山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」
(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。1月2日(木)の放送は、「Billboard JAPAN(ビルボードジャパン)」の高嶋直子編集長が登場! ここでは、2024年 年間Billboard JAPAN総合ソング・チャート「JAPAN Hot 100」でトップ3にランクインした楽曲を解説していただきました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、高嶋直子さん
◆2024年、最もヒットした曲は?
れなち:今回は、ビルボードジャパンの2024年の総合ソング・チャート「Hot 100」を振り返っていきましょう!
【2024年 年間Billboard JAPAN総合ソング・チャート「JAPAN Hot 100」トップ10】
第1位:「Bling-Bang-Bang-Born」(Creepy Nuts)
第2位:「晩餐歌」(tuki.)
第3位:「幾億光年」(Omoinotake)
第4位:「アイドル」(YOASOBI)
第5位:「ライラック」(Mrs. GREEN APPLE)
第6位:「ケセラセラ」(Mrs. GREEN APPLE)
第7位:「唱」(Ado)
第8位:「怪獣の花唄」(Vaundy)
第9位:「青と夏」(Mrs. GREEN APPLE)
第10位:「ダンスホール」(Mrs. GREEN APPLE)
――番組ではトップ3の楽曲をピックアップし、高嶋さんに解説していただきました。
れなち:第3位はOmoinotake「幾億光年」です。
高嶋:ドラマ「Eye Love You」(TBS系)の主題歌でしたが、ドラマがクライマックスに向かっていくにつれて、どんどんストリーミング数が増加していきました。ドラマ自体は3月末に終了しましたが、終わってからも8月末ぐらいまでずっと(チャートの)トップ10内に入り続けました。
れなち:そして、第2位はtuki.「晩餐歌」です。
高嶋:この曲はtuki.さんにとって初のオリジナル曲だったんですけど、彼女は2023年7月ぐらいからTikTokで弾き語りの動画をずっと投稿していて、すでにめちゃくちゃ話題になっていました。
本当に“彗星の如く現れた”みたいな感じで、2023年9月末に(「晩餐歌」の)フルバージョンがリリースされると10月11日に初登場で14位にランクイン。それ以降ずっと2024年もヒットし続け、今年は1年間52週ずっと25位以内にランクインし続けました。
れなち:すごい! このロングヒットの理由はどう分析していますか?
高嶋:やっぱり、曲の世界観や歌詞とかも含めて、TikTokを使われているユーザーの世代にすごく共感されたところ。あとは、お顔も(世間に)出されていなかったりして、大きなメディア露出がないまま、ずっと口コミのように広がり続けたところですかね。
れなち:そして、第1位はCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」! これは“圧勝”という言い方をしても間違いないですよね。
高嶋:そうですね。Creepy Nutsさんの曲は、2023年の1年間だと世界でストリーミングされた回数は約3億回だったんですけど、2024年は、同曲とその次にリリースされた「オトノケ - Otonoke」のヒットの影響もあって約21億回! 18億回も増えたんです。
れなち:なぜこの飛躍につながったのでしょうか?
高嶋:たぶん日本だけだったらここまでならなかったと思うんですけど、世界中で広まっていった。しかも、だんだんと広がっていくんじゃなくて、一気に“ドン!”って広がって、なんなら、アメリカのほうが日本よりもピークが早かったぐらい。韓国でもヨーロッパでも早かったですし。
れなち:それは楽曲自体の強さっていうのもありますが、アニメとの掛け合わせ(同曲はアニメ「マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編」の第2期オープニング主題歌)というのもありますか?
高嶋:あると思います。海外の人からすると、アニメのタイアップって日本のコンテンツを知るうえでわかりやすいですし、サウンド自体も“日本っぽい”っていうところが評価されたと思うんですけど、世界でトレンドの“ジャージー・クラブ”っていう旬のサウンドが取り入れられていたりします。
あとはTikTokですよね。いろいろな有名人がダンスして、ウチでも娘がずっと踊っていました。そういう広がり方で、本当に老若男女に愛されたのかなと思います。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈