グランジ・遠山大輔、潮紗理菜がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:53)。10月25日(土)の放送は、櫻坂46、的野美青さんが登場! 全国ツアー「5th TOUR 2025 “Addiction”」の話や13枚目のシングル「Unhappy birthday構文」について伺いました。
(左から)潮紗理菜、的野美青さん、遠山大輔
◆センターは「勇気を分け与えてくれるから立てる場所」
潮:的野美青さんは福岡県出身で現在18歳。2022年におこなわれた櫻坂46の三期生オーディションに合格し、2023年1月に加入されました。2025年2月にリリースされた「UDAGAWA GENERATION」のカップリング曲「Nightmare症候群」で初センター。そして、2025年4月から8月まで全国5都市で全11公演をおこない、計26万人を動員した櫻坂46史上最大規模のツアー「5th TOUR 2025 “Addiction”」の期間中にリリースされた12枚目シングル「Make or Break」で、的野さんは表題曲初のセンターを務められました。
遠山:新たな曲がもう配信されているので、いわゆる「Make or Break」期というのは終わっていますが、改めてセンターを務めたこの数ヵ月はいかがでした?
的野:個人的に(センターを)重大すぎるものとして捉えていたので、「もっと緊張するだろうな」「もっと重圧がすごいのかな」と思っていたんですけど、いざ始まってみると、いい意味でいつも通りというか、周りの皆さんのおかげで重く捉えないでいられたので、本当に心から楽しく終えることができました。
遠山:「5th TOUR 2025 “Addiction”」の東京ドーム公演と京セラドーム大阪公演で「Make or Break」を披露して、もちろんセンターに立つわけじゃないですか。そのときの心境は覚えていますか?
的野:もちろん覚えています! ドームだから“いつも以上に緊張するだろうな”と思っていたんですけど、会場にいるのは櫻坂46が大好きで来てくださっている方たちだから、「この曲を思い切って届けよう!」という気持ちが大きかったですし、不安よりも安心感のほうが大きかったです。しかも、披露しているときにサイリウムがずっと私のカラーで……泣いちゃいましたね。
潮:あったかい!
遠山:僕、そのときの的野さんのブログを見させてもらったんですけど、その文章が本当に素晴らしいなと思って。それまで、センターは「勇気がある人だから立てる場所」と思っていたんですよね?
的野:そう見えていました。
遠山:実際に立ってみて、どう思われたのですか?
的野:「周りが勇気を分け与えてくれるから立てる場所」だと思いました。
遠山:これ! 本当に今の櫻坂46の良さがめっちゃ詰まっている文章だなって。
的野:櫻坂46は強すぎる人間の集まりでは決してないので、やっぱり、みんなから(勇気を)分け与えてもらって立てるんだなって、すごく思いました。
的野美青さん
◆新曲「Unhappy birthday構文」に込められたメッセージ
遠山:櫻坂46は13枚目のシングルとして、「Unhappy birthday構文」が既に配信リリースしており、盤(CD)としては10月29日(水)にリリースされます。おめでとうございます!
的野:ありがとうございます!
遠山:この曲について、見ている限り(聴いた方々の)反響がめちゃめちゃすごいですよ!
的野:そうなんですか!?
遠山:いろいろな意見が飛び交っていて、まずそれが素晴らしいなと思って。的野さんが「Unhappy birthday構文」を初めて聴いたときは、どんなことが浮かびましたか?
的野:「人間らしいな」と思いましたが、違和感もありました。(誕生日って)祝福だから明るいイメージがあって、そこに“Unhappy(不幸せ)”という言葉が並べられると、矛盾というか“感情の揺れ”みたいなものを感じて、それがすごく印象的でした。
遠山:自分の人生でも、小さいときは(誕生日を迎えると)うれしかったし、今も基本うれしいし、誰かの誕生日も祝いたいなという気持ちがあるから、この曲の大部分で歌われていることは自分の経験になかったなと。
的野:私も「自分にはない感情だな」と思いました。
遠山:だけど、こういうふうに思っている人も世の中にいるはずで、そこに(焦点を)向けることが、俺は素晴らしいことだなと思いましたし、「櫻坂46にはそういうグループであって欲しいな」という思いもあって。
的野:誕生日に限らずですけど、この曲みたいに人間って誰しも心がささくれているときにきれいな言葉を言われても入ってこないと思うんですけど、そういう経験がある方にぜひ届いてほしいですし、大半の方が経験したことのない感情だとしても、そこにいる1人の方に向けて「手を差し伸べたいな」と思いながら表現するのが櫻坂46だと思っているので、それを感じていただいてすごくうれしいです。
遠山:あと、この曲は「絶対に最後まで聴かないとだめだな」って思わされて、これも今の時代に対してのメッセージになっていて、すごくいいなと思いました。
的野:そうですね。この主人公からしたら「すがりつくほどの世の中じゃない」というのは分かっていたとしても、「そこにちょっと希望が灯されているからこそ、あがいてみる」みたいな表現が、最後まで聴くと分かると思うので、そこにも注目して聴いていただけたらなと思います。
次回11月1日(土)の放送は、愛媛県・エミフルMASAKIスタジオから公開生放送! ゲストには、A.B.C-Z・五関晃一(ごせき・こういち)さんを迎えてお届けします。
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<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:53
パーソナリティ:遠山大輔(グランジ)、潮紗理菜