スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
5月18日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
息子は今年の春から高校生になります。彼は、私の財布や入学お祝いのお金を盗み、好きな本や「一番くじ」(※コンビニエンスストアや書店、ホビーショップなどで販売しているオリジナルグッズが当たるハズレなしのキャラクターくじ)の購入に費やしたことがわかりました。小学生の頃から姉のお小遣いや私のカバンを漁ることがあり、そのときどきで対処したつもりでいました。
今回も、はじめは「盗んでいない」と嘘をついていましたが、詰めることで白状しました。前例がある彼を信じていたのが間違いでした。
江原さんは以前、(同様の相談に)「盗ませないようにしなさい」と教えてくださっていました。お金の置き場所がわからないようにできていなかった、私の甘さもありました。こんな息子を生んでしまったことを後悔しています。まったく信用ができない息子と、これからどのように接していったら良いでしょうか。
<江原からの回答>
「盗ませた」から、相手を盗人にしてしまったんですよ。「お金の置き場所がわからないようにできていなかった、私の甘さもありました」と、それを棚に上げて言えてしまうのだから、お母さんが悪いのではないでしょうか。息子さんもお母さんも、私から見れば似た者同士です。鏡合わせですよ。お母さんも自分に甘いから、息子さんも自分に甘くなってしまうのではないですか?
「こんな息子を生んでしまったことを後悔しています」だなんて大げさなことを言っていますけれど、誰だってお金は欲しいでしょう? 遊びたいでしょう? この春から高校生ということは、この間まで中学生だったわけですよね。そりゃ目の前にお金があったら、ちょいと失敬して「つい、欲しいものを買っちゃった」となりますよ。
うちの息子も、ゲームやりたさに家のお金を持って行ったことがありました。それで「お前、どういうことなんだ!」と、すごい勢いで責めたら、何と言ったと思います? 「欲望に負けました!」と言ったんです(笑)。だから、相談者さんの息子さんも、欲望に負けたんですよ。
だから、「どうしたら欲望に負けないのか?」ということを、親子で話し合ったほうが良いのではないでしょうか。そのためにはお母さんも、自分の甘さを克服しないと。お互いに、原因は「甘さ」ですよ。「お母さんもあなたと一緒に、甘さを克服しよう!」と言って、一緒に取り組めば良い。「こんな息子を生んでしまって後悔」だなんて、なぜ人のせいにするのでしょう? 葛藤すれば良いですよ。いっぱい葛藤してください。お互い様なのですから、互いにそれを克服するよう努めたほうがよろしいかと思います。
江原啓之、奥迫協子
●江原啓之 今夜の格言
「大切なのは心が繋がっていることです」
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5月18日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 5月26日(月)AM 4:59まで
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子