3人組ロックバンドMrs. GREEN APPLE(大森元貴(Vo/Gt)、藤澤涼架(Key)、若井滉斗(Gt))がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! ミセスLOCKS!」(毎週月曜 23:08頃〜)。
6月9日(月)の放送では、6月4日に配信リリースした新曲「breakfast」(フジテレビのニュース情報番組「サン!シャイン」のテーマソング)の制作裏話を語りました。
Mrs. GREEN APPLE大森元貴
大森:今、手元に「breakfast」の歌詞がありますけど。これ、平歌部分・サビ以外が本当に大切なことを歌ってるよね! 特に。
藤澤:今、いろんな形で言葉を発信できるからこそ、もちろん人との日常会話でもそうだし、何気なく発信してる他のツールとかでも「そうじゃん」って思う言葉だと思うな、これ。
大森:「サン!シャイン」で一部オンエアされているところでは、なかなかこういう言葉のフックってまだまだ聴けていない部分だと思うから、「あのすごく楽しげな楽曲ね!」っていう印象で入ると、「おっ」てなるのかもしれないよね。
でも、「ダンスホール」(2022年)のときの「いつだって大丈夫」っていう言葉は、あれは3年前の楽曲ですけど……もう3年前なんだ!
若井:ね!
藤澤:3年前……!
大森:3年前の楽曲ですけど、やっぱり情勢だったりとか、時代感が変わるじゃん。3年と言えど、いろんな人の価値観だとか、世の中の動きって変わると思っていて。
ニュース番組というか情報番組の楽曲をやるって、僕としてはすごく背負うものがあって。明るいことをただ歌ったって届かないかもしれないし、でもニュース番組っていろんなことを伝えなきゃいけない時間じゃん。楽しいトピックスもあれば、すごく悲しいこともあるし、同時にすごく憤りを感じることも、やるせなく思うこともあるわけで。
「ダンスホール」のときはそれをひっくるめて“私のなかの話”として「私はいつだって大丈夫だと言い続けたい、そういう風にやりたい」っていう楽曲を書いたけど、この3年経った今、それじゃないなと思って。
「何気ない言葉に傷つくくせに あなたこそ正しく言葉を使えずにいる」とか「大事な事を言葉で伝えたいのに いざって時にどう言っていいかわかんない」とか、ぐるぐるだったりとか、自分の主観のカメラと、引きの定点のカメラで見える世界っていうのが、そこのコントラストがより強まっていって、隔たりがあって。でも自己愛をすごく尊重する時代だからこそ、主観のカメラっていうほうをみんなはすごく大切にするけども、でもやっぱり同時に、引きの定点も常にあるわけで。それがすごく露骨に、善し悪しじゃなくて顕著に出てくる時代になってきたな、って僕は思っているので。
「breakfast」っていう派手な楽曲というか、ノリのいい楽曲だけど、歌詞はだいぶこだわったつもりなので、そこも注目してほしいですけども。でもやっぱり、ノリがいい曲なんで、MV! それこそ「ダンスホール」ぶりに、3年ぶりにMrs. GREEN APPLEではちゃんと踊った、という。
若井:そうですね!
(写真左から)Mrs. GREEN APPLE藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
番組公式X:@sol_info