スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
4月7日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
私は、家族のことが大好きです。母と父と弟との4人家族で、毎日いろいろな話をしたり、些細なことで笑い合ったり、ケンカもしたりしますが、いつも「産んでくれてありがとう」「幸せな時間をくれてありがとう」と感謝の気持ちがあふれます。
大切な家族と、来世もそのまた来世もずっと一緒にいたいと思うのです。役割は違っても、来世でも同じ家族でいられますか? 強く願ったら叶うことでしょうか? 江原さん、教えてください。
<江原からの回答>
江原:良いご家族に恵まれて幸せですね。しかし、人生の学びというのは「喜・怒・哀・楽」の全てなのです。
世の中には幸せではない方たちもたくさんいるじゃないですか。家族のいる幸せを知ることによって、そうしたことを学べます。人生はいろいろ。光から闇を知る、闇から光を知る人もいますよね。「恵まれない家で育ったから家族を大事にするんだ」という人もたくさんいます。
現世とはスポーツジムのようなもので、たくさんのトレーニングマシンがあります。筋力を高めるように、人間の愛を高めるためには、“筋肉痛”が必要。大好きで得意なマシンもあれば、「苦手……」と思うマシンもありますよね。でも、バランスよく鍛えるためにはどちらも必要です。腕の筋トレが得意で腕ばかり鍛えていても、アンバランスですよね。
だからそうやって「まんべんなく」と考えると、来世もまったく同じ(人生を歩む)ことはないんです。それを「残念」と思うのではなく、だからこそ今の家族をたっぷり味わってください。そうすれば自分の魂には記憶されているので、(来世で)どんな環境になったとしても「家族って良いもの」と最後まで信じられると思います。
また、これは来世の話だけではありません。例えば社会貢献する人も、意外と自分がお幸せだった人っているんですよ。先ほど言った「光を知ることで闇がわかる人たち」です。例えば、近代看護学や看護教育に多大な貢献を果たしたことで知られるイギリスの看護師・ナイチンゲール。彼女は、裕福なお宅の生まれなんですよ。それを全て捨てて、看護の道に進みました。当時、看護の道は今のように確立されたものではなかったので、「なぜ?」と思われるようなところに飛び込みました。貧困や病に苦しむ人々の救済に生涯をささげたカトリック教会の修道女、マザー・テレサも裕福なお宅でしたが、信仰の道へ進み、人を助けるために活躍しました。
だからたくさん愛されることで、逆にその愛が外に向かっていくこともあるんです。相談者さんも幸せだからこそ見える世の中の闇がたくさんあるでしょう。「幸せだから良かったね」ではなく、幸せだからこそあふれるその愛の泉を、社会に還元していただけたらと思います。
奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「自立して自由となる」
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4月7日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 4月15日(月)AM 4:59
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子