モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜 6:00~9:00)。この記事では、2月10日(月)~2月14日(金)の放送から、ニュースを象徴する1つの数字にスポットを当てるコーナー「SUZUKI TODAY’S KEY NUMBER」で取り上げたトピックを紹介します。
(左から)吉田明世、ユージ
◆1人当たりの平均投資額 新NISAつみたて「47万円」
日本証券業協会は、新NISA「少額投資非課税制度」が始まった去年1年間の利用者動向の調査結果を公表。新NISAは2024年1月に始まり、保有限度額や非課税期間が拡充。平均購入金額は、つみたて投資枠が47.3万円、成長投資枠が103.3万円でした。
投資信託が対象のつみたて投資枠と、株などを自由に買える成長投資枠があり、併用も可能。アンケートで、購入銘柄について聞いたところ、つみたて投資枠は全世界株式が対象で、特定の指数に連動したインデックス型の投資信託が半数超えを占めました。一方、成長投資枠は、日本国内株式が48.8%。去年の運用結果は、株高を追い風に「プラス」と答えた人は、つみたて投資枠で82.8%、成長投資枠で70.2%にのぼりました。
こうした現状に、ユージは「口座開設のペースでいうと、去年と一昨年を合わせると、もう500万件以上です。ある程度みんな開設したから口座開設のペースが落ちるのは想像つくけど、平均購入金額はつみたて投資枠が47.3万円というのは結構すごいこと。皆さんちゃんとやっているんですね」とコメント。吉田アナは「しっかり中長期の視点で投資をおこなっているということで、あまり日々の値動きに左右されず、強い気持ちを持って待つことが大事ですね」と話していました。
◆バレンタイン 中高生男子の「2割」がチョコ準備
アプリメーカー「スタディプラス」の関連団体がおこなったアンケートによると、中高生の2割の男子生徒が、恋人や気になる人への「本命チョコ」や、友人への「友チョコ」を準備していることが分かりました。
このトピックに、ユージは「アメリカだと、男性から女性にプレゼントっていうのがもともとの文化なので、逆に2割と聞くと“えっ?”ってなるけど、日本の文化的にはやっぱりバレンタインは女性が男性に、ホワイトデーは男性がお返しをするっていうイメージが根付いているなかで、中高生男子の2割となると、結構数字としては傾いてきたなと思う。(最近の若い世代は)バレンタインだからというよりは、イベントが好きだからバレンタインだし何かやろうっていうことで、男女問わず動きがあるのかなと。バレンタインのあり方もちょっと変わってきているのかな」と所感を述べていました。
◆ギョーザ購入額 浜松市が「2年連続1位」
浜松市は、2024年の2人以上世帯当たりのギョーザ購入額が全国の県庁所在地と政令指定都市のなかでトップだったと発表しました。このランキングは総務省の家計調査をもとに集計したもので、浜松市のトップは今回で9回目、2023年に続いて2年連続。ちなみに、2位は宮崎市、3位は宇都宮市で2023年と同じ結果となりました。浜松市の1世帯当たりの購入額4,065円、宮崎市が3,517円、宇都宮市が2,801円でした。
吉田アナが「こうやって1位を競うのもどうか、という意見もあるみたいですけど、これによってその地域が活性化されたり、『じゃあ、ご当地のギョーザを食べに行こう』って観光客が増えるのはいいことですよね」と話すと、ユージも「国内でこういう盛り上がりを見せるのはめちゃくちゃいいかなと思います」とうなずいていました。
◆トランプ大統領に贈られた『金色の兜』に予約殺到、「2年待ち」
日米首脳会談でトランプ大統領へのお土産として贈られた「金色の兜」が話題となり、鳥取市の老舗人形店「人形のはなふさ」に問い合わせや注文が殺到しています。この「金色の兜」の正式名称は「亜麻色縅満天金星兜(あまいろおどしまんてんきんぼしかぶと)」で、価格は16万8,000円。
ユージ家では、2022年12月に第4子となる男の子が生まれたため兜を買ったと言い、「(金色の兜は)16万8,000円って結構高いけど、めっちゃ高いかというとそうでもない。兜はいろいろなブランドが手作りで職人さんが作っていて、高いものは本当に高いんですよね。(金色の兜は)めっちゃかっこよくてクオリティも高いものにしては、別にスーパー高い金額ではないと思う。だから、人気が出るのも分かる」と納得の様子でした。
◆定年まで働きたい学生が10年ぶりに「50%以上」
キャリタス就活学生モニター調査を基にした「産経新聞」の記事によると、2025年1月に大学3年生と大学院生を対象に就職への意識を尋ねた調査で、「1つの会社に定年まで勤めたい」と考える学生の割合が、10年ぶりに50%以上になりました。
その一方で、「転職などでキャリアアップを図りたい」と答えた学生の割合は32.6%。去年の調査と比べると10ポイント以上ダウンとなり、大幅に転職思考の低下が見られたということです。
その背景には、人手不足で売り手市場の影響で初任給の引き上げや福利厚生の充実など、企業の待遇改善が功を奏していると見られるほか、インターンシップやオープンカンパニーといった事前の職場体験の普及で、企業側と学生側とのミスマッチのリスクが減り、その結果、1つの会社に定年まで勤めたいと考える学生が増えたと考えられるようです。
吉田アナが「やっぱり(職場での)経験があると、会社の雰囲気とか、どういう人たちが働いているのか、そういうことを知ったうえで“この会社に入りたい”と思えるんでしょうね」とうなずくと、ユージも「最近の初任給アップだったり、そうした取り組みが功を奏しているんだね。働く側も売り手市場というのもあるから、みんなにとって何が一番いいのかを会社側、企業側もすごく考えていますからね」と同意していました。
<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世