鳥羽湾の風景
本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの生放送ラジオ番組「Skyrocket Company」(毎週月曜~木曜17:00~20:00)。2月22日(木)放送のコーナー「スカロケ移住推進部」では、地域とのつながり方を提案する雑誌「TURNS(ターンズ)」プロデューサーの堀口正裕さんをゲストに迎えて、「三重県鳥羽市」の魅力を特集。さらにこの日は、三重県鳥羽市・市長の中村欣一郎(なかむら・きんいちろう)さんをスタジオに迎えて、鳥羽市の魅力を伺いました。
(左から時計回りに)「TURNS」堀口正裕さん、パーソナリティのマンボウやしろ、浜崎美保、鳥羽市長・中村欣一郎さん
◆古くから漁業が盛んな「鳥羽市」
三重県の東部、志摩半島に位置する鳥羽市。人口は約1万7,000人。市全域が「伊勢志摩国立公園」に含まれ、豊かな自然景観や歴史文化、温暖な気候に恵まれています。
鳥羽市は古来より“海上交通の要所”として栄え、海に面していることもあり漁業が盛んな地域でもあります。なかでも、素潜りでアワビやサザエ、海藻などの漁をおこなう「海女さん」による漁業が有名です。海女さんの人数は国内最多。鳥羽市だけで約350人の海女さんがいて、日本一の「海女に出逢えるまち」として知られています。
長い伝統を受け継いできた海女さん©大野愛子撮影
鳥羽市は養殖業も盛んな地域でもあり、牡蛎の養殖は全国有数の生産量を誇ります。また、世界で初めて真珠の養殖を成功させた場所でもあります。
さまざまな漁業、養殖業が盛んな鳥羽市ですが、雑誌「TURNS」プロデューサーの堀口は鳥羽市の“移住”にも注目。「移住や空き家のリノベーションの支援にも力を入れていて、鳥羽市で新しい暮らしをスタートさせる人がすごく増えています」と補足します。
◆市長が思う「鳥羽市の魅力」とは?
そんな鳥羽市の市長として手腕を発揮しているのが、今回のゲスト・中村欣一郎市長です。鳥羽市安楽島町(あらしまちょう)生まれの中村市長に、あらためて鳥羽市がどんな地域なのか聞いてみると、「鳥羽市は、名古屋・大阪・京都といった都市部から程よい距離にあるまちです。人口は約1万7,000人ですが、宿泊施設が130軒ほどあり、年間約350万人の観光客の方々にお越しいただいています」と紹介。
続けて、中村市長ならではの“観光地・鳥羽市”の楽しみ方を教えてくれました。
「例えば(家族旅行中に)電車で鳥羽駅に移動して、一旦そこで解散して(自由行動の時間を楽しむこともできます)。例えば、お母さんは真珠などのショッピング、子どもたちは水族館、おじいちゃん・おばあちゃんは神社仏閣、お父さんは釣りやゴルフを楽しんで、夕方に旅館で合流するなど、(三世代通して)いろいろな希望を満足させられる“おもちゃ箱”のような魅力があるまちです」とアピール。
鳥羽マルシェ。鳥羽駅前にある農水産物直売所&地産ビュッフェレストラン
◆鳥羽市ならではの移住者施策、目指すまちは?
そんなユニークな鳥羽市の楽しみ方を教えてくれた中村市長に、“市長を目指したきっかけ”についても伺いました。
実家で鉄工所を営む家庭に育った中村市長は、東京で就職した後、地元にUターン。「30歳ぐらいから鉄工所をやりながら、JC(青年会議所)活動もしておりました。そのなかで、ウォークラリーや無人島キャンプ、マップ作り、まちの模型作りなど、たくさんのまちづくりに関わってきました。その活動が縁で、『人の喜ぶ顔を見たい』『人を驚かせたい』という思いから議員になりました」と、自身が市政に関わるようになったきっかけを振り返ります。
ここで、地域や移住に関心がある人と地域をつなぐ雑誌「TURNS」を手がける堀口さんが、中村市長に「これまで『TURNS』でのさまざまな取材や、移住イベント・ツアーなどをおこなうなかで、鳥羽市には“チャレンジをしたい人”が集まっているように思います。鳥羽市ならではの移住者施策や、まちとしてこれからどんなことを目指されるのでしょうか?」と質問。
中村市長は「鳥羽市には、大学や企業、博物館や水族館など海に関する研究施設がたくさんあります。それらを『海のシリコンバレー』と名付けて、いろいろなものが連携した新しい仕事の創出・構築を、今スタートさせたところです。そういった研究施設を利用して、鳥羽の子どもたちに向けた海洋教育も熱心に進めています」と回答。
続けて「“鳥羽へ行ったら海のことが学べる” “こんな場所で子育てがしたい”と思ってもらえるような場所を目指して、移住施策を考えています」と力を込めます。
答志島の沖合にある無人島で大潮の干潮時間に合わせて、手つかずの自然を観察し、磯の生き物と触れ合える「浮島自然水族館」
豊かな自然と海の恵み、都市部に近くてアクセスが良く、子育てをする環境にも最適な鳥羽市。
最後に中村市長は、鳥羽市に興味を持った人に向けて「何でもおいしいのですが、特に海藻がおいしいです。のり、めかぶ、わかめ、ところてんを作るてんぐさなど海藻がたくさん取れて、環境にも健康にも良いところを売りにしています」と語ります。
続けて「駅と海が非常に近く、4つの有人離島(答志島、神島、菅島、坂手島)も程近い所にあり、離島に渡って独特の文化を楽しめます。鳥羽に来たら、ぜひ離島に渡ってみていただきたいです」とアピールしました。
そんな鳥羽市で“何かをやってみたい”という人に向けては、「鳥羽の魅力はたくさんあるのですが、まだまだ外に伝えるのが上手ではないので、都会から来た人たちが、都会の視点で鳥羽の魅力を発信していただけると、すごくいい職業が生まれるのではと思っています」と呼びかけました。
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鳥羽市のWebサイト
「きらりと笑顔が輝くまち 鳥羽で暮らそう」
では、鳥羽市の移住や地域おこし協力隊、鳥羽市の移住・定住イベントやツアーなど、移住を考えるうえで知りたい情報を紹介しています。鳥羽市に興味を持った方は、ぜひチェックしてみてください。
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2月22日(木)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年3月1日(金) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Skyrocket Company
放送日時:毎週月曜~木曜17:00~20:00
パーソナリティ:本部長・マンボウやしろ、秘書・浜崎美保