お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「川島明 そもそもの話」(毎週土曜17:00~17:55)。芸人、俳優、ミュージシャン、映画監督、スポーツ選手、料理人など毎週1組のゲストを迎え、誰でも知っているあの人の、意外と知らない“そもそもの話”を伺います。
10月21日(土)の放送は、ピエール瀧さん(電気グルーヴ)が出演。俳優デビューのきっかけなどについて語っていただきました。
(左から)ピエール瀧さん、川島明
1967年生まれ、静岡県静岡市出身のピエール瀧さん。高校1年生のときに、共通の友人を介して石野卓球さんと出会う。その後、石野さんを中心としたバンド「人生」に参加後、1989年にテクノ・ユニット「電気グルーヴ」を結成。1991年にアルバム『FLASH PAPA』でメジャーデビューします。以降、電気グルーヴとしての活動のほか、タレント、俳優、声優、ナレーターなどさまざまな分野で活躍中。2023年5月よりNetflixオリジナルシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」で演じた「猿将(えんしょう)部屋」の親方役も話題を集めています。
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2023年5月4日より全世界で配信中の大相撲を題材としたオリジナルドラマ「サンクチュアリ -聖域-」。体は屈強だが、投げやりな性格の青年・小瀬清(一ノ瀬ワタルさん)が相撲部屋に入門し、“猿桜(えんおう)”として大相撲界でのし上がる姿を描いた作品です。
ピエール瀧さんは、猿桜の師匠で、猿将部屋の猿将親方を演じています。
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川島:「サンクチュアリ -聖域-」で演じた猿将部屋の親方役が、すごく話題になったかと思います。すごくいいドラマでした。
瀧:そうですね。「観ましたよ、瀧さん!」って、みんなに言われましたね。川島くん的に何が面白かったですか? お話はシンプルじゃないですか。
川島:“成り上がりもの”というか、ヤンキーだった子が鍛えられて、本当のサンクチュアリに迫っていくお話でしたね。(最近のドラマは)けっこう伏線や、変化球がある作品が多かったなかで、「“ど真ん中”をいったな!」と思いました。
瀧:なるほど。変にひねったり、どんでん返しとかではなく、正面からドンといった作品だと。うまいチャーハンって感じ(笑)?
川島:(笑)。やっぱり泥臭さがよかったですね。
◆俳優として活動するきっかけは?
川島:猿将親方役もすごかったのですが、瀧さんが俳優をやるきっかけになった作品は何になるんですか?
瀧:俳優も自分で目指したわけではないんですけど(笑)。バラエティ番組に出たり、電気グルーヴとして番組を持っていたときに、当時の番組ディレクター(鈴木浩介監督)が「瀧よ。この番組の終了に合せて、俺もバラエティ業界のディレクターから足を洗おうと思う。これからは『Vシネ(Vシネマ)』っていう作品が広がっていくから」と言ったんです。たしか、1991年ぐらいでした。
川島:先見の明がありますね。
瀧:そして「Vシネの監督になると思うんだよね。もし、何か撮ることになったら出てくれよ」って言うから、「いいっすよ」って感じで。
川島:友情出演的な口約束で。
瀧:そうそう。あまり長いのだと面倒くさいし、「すぐ死ぬ役だったらいいっすよ」って伝えました(笑)。のちに監督から「死ぬ役があるから出てくれ」と連絡が来て、それで出たのが映画「HAPPY PEOPLE」です。
川島:原作は漫画「ハッピーピープル」(集英社)ですね。ちょっと怖いやつ。
瀧:そうです。劇中で僕は、「信号待ちをしていたら、隣にいたやつにレンガでぶん殴られて秒で死ぬ役」でした。
川島:ぴったりじゃないですか(笑)。それが俳優デビュー?
瀧:人前に出るっていう意味では、そうかもしれないですね。それがきっかけで出るようになりました。
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番組では他にも、電気グルーヴ結成前の“そもそもの話”や、電気の楽曲の中でも特に思い出深い1曲、好きな俳優などについて語りました。
次回10月28日(土)のゲストは、スリーピースロックバンド・サンボマスターです。メンバーの山口隆さん(Vo、Gt)、近藤洋一さん(Ba、Cho)、木内泰史さん(Dr、cho)3人そろって登場します。
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10月21日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年10月29日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:川島明 そもそもの話
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国37局ネット
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55
パーソナリティ:川島明(麒麟)