SCANDALがパーソナリティをつとめる番組「SCANDAL Catch up Supported by 明治アポロ」。結成、デビューから10年超のキャリアを持ち、最近では国内のみならず世界各国にも熱狂的なファンが多い彼女たち。英語で「最近どう?」という意味の「Catch up」そのままの、フランクな内容でお届けしていきます。
3月13日(月)の配信では、恋愛感情を抱いたことがないというリスナーのお悩み相談をきっかけに、SCANDALのメンバーが「恋愛感情」について真剣に話し合いました。

(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI
HARUNA:今週は、リスナーからのメールをひたすら紹介していきます。
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<リスナーからのメール・りらさん>
私は、今まで恋愛をしたことがありません。今も誰かと恋愛をしたいという気持ちもありません。
昔は恋愛ドラマを観ながら、(登場人物たちの)誰かに恋する気持ちや相手を特別に大事に思う気持ちについて「ドラマだからこういうこともあるんだ」と、なんとなく思っていました。
でも今、歳を重ねて、恋愛をしない自分に気づいてから恋愛ドラマを観ると、ドラマが特別なのではなくて、ドラマに共感も納得もできない自分が(人と)違うのだと気づきました。
私には分からないのですが、(恋愛感情とそれ以外の気持ちに)境界線というものがあるのなら知りたいです。誰かを特別に大事だと思う気持ちと恋愛感情には、境界線というものがあるのでしょうか?
恋愛ドラマを観ていてもわからない自分が寂しくて、虚しい存在のような気がして。でもだからこそ、とても興味があります。
SCANDALのみなさんは、その(気持ちの)境界線を超えるから、恋愛がある、恋愛が成り立つのだと思われますか?
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HARUNA:恋愛についての相談です。
RINA:あくまでも、ドラマはフィクションというのが前提かなとは思うんやけど、ドラマみたいなことがリアルに大勢の人に起こっているのかって言われたら、それはイコールじゃないのかなって思う。
だけど、大恋愛みたいなドラマチックなことが起きることも、きっとあると思うし、一概には言えないなって思うんやけどね……。
HARUNA:誰かを特別に大事だって思う気持ちと、恋愛という気持ちに境界線があるのかというと……。
RINA:それって難しいよね。
HARUNA:前に話した「愛」と「恋」の違いに似てくるのかな? って思うけど。
RINA:りらさんは「自分は恋愛感情を持っているのかな……」って思うこと自体が寂しいって言うけど、それは(まだ恋愛感情を抱く人に)出会っていないのかもしれないし、「アセクシャル」っていう恋愛感情を抱かない特性を持った人もいるから、もしかしたらそういう特徴のある人かもしれへん。だけどそれって全然おかしいことじゃないから、自分を責めることはしてほしくないな。
MAMI:境界線を常に意識して、自分たちも生活しているわけではないから、難しく考えないほうがいいのかなって思っちゃったけどね。「これが好きっていう気持ちかな」「これは別に恋愛の好きとは違うのかな」とか、ずっと考えちゃって、考えれば考えるほど、どっちにもいけないまま、ずっと真んなかにいるみたいな……。そういう感じかもしれないね。
TOMOMI:恋愛ってすべてがドラマチックなものではないから、すごく気づきにくい恋愛感情もあると思うよ。お友達として大好きで大切だと思っている人に、また別の感情が生まれてくる……みたいなこともあるのかもしれないし。
それって、わかりやすいきっかけで気づくんじゃなくて、徐々に変わっていくこともあるから、気づきにくいよね。境界線ってものがない場合もあると思う。
HARUNA:りらさんと同じような気持ちの人って、たくさんいると思う。「尽くす・尽くされる」とか「触れたい・触れられたい」とか、そういうことに喜びを感じないタイプっていると思う。
恋愛だからといって、スキンシップをとらなきゃいけないわけじゃないからね。価値観が似ている人に出会ったら、もっと解放的になるのかもしれないし。みんなと同じような恋愛は無理にしなくていいと思う。

「明治」のお菓子を手にしたSCANDALメンバーをパチリ
<番組情報>
番組名:SCANDAL Catch up Supported by 明治アポロ
AuDee、Spotifyで配信中。
配信日時:毎週月曜 21:00〜
パーソナリティ:SCANDAL
番組サイト:
https://audee.jp/program/show/100000056