3人組ロックバンド「Saucy Dog(サウシードッグ)」の石原慎也(Vo/Gt)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! Saucy LOCKS!」(毎週火曜 23:08頃〜)。
6月10日(火)の放送では、元カレとの関係性に悩む生徒(リスナー)と直接電話をつなぎ、石原が恋愛相談に乗りました。
パーソナリティの石原慎也(Saucy Dog)
石原:生徒(リスナー)のみんなの普通を受け止めるSaucy LOCKS!のメイン授業、「普通にしんどい」。今ちょっとしんどいなと思っている生徒と話をしていきます。今夜はね、けしからん男に悩むのがしんどいという生徒と話をしていきますよ。まずは書き込みを紹介します。
<リスナーからのメッセージ>
私は今、大学3年生です。私は大学2年生の頃、人生で初めて彼氏ができました。 しかし、彼の浮気から一度別れてしまい、話し合いの末に復縁したものの、不安感から私が怒ることが多くなり、喧嘩が増え、結局復縁から3ヵ月もせずに別れてしまいました。
その後、ありがたいことに私には新しい出会いもあり、さまざまな経験をする機会もありましたが、やはり元カレを忘れることができずにいます。でも、復縁をしたいわけではないんです。
元カレの健康や幸せを切に願っていますが、夜になると、どうしても幸せだった何気ない日々を思い出してしまい、涙が出てきてしまいます。あんなに傷ついたのに、どうして今になって素敵なところばかり思い出してしまうのでしょうか? いつかこんな気持ちもなくなってくれるのでしょうか?(20歳)
*
石原:なるほどな。つまり、浮気されて別れた元カレのことをなぜか今も思い出してしまうっていう話なのかな。でもね、上手に浮気する男って、結局基本的に良い人なんですよね。良い人になれるっていうか、できるから良い思い出が残っちゃうみたいな。多分、当たり前なんですよね。当たり前っていうか、そういう風にできてるんでしょうね、多分ね。
では、お話していきましょう。もしもし。
――ここでリスナーと電話をつなぐ。
リスナー:もしもし。
石原:よろしくお願いします。その彼がさ、浮気をしたのはどうやってわかったの?
リスナー:最初の頃から、友達づたいに「彼を好きな女の子がいる」って話は聞いてて。で、「そうなんだ」って(聞き流す)感じだったんですけど、付き合って1ヵ月もせずに、その女の子が彼氏の家に行ってるって話を共通の友達から聞いて。
石原:えぐっ。
リスナー:「え?」ってなって……。彼に「どういうこと? 聞いてないんだけど?」って言ったら、「これは友達としてだから。割り切ってる関係でただ泊まらせただけで、深い意味とかないけん」って言われて。
石原:いや、そう言うしかないもんね、向こうもね。
リスナー:そうなんですよ。そのときは本当に好きだったので、「わかった。じゃあ私はその価値観を信じるけん」って感じで引いちゃって。でも、ずっと心のなかでモヤモヤしてたって感じ。
石原:わかるわ〜。実際、彼はけしからんことはしてたの?
リスナー:してました。ちょうど私が1人で家にいたときに、友達から「あの2人、今一緒におるよ」みたいな電話がかかってきて。それで「わかった。凸るわ(2人のいる場所に突撃するわ)」みたいになって、彼とその女の子がいるところまで行きました。
石原:やば。家に、ってこと?
リスナー:家に行きました。
石原:鍵はもう貰ってたんだね。
リスナー:彼の家じゃなくて、女の子の家でした。
石原:凸ってさ、最初に飛び込んだ光景は、一糸まとってた?
リスナー:開けたときにその女の子しか出てこなくて、彼、寝てたんですよ。「寝てるから」って説明されたけれど、こっちは「どういうこと?」となって、玄関で女の子と口論をして。結局彼は起きてこなくて、なかまで入らせてもらって、「帰るよ!」みたいなことを言って彼を怒ったんです。「なんでいるの?」みたいに言われたけれど、服は着てたし、その日はやってなかったみたいな感じです。
石原:なんでそんなことができるんだろうっていうか、多分、彼も怖くて起きないふりしてたんじゃないかな。
リスナー:私もそう思ってました。
石原:そこで、別れることになったの?」
リスナー:そこで、結局話し合うことができないまま、私は家に帰されちゃって。彼は「遊びに行ってくるわ」って言って、私を家に置いてどっか行っちゃったんで。
石原:逆ギレみたいな感じ?
リスナー:ですね。怒ってて。私が自分の家に帰ったときに、(彼が)浮気していた女の子から「今から家行って良いですか」って連絡が来て、それで家にその子を呼んで3時間ぐらい喋って、その全貌を聞かされて……。それで、「そういうことね」って(理解しました)。
石原:相手の子は自分が浮気相手だってわかってた?
リスナー:わかってましたね。
石原:あ、わかってた。
リスナー:この女の子と彼は、私と出会う前から続いてた関係みたいです。
石原:なるほど。
リスナー:で、私と付き合ったのに関係が切れずに、ここまで来ちゃったよ、みたいな感じで。
石原:そういうことか。
――石原「絶対ヨリは戻さないほうが良い」
パーソナリティの石原慎也(Saucy Dog)
石原:なるほどな。で、1回ヨリ戻して。でも、やっぱりさ、そのあといろんなこと不安に思うじゃん。復縁して、そのあと結局、最終的にはどうやって別れた?
リスナー:1回目も2回目も、私から「別れよう」って言いました。私はけっこう限界まで溜めるタイプなんですけど、溜まりに溜まって、「別れよう」みたいな感じでLINE送って。で、相手も「わかった」みたいな。
石原:自分から切り出したんだ。なるほどな。で、向こうは「わかった」って言って、そのまま?
リスナー:はい、そうです。
石原:そいつ、どうしたの?
リスナー:5月に私の誕生日があって、そのときに「誕プレ渡したい」って言われて。でも会いたくないから人づてでお願いしたいって言ったんですけど、「直接誕プレを渡させてほしい」と言われて……。確かに何か買って用意してくれてるのに、人づてをお願いするのは酷かなと思って「会うか」となったんですけど、私が体調崩しちゃったんです。
「やっぱり誰かに持ってきてもらって」って言ったんですよね。そこから「体調大丈夫?」と気遣ってくれて、元カレが誕プレと一緒に、「何か食べられそうなもん買ってきたよ」って、いろいろと差し入れをしてくれたんです。「治ったら、遊びにどこにでも連れていくから。だから早く治してね」みたいな感じのこと言われて、「ありがとう」と伝えて、それで今は終わっています。
石原:ヨリ戻します、この会話の流れだと。まだフリ切れないっていうところも相まって、ヨリ戻しそうなんだけど、絶対戻さないほうが良い。心配してくれて食べれそうなもん買ってきてくれるとことか、やっぱり(浮気性の男は)基本的には良い人の顔ができるんだよね。浮気する人って器用。で、それが向こうの自信にもつながってるっていうかさ、余計ダメにしちゃうから。「健康とか幸せとか切に願ってる」ってメッセージに書いてたけれど、その子の幸せを思ってるんだったら、もちろん、君自身のためにもね、ヨリ戻さないほうが良いと思います、マジで。なんで連絡先消してないの?
リスナー:そうですよね。
石原:でも忘れられないもんね。わかるよ。マジで、俺も耳が痛くなる話っていうかさ、ほんとによく勘違いされるんだけど。何回もここでも話してるんだけど、(みんな)俺が浮気をして、浮気をした男のことを書いたのが「シンデレラボーイ」って曲だと思ってんだよ。俺されてるほうだかんね! ちょっとみんなこれSNSに書きまくってよ。(視点が)女性側で書いたほうが共感されるかなって思って。俺もさ、曲書く側だから女性目線で書いたってだけで、俺は浮気された側だから。だからめっちゃわかるし、忘れられるから。絶対に。それも経験済みです。頑張って。
リスナー:頑張りたいです。
石原:そうね、話してくれてありがとう。バイバーイ! 頑張ってね。
リスナー:ありがとうございます。
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
番組公式X:@sol_info