スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
今回の放送では、自己主張の強さや文化の違いに戸惑うアメリカ在住の相談者に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの質問>
私はアメリカに住み、学校で看護師として働いています。日々多くの人と接する中で、現地で育った人の自己主張の強さや、ルールを守らない、汚しても片付けないといった面に嫌気が差すことがあります。
文化や歴史の違いは理解していますが、どうしても日本と比べてしまい、相手を気遣う日本人の細やかな国民性を再認識します。一方で、こちらの人は自分の心に正直に生きているようにも見えます。
スピリチュアル的に「自分の心に正直に生きる」のは良いことだと聞きますが、他人に迷惑をかけてまで貫くのは違う気がします。自分の心の声をどこまで優先していいのか、その目安や境界線はありますか? また、生まれた国や場所によって、魂の特徴やレベルの違いなどはあるのでしょうか。
<江原からの回答>
私もそう思います。どこの国に生まれるかには、ある程度「魂の目的」があるはずです。日本に生まれるということは、そうした細かな配慮を理解し、実践することを目的としているのでしょう。
一方で、海外がすべてダメなわけではありません。アメリカは、異なる国から来た人々が「戦って生き抜いてきた」歴史を持つ国です。だからこそ、相手を思う「大我(たいが)=見返りを求めない大きな愛」よりも、自分を守る「小我(しょうが)=自己中心的な心」が先立ってしまう傾向があります。
対して、日本の基本にあるのは「大我」です。相手を尊重し、重んじる姿勢が必ずあります。かつてのネイティブ・アメリカンにもその精神はありました。しかし現代のアメリカは、土地を切り拓き生き抜いてきた背景から、「言ったもん勝ち」「取ったもん勝ち」という習慣がどこかに残っています。だから、やりたいことはやるけれど、やりたくないことはやらない。自己主張が非常に強くなるのです。
みんなが困ってしまう状況でも、それを喜怒哀楽の中で乗り越えていくことで、全員が同じ方向を目指しているのだと思います。
もちろん、伝える際に余計な感情は必要ありません。ですが、言うべきことは言うべきです。例えば日本の温泉宿でも、ルールを重んじる外国の方もいれば、「金を払えばいいんだろ」という方もいます。そんな時は、ハッキリと「お帰りください」と言っていい。それは意欲ではなく「愛」なんです。教え、切磋琢磨することで、皆で良くしていくべきことですから。
また、海外の良さは「理詰め」が徹底されている点にあります。日本人は物事を曖昧にしがちですが、海外では「あなたがそれを貫いたら、社会はどうなると思う?」「トイレを汚せば、次はあなたが困る番になる」と、理論立てて伝えれば、ふてぶてしくても「分かった」と納得する強さがあります。
これらを理解した上で、ご自身がどう振る舞うかです。面倒であれば無理にする必要はありません。ですが、これだけは忘れないでください。「この国は大我の国です」。それだけは、いつまでも続けていきたい素晴らしいことなのです。
(左から)パートナーの奥迫協子、パーソナリティの江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「いつでも、どこでも、すべては“愛”なのです」
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子