山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。6月12日(月)の放送は、吉本興業ホールディングス 前代表取締役会長の大﨑洋(おおさき・ひろし)さんをゲストに迎え、お送りしました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、大﨑洋さん
◆普段はテレビを観ない!?
1978年に吉本興業(以下:吉本)に入社して以降、さまざまなプロジェクトを手がけ、お笑いコンビ・ダウンタウンの東京進出を成功に導いた人物としても知られる大﨑さん。今年3月には初の単著「居場所。ひとりぼっちの自分を好きになる12の『しないこと』」(サンマーク出版)を出版し、発行部数6万5,000部を超えるベストセラーとなっています。
この本には、多くの芸人とのエピソードが収められていますが、「吉本に入って46年ですけど、自社の芸人と親しくご飯を食べたことってそんなにないんですよね。あとは、テレビもあまり観ないから、本当に何も知らない(笑)」と意外な事実を明かします。
それこそ、若いときには、ダウンタウンや明石家さんまさん、今田耕司さん、東野幸治さんなどと毎日のように一緒にいたものの、「(今は)担当マネージャーもいてるんでね、その人たちを飛び越えて仲良くするのもね……」と遠慮気味に語り、テレビに関しても「テレビを観ると仕事みたいになるから」と敬遠していたそうです。
◆吉本興業の会長を退任するきっかけは?
大﨑さんは、6月29日(木)におこなわれる吉本興業の株主総会をもって退任する予定(4月27日付で代表を辞任)ですが、「この本を書いていなかったら、辞めていなかったと思う」と明かすと、思わずれなちも「え!?」と驚きます。
というのも、大﨑さんが現社長・岡本昭彦(おかもと・あきひこ)さんに社長の座を譲って会長になった際、“いつまでも会社にいたい”という気持ちと“どこかで辞めないとカッコ悪いだろう”という気持ちが芽生えていたそうですが、この本を書き始めたことで自分と初めて向き合い、“70歳はいつ死んでもおかしくない”“会社に残ってみんなに迷惑をかけるのもよくない”との思いから、潔く退任を決めたそうです。
◆吉本興業成長の理由
いまや“お笑いといえば吉本”と認知されるほど大きな会社に成長しましたが「他の事務所とは何が違ったから成長できたのですか?」とれなちが聞いてみると、「“お笑い事務所”の特殊性みたいなところがある」と大﨑さんは言います。
「もともと(吉本の始まりは)大阪じゃないですか。東京には事務所がたくさんあると思うんですけど、ほとんどが音楽ビジネス。一方、吉本は唯一お笑いビジネスでやってきて、競争相手がいない関西で力をつけてから東京にやってきて、その後にお笑いブームがきて、テレビの主流が音楽番組だったのをバラエティ番組に変えていった歴史がある。だから、今でも東京の事務所さんからは嫌われているんじゃないですかね」と笑います。
また、大﨑さんは2025年開催の「大阪・関西万博」催事検討会議の共同座長に就任しており、「日本は、少子高齢化も含めて社会課題がいっぱいあるので、万博を通じて世界中に問題提起をして“みんなで一緒にエンタメの力で解決しませんか?”というような万博にしたい」と意気込みを語り、「70歳にもなってまた新しいことにチャレンジできる幸せがあるので、気合を入れて頑張りたい」と話していました。
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聴取期限 2023年6月20日(火) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/darehana/