住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜 9:00~11:00)。毎週金曜日に放送している「オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。
5月27日(金)は、リスナーから届いた「働き始めてからの貯金について」のお悩みを紹介しました。
※写真はイメージです
<リスナーの相談>
今月から就職で、新天地の大阪へ引っ越してきました。職場はほとんどリモートワークと聞いていたので、おうち時間を心地よく送れるような1LDKの物件を選びました。しかし、そうなると家賃が高くつくわけで……。親からは「新卒のうちは、もっと安い物件に住んで貯金したら?」と言われました。そこでオーシャンヌ(番組リスナーの呼称)の皆様にお聞きしたいのは、「働き始めてから、貯金はどれくらいすればいいのか?」「何のために貯金するのか?」です。よろしくお願いいたします!(大阪府、20代、女性、会社員)
このお悩みにパーソナリティの住吉は、「ストレートで良い質問だ! これは、ある程度生きてきた結果わかったのは、貯金をする理由は、『お家を買いたい人は、その頭金を貯めるため』です。わかりやすいでしょう(笑)? 私はそんな印象を持っています」とコメント。
「でも、新卒で働き始めた頃の貯金って、どうしたら良いか分からないですしね。ちなみに私は、NHKに入って最初の赴任先が福島県だったんです。『新卒1年目は貯金をするんだ!』と思い立ち4万円の1Kに住みました。「K」といっても、廊下に小さなキッチンが付いている1Kですね。でも(とても小さなワンルームだったので)体育座りできるくらいの場所と、寝る場所しかなかったので、家に帰ってきてもどよーんとしてきちゃって……」と当時を振り返ります。
続けて「住み始めて1年半くらい経ったところで、『これだけ頑張ったんだから、今度は広めの所に住んでみよう!』と思って、今度は市内で、家賃が高めの9万、10万円ぐらいの1LDKに引っ越したんです。結構広いし『やったー!』と思っていたら、結局2年弱で転勤になってしまったのですが(笑)。でも、『やはり住む家によって、だいぶ精神状態が違うな』って思いましたね。家賃は安いけど、『ちょっとどうなの……?』っていう家に住むと、心がやられていく経験をしました(苦笑)。なので、最初は仕事がハードに感じたり、慣れなくてすごくしんどかったりすることもあると思いますし、あと大阪に引っ越したということで、新たな地域にすぐに慣れないこともあると思いますので、私は(少し高めでも居心地のいい物件なら)『いいんじゃない?』って伝えたいですけどね」とメッセージを贈りました。
ーー今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんのアドバイスが届きました。
◆まずは「100万円」貯める
「新入社員でどれくらい貯金すれば良いのか?」という相談ですが、私は、蒼井優さん主演映画『百万円と苦虫女』を観て、「とりあえず100万円貯めよう!」と心がけていました。100万円を貯めれば心に余裕ができて、好きに生きられると思ったからです。
私の場合、100万円を貯めるまでは家賃が安くて会社から遠い場所に住みましたが、100万円を貯めた後は、会社近くの新築&快適なマンションに住んでバリバリ働きました。その後、また100万円を貯めて、会社を辞めて、興味のあった分野の仕事に進みました(東京都、30代、女性、専業主婦)
◆貯金に興味がないなら、独身生活を楽しむ
貯金に執着がないのなら、独身のときは楽しみましょう!! 私の経験ですが、貯金は(給与が出たら)一定額、先に貯めておいて、あとは自由に使いましょう!
私は独身時代、都内に住んでいて、同期と焼肉に行ったり、マッサージに行ったり、カフェ巡りをしたり、旅行したり、それはそれは存分に楽しみましたよ! お金のことは、そんなに考えなかったです。
結婚して子どもが産まれると自由な生活はできないので、「あのとき、存分に楽しんでおいて良かったなぁ~」と思っています。確かに貯金も大事かもしれませんが、それよりも今、若いときにしかできないことを楽しむことが、とても大切だと思います!!(長野県、30代、女性、会社員)
◆「無収入でも半年暮らせるくらいの貯金」をする
社会人8年目ですが、恥ずかしながら昨年まで全く貯金をしていませんでした。コロナ前はいろいろと遊び回ったり、大好きなゲームへの課金などにお金を使いまくりで、「明日何が起こるかわからないのに、貯金なんてなんのためにするの?」と思っていました。
しかしコロナ禍になり、サービス業の私の職場は大打撃を受け、収入は激減。さらに昨年、突然、難病にかかり約半年ほど入院してしまいました。保険でお金がおりたり、傷病手当金は出ましたが、支払われるのに数ヵ月はかかるので、全く貯金をしていなかった私は、結局親からお金を借りることに……。申し訳ない気持ちでいっぱいでした(今は全額返済しました)。
「人生何が起こるかわからないのに、なんで貯金しなきゃいけないの?」と思っていた私ですが、何があるかわからないからこそ、貯金はするべきだと思います。最低でも「収入がなくても半年は暮らせるくらいの貯金」は必要かと。こんな私が偉そうに語るのもおこがましいのですが、体験談として参考にしていただければ幸いです(東京都、20代、女性、会社員)
――また、Twitterにはこんなアドバイスも届きました。
◆“突然”に備えて貯金をする
私はお金が好きなので貯金しています! 通帳を見てムフフ……とする時間が好きです。突然の病気で入院! 会社が倒産!……などを想定して、(収入がなくても)数年は生きられるくらいのお金貯めておくと安心にもつながります。私はどっちも体験して貯金に救われました〜!
――番組の最後には、相談者からのお礼のメッセージも届きました。
住吉さんやリスナーさんの体験談付きアドバイス、“人生の先輩”としてとても参考になりました。必死にメモを取りながら(ラジオを)聴いていました。やみくもに貯金することだけを考えるのではなく、今の生活を心地よく・快適に送れるように、また、お金をかけるところにはかけながら、一方で収入がなくなった場合に備えて、貯金は計画的にしたほうがいいんだなと思いました。具体的な見通しが立てられて、本当に気持ちが楽になりました。ありがとうございました!
パーソナリティの住吉は、「良かったです! でも、お金をかけるところにかけて、さらに貯金となると、最初は計画自体もうまくいかないかもしれませんが、あまり頑張りすぎないでくださいね。大阪に引っ越しただけでも、まずは慣れるのに大変だと思うので。ちなみにTwitterでも、ものすごくたくさんのアドバイスとか共感、経験談が寄せられているので、良かったらそちらも見てみてくださいね」とメッセージを贈りました。
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/