手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「井村屋えいようかん presents 防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。8月12日(土)の放送では、“高層マンションと防災備蓄”について取り上げました。
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9月1日で関東大震災発生から100年となるのを前に、8月は“防災備蓄の重要性”についてお伝えしています。今回は「高層マンションと防災備蓄」についてです。
東京都によると、都内にはタワーマンションと呼ばれる45メートル以上の高層建築物が約3千5百棟あると言われており、10年前に比べて43%も増えました。では、そのようなマンションに住んでいる方は、地震が発生した際にどう行動すべきでしょうか? 防災システム研究所所長で防災・危機管理アドバイザーの山村武彦さんは、このように解説します。
「安全が確認されていれば、避難所に行くよりもマンション(自宅)に留まったほうが、安心して過ごせてよく眠れると思います。在宅避難を選択する場合、数日間籠る分の準備が必要ですよね。そうすると、水・食料の備蓄は極めて重要です。農林水産省は、1週間以上の水・食料の備蓄を推奨しています。災害に備えるということは、大規模災害に備えるということ。“停電”“断水”のなかで暮らすための備蓄が必要になります」
なお、1981年6月以降の建物で新耐震基準を満たしているマンションは“在宅避難”を第一に考え、水や食料、簡易トイレは最低1週間分を用意しておきましょう。
東京都が発表している首都直下地震の被害想定では、復旧まで上水道は最大約17日、下水道は最大約21日かかると言われています。
また、高架水槽と呼ばれる給水を目的にした水槽を屋上に設置しているマンションもあるかと思いますが、停電になってしまうとポンプで水を汲み上げられなくなってしまうケースもあるので注意しましょう。
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8月12日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)聴取期限 2023年8月20日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:井村屋えいようかん presents 防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋