている環境だと思いますが、(作りたい)楽曲やこれからの(グループの)方向性というのは決まっているのですか?
平野:あまり未来の具体的なビジョンは決めないですね。
神宮寺:“ここまでにこれをやりたい”っていうのはないです。
坂本:てっきり2、3年先までプランされているのかなと思っていました。
平野:そこまで考えられる3人ではないです(笑)。
神宮寺:年間スケジュールを立てるぐらいだよね。
平野:でも、それも結構ずれていくよね。
神宮寺:(楽曲)制作にこだわるがゆえに、どんどん後ろにずれていって(スタッフの)皆さんに迷惑をかけてしまっているという。
平野:だから、今ブースのむこうにいるマネージャー陣に言っておきたいんですけど、「次に出さなきゃいけない曲が、(リリース予定日までに)間に合わないかも……」ということは伝えています(苦笑)。
坂本:皆さん、目を伏せてる(笑)。
神宮寺:でもありがたいのは、もしそうなったとしても、スタッフの皆さんは「クリエイティブのためなら」と言ってくれるんですよね。
岸:そうなんですよ。
神宮寺:そこはめちゃくちゃ助かっています。
平野:本当にいいチームです。
<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/dear/