スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。人生に前向きになる力を与えてくれる“ことば”を大切にしている江原が、現代社会でさまざまな物事に直面している人たちに温かいメッセージを届けます。
今回の放送では、既婚の事実を隠されて交際し、“これから何をすればいいのか、わからない……”と悩む相談者からのメッセージを紹介。江原が“ことば”を届けました。
江原啓之
◆婚活中に「既婚男性」に騙された…
「35歳、会社員です。10年ほど婚活をしています。先日、ようやく真面目な男性と出会い、結婚を前提にお付き合いを始めました。『結婚は1年後?』『子どもをつくろう』『どこに住もう』……など、彼と話す未来に胸が膨らみました。
しかし、幸せだったのは束の間。付き合って数ヵ月経っても家に呼んでもらえないなど不審な点があり、調べたら既婚者だとわかりました。問い詰めると苦しい言い訳を並べ、音信不通になり、別れ話もなく終わりました。
その後、私は7kg痩せ、仕事中も涙があふれてきます。奥様のSNSも見てしまいました。子どもはいないようでしたが、きれいな部屋に愛情を感じる料理、彼との旅行写真などが投稿されており、幸せそうに見えました。彼は今までどんな気持ちで『1人だから夕食はポテトチップスでいいや』『家に帰って誰もいないのが淋しい』と言って、奥様と住む家に帰っていったのだろうと思います。
江原さん、出会ったのは偶然ではなく必然。ですよね? 結婚に焦って簡単に人を信用し、判断を見誤った自分の価値観を見直す学びでしょうか? それとも自分を騙していた相手を許す学びでしょうか? これから何をすればいいのかわからず、考え込んでいます。きちんと腹落ちをさせて次の人生に進みたいのに、私の学ぶ力が足りないようです。学びの具体的な方法をご教示いただけないでしょうか」
◆江原からの“ことば”
「申し訳ないけれど、あなたは35歳。甘いなと思います。こうやってメールを書いてきてくれているけれど、絶対に自分が悪いと思っていない。だから『自分自身の学びがわからない』と言ってしまうのでしょうね。
“不幸になる人”の3原則があります。“自己憐憫”“責任転嫁”“依存心”。このメールには、この3つが満ちている。あなたは“愛をクレクレ星人”だったのです。35歳だから、焦りもあったのだと思う。けれど、いざとなったら責任転嫁で“相手が悪い”。そして“どうしたらいいのか……”とご飯も食べられなくなる。涙も出ちゃう。こういうことではダメなんです。
未来に胸膨らむような話をしているのであれば、もっと現実的に“早く親に紹介して”などと早めに言うべきだった。あなたの気持ちもわかるけれど、“そんなはずない”“騙されていない”という気持ちは、本当にありませんでしたか? 本当になかったのであれば、人間として未成熟過ぎる。
私はよく『ケンカは先にしろ』と言うのですが、日本人の多くの人は、最初は“良い人”から始まって、なぜか減点法なんです。『加算法で生きなさい』といつも言っている。それなのに、なんで気付かないのでしょうか。がっかりです。学び直しですね。
その人と出会ったのは偶然ではなく、必然。波長の法則、類は友を呼ぶ。自分自身も人生の軸がぶれていたのでしょうね。“地に足がついていない者同士が結びついた”ということ。けれど、そのことに今、気が付いて良かった! “現実を見ていこう!”と切り替える。泣いている場合ではないのです。そんなヤツのために流す涙はもったいない! 気持ちを切り替えたら、明日出会えますよ! 頑張ってくださいね」
江原啓之 本日の格言
「人を愛することは素晴しいことです」
「忘れてはならない大切なことは、“利他愛”です」
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/