笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00~20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。12月3日(土)の放送は、
前回に引き続き、スマートスキャン株式会社 代表取締役の濱野斗百礼(はまの・ともあき)さんをゲストに迎え、お届けしました。
(左から)笹川友里、濱野斗百礼さん
1969年生まれの濱野さんは、株式会社デジタルガレージにおいて営業を中心に担当しつつ、ポータルメディア「Infoseek」の立ち上げに参画。2000年12月の楽天株式会社によるインフォシークの買収後、楽天グループ全体のインターネット広告事業の立ち上げを統括。楽天株式会社にて執行役員、グループ会社のリンクシェア・ジャパン株式会社にて代表取締役社長をつとめます。そして、2017年にスマートスキャン株式会社を設立し、同年に医療プラットフォームサービス「スマート脳ドック」の提供を開始しました。
◆アイデアをビジネスにしていくには?
インターネット黎明期からデジタルシーンに身を置き、楽天株式会社に在籍していた約16年間では、さまざまなツールやサービスなどのローンチに携わるなど、「世の中に新しいものを提供するやり方は非常に勉強になった」と濱野さん。
ビジネスのアイデアを考えるときは、「良いサービスや良いものに出会ったときに、“自分だったらこれをどうできるかな”と考えて、それをトライしていった」と語ります。また、アイデア出しをしたときに、周りから「(それを形にするのは)難しいよね」と言われると、「余計に“やりたい”という気持ちが芽生える」と言います。
「スマート脳ドック」を手がけたときも“MRI以外でかかっている時間をいかに短縮できるか”を考え、Web決済の導入やWeb予約の際に問診票を入力してもらうことでクリニックでの受付を簡略化し、受付から脳ドックを終えてクリニックを出るまで約30分という仕組みを構築。
消費者の目線に立ち、これまで“当たり前”とされてきたアナログなことも「必要ないものは、できるだけ簡単にしていこうと。ほかにも、Web上でできることに(アナログからデジタルに)置き換えていければ、世の中がもっと良くなっていくのでは」と話します。
◆仕事論、理想の人材像とは?
濱野さんは、何かにビジネスチャンス(商機)を感じたとき、「それを本気でやれるかどうか。そして、やるときに金銭面などのリスクを背負えるかどうかを考えるのが大切。自分が設定した目標や描いた世界に近づくために、日々努力して自信を持ってやっています」と仕事論を語ります。
そんな濱野さんの思う“理想の人材像”は、「まず“誠実さ”を持って仕事と向き合える。また、ほかの従業員の方々に“会社として何をしているのか”ということをしっかり伝えたうえで、それを理解して自分で走れる人材。いわゆる“自走”がベスト」と持論を述べます。
最後に今後の展望について伺うと、スマートスキャンが掲げる「病気にならない世界を作ろう」というミッションのもと、「できれば、健康に不安を持たずに長生きできる環境が作れたら良いなと。それに、健康だと思っている人のなかには、実は健康ではない人もいるので、そのためにも、自分の健康状態を把握できるような機能をもっと広げていきたい」と語りました。
次回12月10日(土)の放送は、モデルナ・ジャパン株式会社 代表取締役社長の鈴木蘭美(すずき・らみ)さんをゲストに迎えてお届けします。バイオテクノロジー企業のトップを走り続けられる秘訣や現在の医療の世界など、貴重な話が聴けるかも!? どうぞお楽しみに!
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聴取期限 2022年12月11日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00~20:30
パーソナリティ:笹川友里
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/podcasts/futurepix/