モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜 6:00~9:00)。12月は3週にわたって、「ワンモ・ワーケーション」のコーナーをお届けします。「ワーケーション」の経験者などにお話を伺い、その魅力に迫っていきます。
12月21日(水)の放送では、毎日新聞、メディアドゥ、ブロードバンドタワーの3社で立ち上げた合弁会社「毎日みらい創造ラボ」の今村茜さんに、“親子ワーケーション”のメリットや心がけておくべきポイントを伺いました。
(左から)吉田明世、今村茜さん、ユージ
「ワーク=仕事」と「バケーション=休暇」を組み合わせた造語の「ワーケーション」。観光地や帰省先など、休暇のために訪れた土地でリモートワークをおこなうことを指します。
ワーケーションを取り入れることによって、働き手は仕事後に観光をしてリフレッシュできたり、働き方の選択肢が広がったりとメリットがたくさん。企業にとっても、社員の非日常体験からイノベーションが生まれることが期待でき、ワーケーションは新しい働き方として注目されています。
◆親子ワーケーションの魅力とは?
当時、毎日新聞・経済部の記者として働いていた今村さん。2017年に日本航空がワーケーションを導入したという記事を手掛けた際に「なんておもしろい働き方だろう。自分もやってみたい」と感じ、ワーケーションに興味を持ったと話します。
当時からお子さんがいた今村さんは、1人でワーケーションをするのが難しく、子どもを連れて現地に行くしかありませんでした。当時は子連れでのワーケーションプログラムがほとんどなかったと話す今村さんですが、2018年に和歌山県が初開催した“親子で参加できるワーケーションプログラム”に参加。親がリモートワークをしている間、地元の方が子どもたちを水族館に連れて行ってくれるなど、子どもにとっても楽しい経験になったと振り返ります。
その後も、北海道の斜里町(しゃりちょう)が開催したテレワーカーを受け入れるプログラムに参加したと話す今村さん。「私が仕事をしている間、子どもは地元の学童に通えるのですが、地元の方が親戚の子を迎えるように接してくださったんです。それですっかり親子ワーケーションにハマり、『こんな場所を全国に増やしたい!』と思いました。
2018年当時はそうした場が少なかったため、『ないのならば自分で作ろう』と思い、新規事業として『毎日みらい創造ラボ』を立ち上げました」と、“親子ワーケーション”を促進するための事業をスタートさせたと語りました。
◆子どもの“大切な場所”が増えていく
「子どもは『観光よりもワーケーションのほうがいい』と言っているんです」と話す今村さん。観光目的だとホテルに滞在し、地元の食事や観光を楽しむ体験はできるものの、どうしても行動範囲が狭まってしまうと語り、「ワーケーションだと地域の方がご飯を作ってくださったり、自分の孫のようにかわいがってくれたりして、(子どもが)“ふるさと体験”ができるんです。子どもにとっても全国に大切な場所、“ふるさと”が増えていく。だから子どもはワーケーションのほうがいいって言っていますね」と笑顔を見せます。
さらに今村さんは、ワーケーション先の地元住民との交流も魅力の1つだと語ります。「行った先に自分の子どもと同じくらいの年齢の子どもがいれば友だちになって、『またあの子に会いに行きたい!』という気持ちがリピートにつながります」と話す今村さんは、地元の子どもにとっての関係人口が増え、また、何かあった際に頼れる先が増えてリスクオフができるのがメリットだと解説しました。
◆親子ワーケーションで大切な5つのこと
今村さんによると、親子ワーケーションをする上で大切なことが5つあるそうです。
① ワーケーションの目的を明確にすること
今村:子連れでワーケーションをすると、どうしても仕事をする際に子どもに邪魔をされてしまいます。ワーケーションに行く前に、自分の仕事のためのワーケーションなのか、子どもの経験のためのワーケーションなのかを整理整頓して考えておきましょう。
② 子連れ旅に慣れておくこと
今村:お子さんが小さいうちは旅先で仕事をするのは大変なので、子連れでの旅行に慣れておくといいと思います。
③ 自宅以外のリモートワークに慣れておくこと
今村:コワーキングスペースや自宅以外の、第3の場所で仕事をすることに慣れておくといいです。
④ 子どもの協力も必要であること
今村:あらかじめお子さんに「ママやパパは旅行ではなく、お仕事をするために来ているんだよ」と話しておきましょう。
⑤ ワーケーションプログラムに能動的・自律的に参加すること
今村:旅行者気分、お客さん気分ではなく、地域の人と一緒に作っていこうという気持ちで参加すると、本人・ご家族も得るものが大きいと思います。
今村さんのお話を聞いたユージは、「お父さんお母さんだけでなく、子どもたちにもいい影響があるんですね。できる方は積極的にチャレンジしてみるのもいいですね!」とコメント。吉田も「親子ワーケーションってどうやるんだろう? と思っていましたが、イメージが湧きました!」と話しました。
親子でのワーケーションに興味を持った方は、全国各地のさまざまな親子ワーケーションに関する情報を発信している、今村さんが運営する
Facebookページ「親子ワーケーション部」をご確認ください。
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聴取期限 2022年12月29日(木)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/one/