スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。10月15日(日)の放送では「スピリチュアルに関する相談」メッセージを紹介。江原が、さまざまなアドバイスをお届けしました。
江原啓之
<リスナーからの質問>
先日、某テレビ番組で「築100年以上の“青い洋館”」についてのドキュメンタリーを観ました。とある青色の古い洋館を見かけて心が震えたという漫画家さんが、その洋館が取り壊されると聞いて、その洋館を救うべく奔走するストーリーでした。その方は「自分はただ通りすがっただけ。この家が助けを求めていて、通りすがりの私たちがこの家のために働いた」というような趣旨のことを話されていました。
日本では、長い年月を経た物体には魂が宿り「付喪神(つくもがみ)」になるという民族信仰がありますが、この青い家もそうだったのでしょうか? 江原さんが経験したこと、この話から思うことなど、お聞かせくださればとても嬉しいです。
<江原からの回答>
江原:私も今は築90年の古民家に住んでいますから、そういった意味では気持ちはわかりますよ。私の場合も、自分で見つけたというより、いわゆるお告げでたどり着いたので。
長い年月を経た物に魂が宿るというのも、わかりますね。家にいると、この歴史のなかで悲喜こもごも、いろいろあったんだろうなと感じます。住んでいた方のことを何となく垣間見ると、余計にそれが伝わってきたりすることもあります。
でも、不思議なもので、この家に住むようになってから、元々の家主に縁のある方たちからいろいろな言葉を聞くんです。「あの人は後々こうなのよ」とか「この人のこと、知っている」とか言う方に出会うんです。
奥迫:それは“引き合っている”ということでしょうか?
江原:そうでしょうね。具体的なことを1つ挙げるとすれば、私が今の古民家に住み始めたという話をした流れで、「実はこういう人が最初に建てたんですよ」なんて話をしたら、美輪明宏さんが「私、その人知っているわよ」って(笑)。「あの人は、こういう人でね……」と語り始めて、「美輪さんって本当はいくつなんだろう?」って驚きましたよ。そのときに、“歴史があるものは残さなくちゃ”ということを感じました。
でも、頓着しないことは大事です。それだけの家でも、例えばそういう(価値を理解してくれる)人がいろいろと(保存のために)動いてくれたからいいですけれど、私だって自分が死んだあと、家を残していけるとは思わないです。そういった人が譲り受けてくれれば良いですけど。
奥迫:思いを引き継いでくれた人が受け継ぐのが一番いいですよね。
江原:でも難しい。維持・管理するのは大変なことなんですよ。だから今の家については、「私が死んだあとは取り壊されるんだろうな」「跡地には別の近代的な建物ができるんだろうな」と思います。そう思うと、1枚でも多く写真に残しておきたいな、なんて思ったりします。
江原啓之、奥迫協子
●江原啓之 今夜の格言
「“明るく、明るく”が幸せの道です」
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10月15日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年10月23日(月) AM 4:59
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/