TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、武藤敬司さんと神奈月さん。今年11月に還暦を迎える神奈月さんが掲げた新たな野望とは?
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(左から)武藤敬司さん、神奈月さん
◆神奈月「ブーイングされちゃうかも…」
神奈月:実は今年で還暦なんですよ。それで、海外でライブをやってみるのも面白いかなと思って。海外向けのネタはまだないですけど、(モノマネのレパートリーに)ドナルド・トランプ大統領やフレディ・マーキュリー、トム・クルーズもあって、そこにグレート・ムタ! 海外で(モノマネライブをするとしたら)どうですか?
武藤:いやぁ……。大谷(翔平)ぐらいがいいんじゃないの(笑)?
神奈月:大谷は恰好が似ないからなぁ(苦笑)。モノマネしてもブーイングされちゃうかもしれないです。
武藤:俺がアメリカに住んでいるとき、プロレスラーの仲間と付き合いでコメディ映画を観に行ったんですよ。そのときに思ったのは、英語がわからないのも事実なんだけど、日本人とアメリカ人で笑うタイミングが違うのよ。“ここが面白いの?”っていうところでゲラゲラ笑ったりするから、その感性がわかっていないと。
神奈月:なるほど。しかも、モノマネだから余計にどこで笑うのかわからないですよね。
武藤:だけど、俺がかんちゃん(神奈月)のモノマネが好きなところって、コピーじゃないじゃん。本人にちょっとした味付けをするみたいな。今のモノマネ芸人って“似ているかどうか”っていう点ではコンピューターのようにうまいよ。
神奈月:本人の声とモノマネ芸人の声を交互に聴かせても分かりづらい、みたいな。
武藤:そうそう。でも、あれだけだとAIには勝てねぇよな。
神奈月:AIがモノマネをしだしたらもう勝てないですね(笑)。ただAIがやらないのは、さっき武藤さんが言ったような“この人って、こんなことを言うんじゃないか”と想像を膨らませるというか、こちらが勝手に“この人はこういう人ですよ”とつくりあげることができるじゃないですか。
武藤:そうそう、それはプロレスも一緒で「あの技、本当に効いたぞ」とか、お客がイメージできたりすると共鳴したりするもんね。
神奈月:そうですね。例えば、プロレスのベルトを賭けて武藤さんと蝶野(正洋)さんがやるビッグマッチを観に行くときは「この試合、どうなると思う?」「こういう展開になると思うよ」って予想しながら会場に足を運ぶんですけど、誰も予想していなかったような展開になったときに興奮するんですよね。
武藤:そうですよね。
神奈月:それを裏切ってきたのが武藤さんだと思うんですよ。
武藤:いやぁ、(アントニオ)猪木さんはひどかったよ……。
神奈月:ひどかった(笑)?
武藤:猪木さんの裏切り方って、とことん落ち込ませるというか。だから、見ている人もアツくなって、客も興奮しちゃって火をつけてしまったり……昔はそこまでエスカレートしていましたよ。
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/